吉祥寺JazzSyndicate

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piano

【Disc Review】“The New Tradition” (2013) Adam Baldych

“The New Tradition” (2013) Adam Baldych

Adam Baldych (violin) Yaron Herman (piano)

The New Tradition
Adam Baldych & Yaron Her
Imports
2014-06-10


 ポーランドのバイオリニストAdam BaldychとイスラエルのピアニストYaron HermanのDuo作品、ドイツのACTレーベルから。
 静謐と激情が交錯する時間。
 クラシックの色合いが強いヨーロピアンなテイストのピアノに、こちらもクラシックがベースなのだろうけども、地中~中近東の香り、ヨーロピアントラディショナルな香りも強いバイオリン。
 強い哀愁が漂うメロディと少し沈んだ空気感、強い緊張感は、このレーベルの雄、Lars DanielssonLeszek Mozdzerの諸作を想い起こします。
 それらと同様に、美しく冷たく硬質なピアノを背景にした、太い音の激情バイオリン。
 あくまでメロディアスなフレーズを紡いでいき、徐々に高揚しつつピークに達するスタイル。
 たった二人の決して大きな音ではない演奏ながら、とてもドラマチック。
 終始哀し気で少々深刻系の空気感はポーランドジャズの人の色合い。
 とてもハイテンションで躍動感が強い音、それでいて静かで美しい、現代バイオリンジャズの一作。




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【Disc Review】“Lucent Waters” (2018) Florian Weber

“Lucent Waters” (2018) Florian Weber

Florian Weber (piano)
Linda May Han Oh (double bass) Nasheet Waits (drums)
Ralph Alessi (trumpet)

LUCENT WATERS
FLORIAN WEBER
ECM
2018-10-26


 ドイツのピアニストFlorian Weberのトランペット入りカルテット、ECMでの初リーダー作。
 “Alba” (2015) Markus Stockhausenでとても静かで穏やかな演奏していた人。
 サポートはアメリカンRalph Alessi、そのバンドのドラマーNasheet WaitsのECM御用達の人たちに、知る人ぞ知る強烈なアジア系女性ベーシストLinda Oh。
 “Alba” (2015)とは面持ちを変えて、自由に激しく動きつつも、少し線が細めの繊細な音。
 静かなフリービート時間が中心。
 美しい音で美しいメロディを奏でるピアノ、それに寄り添いときおり強烈な推進力のベース、自由にアクセントをつけていくドラム。
 夢と現実を行き来するような時間。
 数曲で加わる覚醒を促すような鋭いトランペット、ときおりの激しいビート。
 が、テンポと音量が下がると、また夢の中・・・
 ”水”をテーマにした楽曲を集めたようで、確かにそんな演奏が続きます。
 1970年代ECMとは全く違う質感、21世紀型ECMの穏やかで優しい、繊細な音。
 美しさと妖しさはそのまま。
 とてもわかりやすいのですが、メロディが甘すぎたりセンチメンタルに過ぎたりしない、クールな色合いなのも現代的なのでしょう。
 静かなヨーロピアンコンテンポラリージャズ、その21世紀型ECMな音、これまた白日夢系。




posted by H.A.


【Disc Review】“La Fenice” (2006) Keith Jarrett

“La Fenice” (2006) Keith Jarrett

Keith Jarrett (piano)

