吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

piano

【Disc Review】“On the Edge of a Perfect Moment” (2005) Rita Marcotulli, Andy Sheppard

“On the Edge of a Perfect Moment” (2005) Rita Marcotulli, Andy Sheppard

Rita Marcotulli (Piano) Andy Sheppard (Saxophone)

 イタリア人女性ピアニストRita Marcotulliとイギリス人サックス奏者Andy Sheppard、両大御所のDuo作品。
 どちらもヨーロッパのコンテンポラリージャズの人。
 不思議感たっぷりの音楽の中でオーソドックにジャズ演奏しているイメージが共通しているような感じでしょうか。
 本作も不思議なようなオーソドックスなような、不思議な音。
 淡いメロディのオリジナル曲と静かな演奏。
 Rita Marcotulliはあの疾走を封印し穏やかな音、Andy Sheppardはいつものスムースな音。
 ときおりフリーな場面を挟みつつ、どことなく遊んでいるような、どことなくクラシカルで上品な感じもこの二人のイメージ通り。
 今にも止まりそうなスローバラード、“Les Mains d'Alice”、“On the Edge of a Perfect Moment”がとても悲しくて美しい。
 さらに、そんなオリジナル曲の中にさり気なく挟まれたPink Floyd ”The Dark Side of the Moon” (1973)の“Us And Them”。
 Ritaさんが他でも取り上げていたように思うので、よほど好きなのでしょう。
 確かにどことなく似た空気感のようにも思います。
 そんな不思議なジャズ。




posted by H.A.


【Disc Review】“La Notte” (2010) Ketil Bjørnstad

“La Notte” (2010) Ketil Bjørnstad

Ketil Bjørnstad (piano)
Eivind Aarset (guitars, electronics) Arild Andersen (bass) Marilyn Mazur (drums, percussion) Anja Lechner (cello) Andy Sheppard (tenor, soprano sax)

La Notte
Ketil Bjornstad
Ecm Records
2013-06-11


 ノルウェーのピアニストKetil Bjørnstadのライブ録音。
 リーダーはクラシック色が強い人、メンバーはいろんな世代のECMオールスターズ。
 チェロのAnja Lechnerのイメージが合いますが、他は少し前に“Movements in Colour” (2008)を制作したゴリゴリのジャズの人に音響系の先端ギタリストといったメンバー。
 なんだかミスマッチな感じもするのですが、予想に違わず、チェロとピアノが前面にでたクラシック色と、Andy Sheppardのサックスが前面に出るジャズ色が交錯するステージ。
 “夜”?と題された組曲、全8編。
 例の跳ねないビートと沈痛で深刻なメロディ、チェロとピアノのDuoでのクラシカルな雰囲気からスタート。
 ベースが入るとジャズなサックスにズルズルギターの激しい系コンテンポラリージャズに、妖しくフリーなパーカッション。
 硬、軟、ジャズ、クラシックを織り交ぜつつ、メンバーの色合いそのままがフュージョンするアンサンブル。
 妖し気な音響系ギターがさり気ない背景を作りつつのチェロとクラシカルなピアノの絡み合い、あるいは激烈Arild Andersenと優雅なAnja Lechnerの低音Duo、なんて他ではなかなか聞けないのでしょう。
 全編わかりやすくてキャッチ―なメロディ、さまざまなシーンを織り込んだ映画のようにドラマチックな構成。
 哀し気ですが、他の諸作よりも沈痛は低め、どこかあっけらかんとした、優しい色合い。
 最後のルバートでのスローバラードも、妖しく幻想的ながら前向きなメジャーコード締め。
 この人の作品にしては深刻度低め、ジャズ度強めのクラシカルコンテポラリージャズ。
 気難しくなくていいなあ・・・




posted by H.A.


