吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Rita_Marcotulli

【Disc Review】“On the Edge of a Perfect Moment” (2005) Rita Marcotulli, Andy Sheppard

“On the Edge of a Perfect Moment” (2005) Rita Marcotulli, Andy Sheppard

Rita Marcotulli (Piano) Andy Sheppard (Saxophone)

 イタリア人女性ピアニストRita Marcotulliとイギリス人サックス奏者Andy Sheppard、両大御所のDuo作品。
 どちらもヨーロッパのコンテンポラリージャズの人。
 不思議感たっぷりの音楽の中でオーソドックにジャズ演奏しているイメージが共通しているような感じでしょうか。
 本作も不思議なようなオーソドックスなような、不思議な音。
 淡いメロディのオリジナル曲と静かな演奏。
 Rita Marcotulliはあの疾走を封印し穏やかな音、Andy Sheppardはいつものスムースな音。
 ときおりフリーな場面を挟みつつ、どことなく遊んでいるような、どことなくクラシカルで上品な感じもこの二人のイメージ通り。
 今にも止まりそうなスローバラード、“Les Mains d'Alice”、“On the Edge of a Perfect Moment”がとても悲しくて美しい。
 さらに、そんなオリジナル曲の中にさり気なく挟まれたPink Floyd ”The Dark Side of the Moon” (1973)の“Us And Them”。
 Ritaさんが他でも取り上げていたように思うので、よほど好きなのでしょう。
 確かにどことなく似た空気感のようにも思います。
 そんな不思議なジャズ。




posted by H.A.


【Disc Review】“The Woman Next Door” (1997) Rita Marcotulli

“The Woman Next Door” (1997) Rita Marcotulli
Rita Marcotulli (Piano, Keyboards)
Michel Benita, Paolo Rocca (bass) Paolo Dieni, Roberto Gatto, Aldo Romano (Drums, Percussion) Francesco Marini, Javier Girotto, Stefano Di Battista (Sax, Clarinet) Enrico Rava (Trumpet) Ambrogio Sparagna, Bruno Gherlanz, Gianni Iacobacci, Roberta Bartoletti, Clara Graziano (Accordion) Aurora Barbatelli (Harp) and others

Woman Next Door
Rita Marcotulli
Label Bleu Records
リタ マルコチュリ


 イタリアのピアニストRita Marcotulli、多くのメンバーを入れ替えながら、ドラマチック、短編小説集のようなコンテンポラリージャズ。
 タイトルや要所に挿入されるセリフのコラージュなど、映画がらみの楽曲が多いのでしょう。
 詳細の情報はありませんがフランス映画、イタリア映画あたりが醸し出すムード。
 どちらかというと暖かめのモノ。
 フリージャズ的な展開や鬼気迫るインプロビゼーションもありますが、それも物語の一部。
 基本的には少し不思議系だけども明るい雰囲気。
 諸々のバリエーションの展開、想像力を掻き立てる構成。
 民族音楽風、ボサノバ、シャンソン(I Wish You Love!)、さらには日本の愛人(Japanese Mistress.なんだこれ?)まで。
 深刻だったり、コミカルだったり、ロマンチックだったり。
 加えてインプロビゼーションが素晴らしい。
 ソプラノサックス、トランペット、ピアノ。
 Stefano Di Battista、Enrico Rava、管の二名の素晴らしい表現力。
 ピアノはあまり前面には出てはきませんが、弾きだすと凄まじいドライブ感、疾走感。
 多様なカッコよさがギュッと詰まった素晴らしいヨーロピアンコンテンポラリージャズ。




posted by H.A.

【Disc Review】“Night Caller” (1992) Rita Marcotulli

“Night Caller” (1992) Rita Marcotulli
Rita Marcotulli (Piano)
Michel Benita (bass) Jon Christensen, Aders Kjellberg (Drums) Tore Brunborg (Saxophone) Nils Petter Molvaer (Trumpet)

Night Caller
Rita Marcotulli
Jms
リタ マルコチュリ


 イタリアの女性ピアニストRita Marcotulli、知る人ぞ知る素晴らしいピアニスト。
 リーダー作にしろ、サイド参加にしろ、あまり前面に出てこない演奏が多いのですが、オブリガードがカッコいいし、広いスペースがあると凄まじい疾走感のインプロビゼーション。
 力で押し切るのではなく、あくまで上品、それでいてドラマチック。
 クラシックの色合いとイタリアっぽい粋さ加減が隠し味なんでしょうかね?
 このアルバムではコンボでの妖しいジャズ。
 ECMから出てもおかしくないような質感。
 それぞれの曲に物語が込められたようなドラマチックな構成、多彩な演奏。
 MilesのBitche’sBrewの雰囲気の曲もあれば、Keith Jarrettのヨーロピアンカルテットを思わせるような展開、などなど。
 メンバーを見ると、さもありなんな顔ぶれですね。
 妖しいムード、暗めの楽曲、テンションは高いのだけども、聞き手に緊張を強いる感じではなく、深刻系ではありません。
 むしろリラックスして聞ける音作り。
 おそらくリーダーのピアノが明るい質感だから。
 曲者ぞろいのメンバーを一見するとそうはなりそうにはないし、実際、管の二名は鬼気迫るような演奏なのですが、ピアノが鳴り出すと急に空気が和らぐ感じ。
 かといって緩い感じではなく、むしろテンションは高いまま。
 そのバランスが絶妙なアルバム。 




posted by H.A.

【Disc Review】 “Variazioni su tema” (2011) Rita Marcotulli

“Variazioni su tema” (2011) Rita Marcotulli
Rita Marcotulli(piano)
Javier Girotto(sax) Luciano Biondini(Accordion)

リタ マルコチュリ

 イタリア人女性ピアニスト、Rita Marcotulliの優しい音楽。
 この人、ジャズの客演だとアグレッシブで只者では無い感が漂うピアノを弾くのですが、何故かリーダー作では落ち着いた演奏。
 このアルバムでもサックス、アコーディオンのトリオで牧歌的で優しげな音楽。
 いかにもイタリアっぽく小粋な感じであくまでゆったりと。
 映画のサントラのようでもありますが、あくまで恋愛もの系で、クライム系ではありません。
 数曲だけでももう少し派手にピアノを弾いて、アグレッシブなジャズにしてほしい感が無きにしもあらずですが、こんな平和な音もいいでしょう。
 晴れて暖かい休日のBGMにピッタリ。




posted by H.A.
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