LA FENICE
KEITH JARRETT
ECM
2018-11-02

 Keith Jarrett、ソロピアノコンサートの未発表音源。
 2006年、公式ソロアルバムでは“The Carnegie Hall Concert” (Sep.2005), “Testament” (Oct.2008)の間、“Jasmine”, “Last Dance” (2007)の少し前、場所はイタリア、ベニス。
 イタリアといえば壮絶な”La Scala” (Feb.1995)を想い起こしますが、本作はその色合いと、前掲の21世紀に入ってからの短めの演奏で構成するスタイルが入り混じります。
 冒頭、十七分を超えるPart I、三分半のPart IIは激しく、徘徊するような現代音楽的な演奏、そしてとまどうように間を開けた観客の拍手。
 続くフォークロックなPart III、ゆったりとした美しいメロディのPart IV、強い躍動感、少しズレたようなジャズPart Vで前半は幕を閉じます。
 後半の冒頭Part VI、クラシックなスタートから桃源郷のように変化していく音の流れは、あの凄まじい”La Scala” (Feb.1995)になるか?と期待させつつも、十分を超える演奏は静かに不思議に終わります。
 続いて美しく懐かし気なクラシック曲”The Sun Whose Rays”、クラシックとジャズとフォークロックを混ぜ合わせたようなPart VII、ミディアムテンポのブルースPart VIII、締め?あるいはアンコール1は穏やかにメロディを置いていくスタイル、“The Melody At Night, With You” (1998)にも収録されていた”My Wild Irish Rose”。
 そしてアンコール2?は突っ走る”Stella By Starlight”、さらに最後は”Belonging” (Apl.1974)収録の”Blossam”。
 いろいろな展開はあるものの、やはり一番近い演奏は“The Carnegie Hall Concert” (Sep.2005)あたり、21世紀型Keith Jarrettのスタイルなのでしょう。
 ときおり顔を出す1970年代のような疾走、そして最後の最後に静かに置かれていくあの”Blossam”メロディ、それだけで涙ちょちょ切れてしまうのは懐古趣味なのでしょうか?
 いずれにしても発表済みの同時期の諸作に劣らない好演、その貴重な記録。 




〇:ソロピアノ
 (1967)   “Life Between the Exit Signs”
 (1968)   “Restoration Ruin”
 (1968)   “Somewhere Before”
 (1970)   “Gary Burton & Keith Jarret”
 (1971)   “Ruta and Daitya”
 (1971)   “El Juicio (The Judgement)”
 (1971)   “Birth”
 (1971)   “The Mourning of a Star"
〇(Nov.1971) "Facing You"
 (Apl.1972) "Expectations"
 (Jun.1972) "Hamburg '72
 (Nov.1972)   “Conception Vessel”    Paul Motian
 (Feb.1973) "Fort Yawuh"
 (Feb.1973) "In the Light"
〇(Mar.Jul.1973) ”Solo Concerts:Bremen/Lausanne” 
 (Feb.1974) “Treasure Island” 
 (Apl.1974) Belonging” 
 (Apl.1974) “Luminessence” 
 (Oct.1974) Death and the Flower” ,“Back Hand” 
〇(Jan.1975) The Köln Concert” 
 (Feb.13.1975) “Solo Performance, New York ‘75” 
 (Jun.1975) "Gnu High"   Kenny Wheeler 
 (Oct.1975) Arbour Zena” 
 (Dec.1975) Mysteries” 
 (???.1975) Shades” 
 (Mar.1976) Closeness”  Charlie Haden
 (Apl.1976) The Survivor's Suite” 
〇(May.1976) Staircase” 
 (May.1976) Eyes of the Heart” 
 (???.1976) “Hymns/Spheres” 
 (Oct.1976) Byablue”、“Bop-Be” 
〇(Nov.1976) Sun Bear Concerts” 
 (Jun.1977) “Ritual” 
 (Feb.1977) Tales Of Another” Gary Peacock 
 (Oct.-Nov.1977) “My Song"    
 (Apl,16-17.1979) “Sleeper”, “Personal Mountains” 
 (May,1979) Nude Ants:Live At The Village Vanguard
 (1979,1980) "Invocations/The Moth and the Flame"
 (Mar.1980) "G.I. Gurdjieff: Sacred Hymns", "The Celestial Hawk"

〇(May.1981) ”Concerts:Bregenz” 
〇(Jun.1981) ”Concerts:Munchen
 (Jan.1983) Standards, Vol. 1”、“Standards, Vol. 2” 、“Changes
 (May-Jul.1985) "Spirits"
 (Jul.1985) "Standards Live"
 (Jul.1986) "Still Live", "Book of Ways", "No End"
〇(Apl.1987) "Dark Intervals"
 (Oct.1987) Changeless” 
〇(Oct.1988) Paris Concert
 (Oct.1989) ”Standards in Norway” 
 (Oct.1989) “Tribute”
 (Apl.1990) “The Cure”
〇(Sep.1991) “Vienna Concert
 (Oct.1991) “Bye Bye Blackbird”
 (Sep.1992) “At the Deer Head Inn”
 (Mar.1993) “Bridge of Light”
 (Jun.1994) “At the Blue Note”
〇(Feb.1995) “La Scala
 (Mar.1996) “Tokyo '96”
〇(Oct.1996) “A Multitude of Angels” 