【Disc Review】“Tanguera” (2017) Diego Schissi Quinteto

“Tanguera” (2017) Diego Schissi Quinteto

Diego Schissi (piano)
Guillermo Rubino (violin) Santiago Segret (bandoneon, voice) Ismael Grossman (guitar) Juan Pablo Navarro (contrabass)
Lidia Borda, Nadia Larcher, Micaela Vita (voice)

Tanguera
Club del Disco
2018-06-01


 現代タンゴのDiego Schissi、“Timba” (2016)に続く最新作、ライブ録音。
 本作は不動のバンドメンバーに何曲かにボーカリスト。
 少し面持ちが異なるのがオリジナル曲ではなく、タンゴクラシックのアーティストMariano Moresの楽曲に絞って取り上げていること。
 あの硬質で不思議なピアノの短いイントロを過ぎると、いかにもなボーカルも含めて、タンゴなイメージそのままのハイテンションな情熱系の序盤。
 この人のバンドらしく不思議感はたっぷりですが、強いビートに沈痛で哀し気なメロディ、激しくアップダウンする音の動き。
 前半はそんなハイテンションな演奏が続きます。
 中盤からギターとバンドネオンの優しいDuo、ピアノとバイオリンの優雅なDuoなどをを間に挿みつつ、徐々に優雅で優しい表情の場面が増えてきます。
 終盤は前向きな印象、ドラマチックなバラードに、少々コミカルな演奏でクールダウン。
 さらに締めはピアノSoloでのとてもメロディアスなバラード、ほっとするようなエンディング。
 キツめの音から穏やかな音へのグラデーション。
 次々と景色と空気感が変わっていくような構成は、ハッピーエンドなサスペンス映画を見たような感覚。
 これが現代、あるいは伝統的なタンゴの時代からのステージ構成の王道なのかな?
 ドラマチックです。



posted by H.A.


【Disc Review】“Timba” (2016) Diego Schissi Quinteto

“Timba” (2016) Diego Schissi Quinteto

Diego Schissi (piano)
Guillermo Rubino (violin) Santiago Segret (bandoneon) Ismael Grossman (guitar) Juan Pablo Navarro (contrabass)

Timba
Club del Disco
2016-06-27


 現代タンゴのDiego Schissi、2016年作品。
 “Tongos” (2010)と変わらないメンバー。
 “tipas y tipos–en vivo en café vinilo” (2012), “Hermanos” (2013)は他のメンバーが加わっていましたが、Diego Schissiバンドは不動のメンバーのキンテート。
 本作はフォルクローレ風味は抑え気味、現代音楽~クラシック色が強めのバランスの複雑で不思議なタンゴ。
 重苦しい弦の響きから始まる複雑なアンサンブル。
 先の読めない変幻自在な展開。
 クラシカルなタンゴの香りの目まぐるしい楽器の絡み合い。
 “Tongos” (2010)、“tipas y tipos–en vivo en café vinilo” (2012), “Hermanos” (2013)あたりで感じられたフォルクローレな色合い、優しく感じられた質感が薄まり、デビュー作“Tren” (2008)の強さ、高い緊張感に戻ったようにも感じます。
 さらに少々ダークな色合い。
 ピアノが前面に出る場面は少なくなり、終盤の何曲かに限られています。
 アンサンブル中心、少人数で静かな場面でも前面に立つのはバイオリン、バンドネオン、ギターが中心。
 結果としては、コンテンポラリージャズの色合いも薄くなっているようにも感じます。
 共通するのは繊細さ。
 前半の激しく沈痛な面持ちの絡み合いから、終盤に収められたピアノを中心とした静かな数曲にほっとしつつも、最後は妖し気なボイスと叫び声、SEを絡めた不穏な空気感の中で幕・・・
 そのタイトルの英訳は“Dead talking”・・・なるほど・・・




posted by H.A.


