“Pure Desmond” (1974) Paul Desmond
Paul Desmond (alto saxophone)
Ed Bickert (guitar) Ron Carter (bass) Connie Kay (drums)
ギターはJim Hallではなくて、彼よりも少し粘りのあるフレージングのEd Bickert。
かつてと同様にクールに刻まれるビートに優し気なアルトサックス。
次々と演奏されるジャズスタンダード。
が、時代は1970年代、録音を含めて少し質感は異なります。
ベースが弾みながらぐんぐんとハンドを引っ張り、少し太くなったギターの音。
アルトも少しきらびやかになり、その上でリバーブが増えた感じでしょうか。
シンプルな1950-60年代型のモダンジャズの音からゴージャズなオーケストラ入りフュージョンを経て、落ち着いた1970年代型ジャズな音。
これはこれでまた別の味わい。
それでもやはり、アルトの音は全身が弛緩していくような素敵な響き。
Paul Desmondに外れなし。
Paul Desmondに外れなし。
posted by H.A.