〇(1998)   “The Melody At Night, With You” 
 (1998)   "After the Fall"
 (Jul.1999) “Whisper Not”
 (Jul.2000) “Inside Out” 
 (Apl.2001) “Always Let Me Go”
 (Jul.2001) “My Foolish Heart”
 (Jul.2001) “The Out-of-Towners”
 (Apl.2001) “Yesterdays”
 (Jul.2002) “Up for It”
〇(Oct.2002) “Radiance
〇(2006)          “La Fenice
〇(Sep.2005) “The Carnegie Hall Concert
 (2007)   ”Jasmine”, “Last Dance
〇(Oct.2008) “Testament
 (May.2009) “Somewhere”
〇(Apl.2011) “Rio
〇(2014)   “Creation

posted by H.A.

【Disc Review】“The Other Side” (2018) Tord Gustavsen Trio

“The Other Side” (2018) Tord Gustavsen Trio

Tord Gustavsen (piano, electronics)
Sigurd Hole (bass) Jarle Vespestad (drums)

The Other Side
Tord Gustavsen Trio
Ecm
2018-08-31


 ノルウェーのピアニストTord Gustavsenのトリオ作品。
 サックス、ボーカルが入った作品が続いていましたが、オーソドックスなトリオ+ほんの少しの電子音。
 一時期の攻撃的なビートとハイテンションな演奏は抑えられ、あの静かで沈痛な寂寥の世界。
 哀愁漂う音をゆったりと置いていくピアノ。
 オリジナル曲に加えて、J.S.Bach他のクラシック曲、伝統曲が半分ほど。
 どこまでも沈んでいくような空気感はそのままですが、前作“What was said” (2015)ほど沈痛ではありません。
 また、例の歌謡曲的な強烈な美メロやキッチリした8ビートがひたすら続く感じではありません。
 淡い色合いのメロディと自由度の高いビート感。
 ECMのお約束、ルバートでのスローバラードなども交えつつの浮遊感、淡くて自由な感じ、それをJ.S.Bachなどのクラシック曲でやってみよう・・・ってな感じが新機軸なのかもしれません。
 いつものしんみりとした空気感の中で、意外な方向に漂っていく音の動き。
 あるいは、淡く茫洋とした空気の中から突然現れる、いつもの沈痛なまでも美しいメロディ。
 深刻さはほどほど、とても落ち着いていて優しい音、懐かしい音なので、疲れた日の気持ちの清涼剤としてちょうどいいのかな?
 しんみりとしつつもそのまま心地よく寝れそうですねえ。
 そんなピアノトリオ。




posted by H.A.



【Disc Review】“Live” (2016) Marcin Wasilewski Trio

“Live” (2016) Marcin Wasilewski Trio 

Marcin Wasilewski (piano) 
Slawomir Kurkiewicz (bass) Michal Miskiewicz (drums)

Live
Marcin Wasilewski Trio
Ecm
2018-09-14


 ポーランドのピアニストMarcin Wasilewski、レギュラートリオでのライブ録音。
 最近作“Spark of Life” (2014)の楽曲中心。
 ステージはそのタイトル曲、ルバートでの漂うようなスローバラードから始まります。
 そこを抜け、ビートが定まると一気にヒートアップ。
 Stingナンバー”Message In A Bottle”から、代表的なオリジナル曲を経て、締めのHerbie Hancockのファンク”Actual Proof”まで、突っ走り、転げまわるバンド。
 スタジオ録音諸作に比べて躍動感が強くハイテンション。
 それでいてうるさくない音。
 しなやかなビートと、柔らかで軽快、少し後ろに引いた感じの丸い音、徹底的に動きまくっているんだけどもなぜか上品なピアノ。
 各曲長尺でぶっ飛んだ演奏が、なぜかクールな質感。
 さらに強い浮遊感、あくまで明るい空気感、そこはかとなく漂う郷愁感。
 そんな感じがいかにも現代のジャズ。
 一聴普通のピアノトリオジャズのようで、柔らかな特別な音。
 “Soul of Things” (2001) Tomasz StankoでBobo Stensonから交代し、沈痛さを緩和し、バンドの音を明るく柔らかくした人。
 発表の形態からして、おそらく上記、あるいは”Trio” (2004) 以降、ECMレコードでの十数年の集大成なのでしょう。
 さて次はどんな感じになるのやら・・・?



posted by H.A.