【Disc Review】“Tangofied” (2012) Torben Westergaard, Diego Schissi

“Tangofied” (2012) Torben Westergaard, Diego Schissi

Torben Westergaard (bass) Diego Schissi (piano) 
Guillermo Rubino (violin) Paula Pomeraniec (cello) Santiago Segret (bandoneón) Ismael Grossman (acoustic guitar)

 デンマークのベーシストTorben WestergaardとアルゼンチンのピアニストDiego Schissi双頭リーダーバンドの現代タンゴ。
 Astor Piazzollaキンテートと同様の編成+チェロ。
 Astor Piazzollaの色合いが強く感じられますが、もう少し軽めで不思議感たっぷり。
 硬めのビート感に硬質なピアノ、とても哀し気な音色のバイオリンに、漂うバンドネオン、クールなギター、それらに重厚な背景を作りカウンターを当てるチェロ、そして不思議なエレキベース。
 計算されたアンサンブル、各人が代わる代わる前面に立ち、うねりを作りながら次々と変化していく背景のアンサンブルはいかにもタンゴですが、そんな中でエレキベースがファンクに跳ねる感じ。
 ピアノを中心とした全体のパキパキ感とベースの不思議な跳ね具合、さらに他の楽器の浮遊感の組み合わせがなんとも新しい感じ。
 リーダー陣のピアノとベースが後ろに下がる時間は強い浮遊感、とても優雅でクラシカルなムード。
 二人が戻るとピキピキパキパキしながら跳ねる感じの不思議な空気感。
 少々硬めの質感ながら、インプロビゼーションの場面では疾走系のジャズになるDiego Schissiのピアノがとてもいい感じ。
 一聴バラバラな感じが、なぜか自然に収まっていく感じがこれまた不思議。
 楽曲はAstor Piazzolla風もふんだんに取り入れた、哀愁、郷愁たっぷり、ドラマチックな構成。
 が、彼ほどの深刻感、沈痛感はなく、甘からず辛からず、そして曖昧過ぎない淡い色合いが中心。
 さらにどこかすっとぼけたような明るさがある不思議なテイスト。
 ベタつかないクールで乾いた質感もいかにも現代の音、そんなタンゴ。
 とても不思議な感じですが、とても素敵だと思います。




posted by H.A.


【Disc Review】“Tren” (2008) Diego Schissi Double Cuarteto

“Tren” (2008) Diego Schissi Double Cuarteto

Diego Schissi (piano)
Juan Pablo Navarro (contrabass) Ismael Grossman (guitar) Mario Gusso (percussión)
Guillermo Rubino, Herman Ringer (violin) Ricardo Bugallo (viola) Paula Pomeraniec (cello)

Tren
Diego Schissi
Epsa Music
2015-12-27


 現代タンゴのピアニストDiego Schissi、これがデビュー作でしょうか?
 全体の印象は、硬質なピアノを中心としたビート感固め、現代音楽~クラシック色が強いタンゴなのですが、さらにコンテンポラリージャズが複雑にフュージョンするような、いろんな要素が混ざり合う現代のタンゴ。
 ピアノトリオにギターのカルテットに、ストリングスカルテットのアンサンブル、本作ではバンドネオンは無し。
 凝りに凝ったアレンジ、アンサンブル。
 甘くないメロディと、強めで複雑なビート。
 いろんな楽器がこれまた複雑に絡み合いながら、激しくアップダウンする音の流れ。
 ストリングスのアンサンブルが前面に出る場面は、強い緊張感もあわせて、Astor Piazzola的であるし、プロレッシブロックのようにも現代音楽のようにも響きます。
 ピアノが前面に出る場面はヨーロッパの香りが漂う、あるいはフリージャズ混じりのコンテンポラリージャズのような色合い。
 などなど含めて、映像が早送りで再生されているような、目まぐるしく周囲の景色が変わっていくような音の動き。十二分に激しいのですが、それでいてなぜか極めて繊細な質感。
 激しく動く演奏の合間々に挟まれる美しいソロピアノ、ピアノとギターとのDuoなどの静かな場面がアクセント。
 デビュー作?にしてとてもクリエイティブな力作。
 次はハイテンションながら繊細な質感はそのまま、本作のカルテットにバンドネオンを加え、以降不動のクインテットでの“Tongos” (2010)へと続きます。




posted by H.A.


