“Shinkansen” (2020) Shinkansen
“Shinkansen : Toninho Horta (guitar) Jaques Morelenbaum (cello) Liminha (bass) Marcos Suzano (percussion)
Guests : Branford Marsalis (soprano saxophone) Ryuichi Sakamoto (piano) Jessé Sadoc (trumpet, flugelhorn)
あの名曲?のタイトルを冠したユニット。
ギタートリオにこれまた日本に縁が浅くないJaques Morelenbaumのチェロが加わるバンド、楽曲によってこれまた豪華なゲストが加わる編成。
意外にもカッチリした印象のジャズフュージョン。
静かなパーカッションとエレキベースがビートを作り、エレキギターとチェロが代わる代わる前面に出て、ところどころにゲストが加わる、そんな構成。
ソプラノサックスが聞こえると洒脱なフュージョンテイスト、ピアノが鳴っていると少々妖しい、ゲストの御方の色合い。
ヴォイスの登場場面は少々のみのインスツルメンタルミュージック。
のほほんとしたあの名曲?も、キッチリとしたリズム隊に後押しされ、キッチリとしたフュージョンに様変わり。
ステディなビートを刻み続けるパーカッションに弾むエレキベース、攻めるチェロ。
そしてフワフワと柔らかく丸っこいクリーントーンのエレキギターは、楽園で流れていそうな、そんな音。
そしてフワフワと柔らかく丸っこいクリーントーンのエレキギターは、楽園で流れていそうな、そんな音。
いつもながらのToninhoさんの柔らかくて軽快なブラジリアンミュージックではありますが、前作“Belo Horizonte” (2013-2018)とはちょっと違う面持ち、タイトなジャズフュージョン寄り。
楽曲はオリジナル、少々哀しい、でも前向きなSaudadeなメロディたち。
名作“Moonstone” (1989)辺りの感じに近いかもしれませんが、もっと直球でしょうか。
名作“Moonstone” (1989)辺りの感じに近いかもしれませんが、もっと直球でしょうか。
攻めた感じの先端的で妖しい演奏もありますが、なんだかんだで優しい感じの勝ち。
ちょっと拍子抜けなくらい平和で元気いっぱいですが、Toninhoさんが入っていれば、さらに彼の楽園エレキギターがたっぷり聞こえれば何でも名演。
ちょっと拍子抜けなくらい平和で元気いっぱいですが、Toninhoさんが入っていれば、さらに彼の楽園エレキギターがたっぷり聞こえれば何でも名演。
とても優しくてハッピーな感じ含めて、よろしいのではないでしょうか。
posted by H.A.