“Night-Birds” (1982) Shakatak
Bill Sharpe (Arp Odyssey, Fender Rhodes, Oberheim Synthesizer, Piano, Prophet Synthesizer) Nigel Wright (Fender Rhodes, Oberheim Synthesizer, Prophet Synthesizer, Trombone) Keith Winter (Guitars) George Anderson (Bass) Roger Odell (Cymbals, Drums) Stuart Brooks (Trumpet) Dick Morrissey (Saxophone) Simon Morton (Percussion, Vocals) Jackie Rawe, Lorna Bannon, Jill Saward (Vocals)

Night Birds
Shakatak
Imports
シャカタク


 このアルバムをこんなマニアックなブログで取り上げるのは、何となく気が引けてしまいますが、カッコいいので仕方ありません。
 “Tribes, Vibes And Scribes” (1992) Incognitoの10年前、“Diamond Life” (1984) Sadeの2年前、The Style Councilデビューの1年前でしたか・・・
 それらに先駆けたBritish Soul~Funk,Fusionの決定版。
 と書いてしまうとその筋の人に怒られるのかもしれませんが、その筋の素人からするとそんな印象のアルバムです。
 クールでファンキー、センチメンタル、オシャレ。
 ポップでナンパでわかり易い。
 ソフトでメロウ。
 ・・・・・・
 最高ですね。
 売れすぎたのでしょうし、夜のTV番組のテーマ曲だったし、スーパーでよく流れていたし、好感度系の人はシカトしてた気もするし、蕎麦屋の出前持ちも・・・・・・
 などなど、先入観はさておき、中身は極めてカッコいい、上品、上質なファンク・フュージョン。
 美しいピアノとファンキーなベース、ギターのカッティング。
 図らずとも体が揺れてしまう、静かなグルーヴ。
 さりげないボイス。
 さらにこれまたさりげないラテンテイストが隠し味。
 ピアノもギターもサックスも短いながらの計算しつくされたような、かつ手練れたインプロビゼーション。
 アメリカ系のフュージョンの派手だったり、カチッとし過ぎた感じではなく、抑制されたスッキリとした音。
 あの時代っぽいキメ、ブレイクはたくさんありますが、あくまでさりげなくていい感じ。
 んー、心地いい。
 確かに出来すぎてるような気がしないでもないですが、やはり音は最高です。
 が、下の絵のチャーリーズエンジェル(※1970年代オリジナル)な、あるいはマイアミバイス(※1980年代オリジナル)な髪形とファッション、ちょっとアレな演出には、苦笑いを禁じ得ません・・・






.posted by H.A.