【Disc Review】“For Gyumri” (2018) Tigran Hamasyan

“For Gyumri” (2018) Tigran Hamasyan

Tigran Hamasyan (piano, voice)

 Tigran Hamasyan、“An Ancient Observer”(2017)に続く、Nonesuchレーベルからのピアノソロ作品。
 "Gyumri"は故郷アルメニアの街の名前、そのイメージをモチーフに演奏しているのだと思います。
 どこか哀し気で淡々とした音の流れ。
 不思議なビート感と、東欧なのか中東なのかアジアなのか判然としない、エスニックで哀し気なメロディ。
 敬虔で重い空気感の“Aragatz”から始まり、哀し気な“Rays of Light”、ジャズピアノな疾走を見せつつも不思議感たっぷりの“American”、“Self-Portrait”と題された激しくもがくような短い演奏と続き、締めはジャズとロックとエスニックが交錯しつつ疾走する長尺な“Revolving – Prayer”。
 ジャズでもクラシックでもロックでもない、どの時代なのか、どこなのかもわからない、Tigran Hamasyanワールド。
 楽曲、音楽の構成は明確なのですが、複雑で先が読めない展開。
 時空が折れ曲がっているような、一度通ったところに戻ることを繰り返しているような・・・・そうでもないような・・・不思議感たっぷりの迷宮ミュージック。
 まとまっているようでなんとなく理不尽で、静かで敬虔なようで隠しきれない激情・・・
 この人の近作の表情はいずれもそんな感じ。
 それがこの人の心象風景、“New Era” (2007)などの初期の作品も、激しいビートに隠れされていただけで、実は同じだったのかもしれません。
 さながらArmenian Saudade、非日常へのトリップミュージック。




posted by H.A.


【Disc Review】“Play Blue: Oslo Concert” (2008) Paul Bley

“Play Blue: Oslo Concert” (2008) Paul Bley

Paul Bley (piano)

Play Blue
Paul Bley
Ecm Records
2014-05-06


 Paul Bleyのソロピアノコンサート。
 これが遺作になるのでしょうか?
 ECMでは名作“Open, to Love” (1972)、“Solo in Mondsee” (2001)に続く三作目のソロピアノ。
 おそらくは全て即興演奏なのでしょう。
 跳ねるようなアップテンポの場面が多い印象ですが、スローバラード、その他を織り交ぜながら、短いスパンで次々と景色が変わっていくような音の流れ。
 グラデーションを付けながら変わっていくスタイルはKeith Jarrett的ではあるのですが、彼の演奏よりも変化が大きく、その予想も困難。
 冒頭、明るいアップテンポから今にも止まりそうなタメを効かせたスローバラード、さらにフリージャズへ。
 そして理不尽な不協和音と不自然なまでに長い残響音でのエンディング。
 激しいフリージャズの演奏から、次の瞬間は穏やかで美しいメロディ、あるいはその逆。
 そんな演奏が続きます。
 中盤に置かれた“Flame”は “In the Evenings Out There” (1991)に収められた名演”Afterthoughts”のバリエーションのようなスローバラード。
 フリーで抽象的な場面を経て、予想外の激しいエンディング。
 このステージの最後の曲も目まぐるしい展開と、まとまったようで何か唐突な印象もある終演・・・
 その唐突感と予想外の展開、そしてその間々に挟まれた超美メロディの数々がこの人の真骨頂。
 ベタつかないクールさ、ハードボイルドネス、そして美しさの源泉なのでしょう。
 終演後の長い長い拍手は “The Carnegie Hall Concert”(Sep.2005) Keith Jarrettを想い起こします。
 そしてアンコールはECM制作としては全く意外なSonny Rollinsナンバー、但し、フリージャズ仕様。
 1960年代から、モダン~フリーを体現したジャズアーティストの本分。
 キャリアの集大成ともいえそうなステージの記録。
 そして、稀代のスタイリストPaul Bley、2016年逝去。

※若き日の演奏から。


posted by H.A.

