“Rio” (2008) Till Bronner
Till Bronner (trumpet)
Annie Lennox, Milton Nascimento, Vanessa Da Mata, Aimee Mann, Luciana Souza, Sergio Mendes, Melody Gardot, Kurt Elling (vocals) and others

Rio
Till Bronner
Uni Classics Jazz UK
2009-01-26
ティル ブレナー




 ドイツ人トランぺッターのブラジル音楽集。
 チェットベイカー風だったり、クラブジャズだったり、フュージョンだったり、なんでもやってしまうトランぺッターですが、このアルバムではボッサ~ブラジリアンポップス。
 これが都会的、現代的でいい感じ。
 Jobimの定番ナンバーも入っていますが、Toninho Horta、Joyce等々、現代の楽曲も織り交ぜながら、さながらブラジリアン名曲集。
 やっぱりブラジル人の書く曲は哀感(郷愁、saudadeですね)があっていいなあ。
 ゲストも多彩でいいミュージシャン、ボーカリストがたくさん。
 演奏は、ナチュラルな雰囲気が薄く、いかにもなポップスっぽく、あくまではクール。
 音の景色は、南米の森林や海岸では無くて、エアコンが効いたリゾートホテル、あるいは都会のオシャレなバー。
 その意味でものすごく良く出来た、現代的なブラジル音楽集。




posted by H.A.