【Disc Review】“Cantando a Elsy” (2018) Nora Sarmoria

“Cantando a Elsy” (2018) Nora Sarmoria

Nora Sarmoria (Piano, Voice, etc.)
Facundo Ferreira (Percussion) Patricio Bottcher (Winds) 
Mati Mormandi (Piano, Voice) Alisa Kaufman (Guitar, Voice) Catalina Sarmoria (Voice) Verónica Parodi (Poem, Voice)



 現代フォルクローレのピアニスト&ボーカリストNora Sarmoria、アルゼンチンの児童文学作家 Elsa Bornemannの詩を楽曲化した作品集。
 この期に多い子供向けの企画、確かにそんな感じの楽曲もあったり、娘さんも参加されたりしているようですが、全体的にはちょっとハードで大人な感じ。
 例によってピアノの弾き語りに、ときおりのパーカッションと管、弦の編成。
 跳びはねるピアノに演劇めいた歌。
 楽曲ごとにゲストボーカリストを迎えて、賑やかだったり、少し哀しげだったり。
 これまでの素直なファンクジャズや少し変わった電子音よりも、メロディや展開そのものがひねった感じ、演劇性が強くなっているかもしれません。
 インタールド的な短い演奏を含めて全20曲。
 あれよあれよと、めまぐるしく景色は変わっていきます。
 いずれにしても、元気で明るくて楽し気で、ほんの少しアバンギャルドで不思議な音。
 現代フォルクローレでもない、南米ファンクジャズでもない、独自の世界が出来上がっているんだろうなあ、と思います。




posted by H.A.




【Disc Review】“Tres Libbros” (2016) Nora Sarmoria

“Tres Libbros” (2016) Nora Sarmoria

Nora Sarmoria (piano, voice, percussion, accordion, keyboards)
Facundo Ferreira (percussion) Damián Verdún (charango)
Teresa Parodi, Chiqui Ledesma, Marina Santillán, Catalina Ward Sarmoria (voice)



 アルゼンチンのピアニスト&ボーカリストNora Sarmoriaの現代フォルクローレ、あるいはアルゼンチンポップス。
 ピアノの弾き語りにパーカッションやアコーディオンその他が加わるシンプルな編成。
 副題が「0から100までの少女のための歌」、1分~3分の短い楽曲全20曲。
 序盤は子供のコーラスを含めて、“おかあさんといっしょ”の世界。
 これはちょっと・・・と思いつつ、徐々に対象年齢が上がっていく構成なのでしょうか?、中盤からはちょっと哀感が強いバラードなども交えながら、一曲ごとに表情が変わる、さながらおもちゃ箱をひっくり返したような音。
 ハードなファンクジャズの色合いは少な目ですが、メロディアスなボーカル曲が中心。
 コミカルなようで極めて上質な南米ジャズフュージョンに、現代フォルクローレな郷愁感もたっぷり。
 のどかで平和、明るくて前向き。
 こんな感じが女性には受けるのかな?




posted by H.A.


