“Mojave” (2011) Roni Ben-Hur, Nilson Matta
Roni Ben-Hur (guitar) Nilson Matta (bass)
Vintor Lewis (drums) Cafe(percussion)

ニルソン マッタ
ロニ ベン・ハー





 ブラジル人ベーシストNilson Matta。ジャズギタリストとの共演盤。
 このアルバム、彼が所属する有名バンドTrio Da Pazよりもはるかにジャズ寄り。
 クリーントーンのエレキギター、ウッドベース、軽快なサンバっぽいドラム、パーカッション。
 洗練された感じのブラジリアンジャズ~フュージョンのTrio Da Pazに対して、このアルバムはちょっとヤクザな感じ。
 ギターがジャズだから?パーカッションが入っているから?ドラムがジャズのVictor Lewisだから?うーん、どうだろ?
 いずれにしてもこのサジ加減の音が気持ち良くていい感じ。
 ほどほど都会的、でも洗練され過ぎているわけではない。パーカッションがほどよく効いたノリノリのブラジリアン・グルーヴ、ギターは攻めまくり、スリリングなスピード感、それでも上品な質感。
 Trio Da Paz、一時期のPat Methenyあたりに柔らかげなリズムとスピード感は共通。でも、このアルバムはもっとラフで、ソリッド、よりジャズっぽい。
 普通のジャズとは一味違う、よりしなやかで柔らかで、気持ちいいギタージャズ。




posted by H.A.