【Disc Review】“Solo in Mondsee” (2001) Paul Bley

“Solo in Mondsee” (2001) Paul Bley

Paul Bley (piano)

Solo in Mondsee (Ocrd)
Paul Bley
Ecm Records
2007-08-21


 Paul Bleyのソロピアノ、2001年、ECMでの制作。
 ECMでは“Open, to Love” (1972)以来、概ね30年振りのソロピアノアルバム。
 それを想い起こすような美しい音楽。
 Keith Jarrettのソロピアノには作り込まれたようなドラマチックさ、一ステージで起承転結を結ぼうとする意志を感じるのですが、この人の場合は断片的。
 予測不可能な音楽の流れの中に極めて美しいメロディ、展開が埋め込まれている、あるいは、逆に極めて美しいメロディが突然崩れ出すようなイメージ。
 本作もそんな色合い。
 Mondsee Variations と名付けられた10編の演奏は全て即興なのでしょう。
 が、どこかで聞いたような音の流れ、フレーズが散りばめられ、連ねられたような耳馴染みのある演奏。
 冒頭からこの人の真骨頂、たっぷりのタメを効かせながら、この世のものとは思えないような美しいメロディのスローバラード。
 そんな漂うような美しいバラード演奏が半数ほど、ビートを効いたジャズ~ブルースの香りがする演奏が半数ほど。
 いずれも徐々にイメージ変えながら、変幻自在に変わっていく音の流れ。
 徐々に、あるいは突然スケールアウトしてみたり、唐突に疾走を始めてみたり、今にも止まりそうなスローダウンがあったり、抽象的な流れ、フリージャズになってみたり・・・
 過激さは抑制され、ECM以外のレーベルでのソロピアノに近い雰囲気でしょう。
 メロディの芯が明確で抽象的な時間も短く、馴染みやすいと思います。
 耽美的で感傷的なようでクールな質感で、ECM的なコンテンポラリージャズなようで、フリージャズなようで、モダンジャズな瞬間もあったり・・・
 ECMでのこの人の作品としては、意外なほど淡々としているのかもしれません。
 穏やかで美しいPaul Bleyの一作。

※別作品から。


posted by H.A.

【Disc Review】“Basics” (2000) Paul Bley

“Basics” (2000) Paul Bley

Paul Bley (piano) 

Basics
Paul Bley
Justin Time Records
2001-01-30


 Paul Bleyのソロピアノ。
 地元カナダのJust in Timeから。
 カナダの空気感、あるいは正統なジャズが多いレーベルゆえか、それとも時代の変化か、“Sweet Time” (1993)と同様にわかりやすくスッキリした演奏集。
 オリジナル曲に、Monkを一曲。
 とても美しい、いかにもPaul Bley なバラード“Love Lost”で始まり、フリー的な演奏、ブルースも挟みつつ、“Lucky”、締めの“Startled”といったバラード群。
 タメにタメてタメまくって音を置いていくあのスタイル。
 さらに唐突なスケールアウトに、唐突な疾走に、何事もなかったような唐突な鎮静も、かつての通り。
 それでもかつての離散、飛躍の具合が穏やかになり、スッキリまとまった感じ。
 締めも“Open, to Love” (1972)のように不思議感を残しつつではなく、スッキリとした美しい完結。
 落ち着いたというか、大人になったというか、普通に近づいたというか・・・
 Keith Jarrettのソロピアノ、20世紀は純文学の長編的、21世紀は短編になりましたが、Paul Bleyは元々短編派。
 構成はそのままですが、ぶっ飛び具合が少々収まり、スッキリしたのが21世紀型、あるいはポストECM型・・・かな?




posted by H.A.


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