【Disc Review】“Silencion Intenso” (2013) Nora Sarmoria

“Silencion Intenso” (2013) Nora Sarmoria

Nora Sarmoria (piano, voice, etc.) 
and others

 現代フォルクローレ、あるいはコンテンポラリージャズのピアニスト&ボーカリストNora Sarmoriaのファンクジャズフュージョン&ポップス。
 ピアノの弾き語りに楽曲によって管楽器、アコーディオンなどが加わる編成。
 いつものハイテンションな南米ファンクジャズ。
 硬質な音であちこちに動きまくるピアノに、裏表を交えた変幻自在のヴォイス。
 Herbie Hancock、Chick Coreaあたりの影響が強いのかな、と思っていましたが、ピキピキパキパキとした感じはEgberto Gismontiっぽくもあるし、Thelonius Monkの色合いもあるし、それでいてなぜか柔らかな質感はHermeto Pascoal な感じもするし・・・。
 難解さは皆無なのに、不思議感たっぷりな感じは他にはいないタイプでしょう。
 図らずも体が揺れるビートに、どこまでも続いていきそうなインプロビゼーション。
 ポップな感じながらも複雑なメロディに、これまた複雑怪奇なユニゾン、スコーンと決まるブレーク・・・・
 さらに演劇的な仕掛けも交えつつの、コミカルなようで硬派なファンクミュージック。
 いつもながらにキャッチーな楽曲揃い、これまた名作。




posted by H.A.


【Disc Review】”Bichos Y Malezas” (2004) Nora Sarmoria, Marcos Cabezas

”Bichos Y Malezas” (2004) Nora Sarmoria, Marcos Cabezas

Nora Sarmoria (piano, electric piano, accordion, voice) Marcos Cabezas (marimba, vibraphone, voice)

 アルゼンチンのピアニスト&SSWとマリンバ奏者のDuo作品。
 ファンクジャズなNora Sarmoriaと“Libre De Consenso” (2002)にも参加していたMarcos Cabezas、二人のだけのシンプルな編成。
 インスツルメンタル曲が中心、ボーカル曲は数曲ですが、いつも通りのノリノリのジャズファンクピアノ。
 それに陰影を付けるのが全編で鳴り響くマリンバの音。
 いつものファンクジャズがベースではあるものの、少し明度が落ちたダークな空気感。
 冒頭二曲はハイテンションなジャズファンク、ボーカル入り。
 変幻自在なマジカルヴォイスとピアノとマリンバの激しいチェイスが映えるメカニカル曲。
 たった二人の演奏ながら、息をつく暇がない凄まじい演奏。
 以降、ボーカル曲は数曲で、インスツルメンタル中心のジャズファンクが並びます。
 ハイテンションの連続かと思えば、すっとぼけ系でコミカルな感じ、漂うような幻想的なバラード、・・・、ってな感じでいろんなイメージの楽曲が交錯します。
 ボーカル曲が少ない分、ジャズな空気感も強くてマニアックな成分が十二分。
 ときおり登場するエレピとビブラフォンがこれまたクール。
 そんなこんなで少し色合いの違ったNora Sarmoria作品。
 ん?ここまでも十分にマニアックだったかな?
 とにもかくにも、とてもカッコいいアルゼンチン・コンテポラリー・ファンク・ジャズ。




posted by H.A.


【Disc Review】“Libre De Consenso” (2002) Nora Sarmoria

“Libre De Consenso” (2002) Nora Sarmoria

Nora Sarmoria (piano, vocals)
Quique Sinesi (guitar) Facundo Ferreira (percussion) Marcos Cabezaz (vibraphone) Martín Pantyrer (winds)

 
Libre De Consenso SARMORIA NORA 2014-02-11

 アルゼンチンのピアニストNora Sarmoriaのコンテンポラリージャズ。
 コンボというよりもピアノの弾き語りをベースに、ギター、管楽器、パーカッションなどが彩りを付ける構成。
 ピキピキパキパキしたハイテンションなピアノに変幻自在のヴォイス。
 いつもベースレスなのは制約を嫌っているんでしょうかね。
 フリーになる場面はないのですが、自由奔放に跳びはねまくるファンクなピアノ。
 Quique Sinesiのギターとのハイテンションなバトルで幕を開け、幻想的でしっとりとした哀愁曲あり、ゴリゴリファンク、あるいはジャジーなソロピアノあり、妖しいバリトンサック入りのラテンジャズあり、クールなヴィブラフォン入りあり、フォーキーな演奏あり・・・
 各曲がそれぞれ別の表情な演奏、変幻自在。
 ピアノ自体も変幻自在であることも加えて猥雑な感じもあるのですが、なぜか一貫した統一感があります。
 これでもかこれでもかと畳み込んでくる彼女独特のファンクネスとポップネスが溢れる音。
 こりゃカッコいいや。




posted by H.A.


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