吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Pat_Metheny

【Disc Review】“Montreal Live 89” (Jul.3, 1989) Pat Metheny Group

“Montreal Live 89” (Jul.3, 1989) Pat Metheny Group
Pat Metheny (guitars)
Lyle Mays (keybords) Steve Rodby (bass) Paul Wertico (drums) Pedro Aznar (voice, guitar, percussion) Armand Marsal (percussion,voice)
 
Montreal Live 89
Pat Metheny
Hihat
2016-04-15
パット メセニー

 Pat Metheny Group、ラジオかテレビ音源からのブートレッグ、2016年リリース。
 “Letter from Home” (1989)の頃、私の最も好きな時期、ブラジル色を入れた時期のコンサートの音源。
 “The Road to You” (1991)といった近い時期のライブアルバム、DVDもあるのですが、そちらはCD一枚、一時間前後に圧縮されていたこともあり、全体が聞けると思うと、つい・・・
 予想に違わない素晴らしい演奏。
 音質も”The Road to You”とまではいかずとも、普通に十分に楽しめる音。

Disc1.
●Phase Dance
〇Have You Heard
 Every Summer Night
 Change Of Heart
〇Better Days Ahead
〇Last Train Home
〇First Circle
 Scrap Metal
 Slip Away
 If I Could
 Spring Ain’t Here
 
Disc2.
●Straight On Red
●Are You Going With Me?
 The Fields, The Sky
 Are We There Yet?
 (It’s Just) Talk
〇Letter From Home
〇Beat 70
 Miuano
〇Third Wind

 “Have You Heard”で始まり、”Third Wind”で締めるのは当時のお約束だったのかもしれませんが、オープニングに懐かしの” Phase Dance”、締めの前には“Still Life (Talking)” (1987)のオープニング曲” Miuano”。
 当時のライブを観た人、ブートレッグを聞いている人からすれば定番で当たり前の流れなのかもしれませんが、初めて当時のライブの全貌に振れる立場としては新鮮です。
 いわゆるブラジル三部作”First Circle” (1984), “Still Life (Talking)”, ”Letter from Home”(1989)の美味しい所を集めてきたような選曲。
 さらには“Travels” (1982)にしか収録されていない変則サンバの隠れた名曲”Straight On Red”やら、”Question and Answer” (1989) 収録曲やら、その他諸々。
 “The Road to You”との重複は上の〇、“Travels” (1982)とは●。
 ”Phase Dance”、”Straight On Red”など、”Travels”の方がスッキリしているかもしれないけども、こちらの方がハイテンション、凄まじいまでの熱感、疾走感。
 目くるめくような名曲名演の連続。
 柔らかくしなやかで、ヒタヒタと迫ってくるようなビート、少し湿り気と哀感があるサウンド。
 私的には一番好きな時期、一番好きなメンバーのPat Metheny Groupがぎっしり詰まっています。
 音楽の密度としては、各々の作品、”The Road to You”の方が高いのかもしれないけども、それらを全部まとめて楽しめる一作として、よろしいのでは。
 ブートレッグながら、無人島アルバムになる・・・かな?

 Pat Metheny Groupの活動は”The Way Up” (2003,2004)で事実上停止しているのだと思いますが、そろそろ復活しないでしょうかね。
 超大作“The Way Up”でやり切った・・・、懐メロはやらない・・・、と言われてしまうと納得してしまうところではあるのですが・・・
 いずれにしても、もうこの頃の音には戻れないのでしょうね。
 
 


posted by H.A.

【Disc Review】“New York November 1979” (Nov.1979) Pat Metheny Group

“New York November 1979” (Nov.1979) Pat Metheny Group
Pat Metheny (guitars) 
Lyle Mays (piano, oberheim, autoharp, organ) Mark Egan (bass) Dan Gottlieb (drums)
 
New York November 1979
Pat Metheny
Hi Hat
2017-01-20
パット メセニー

 Pat Metheny Group、“American Garage” (1979)直後のラジオかテレビ音源からのブートレッグ、2017年リリース(なのだと思います)。
 ブートレッグにはあまり手を出さない(出さなかった)のですが、先に入手した“Montreal Live 89” (Jul.3, 1989)があまりにも素晴らしかったので、グループ結成前の“Boston Jazz Workshop, September 1976” (Sep.21.1976)、さらにMark Egan、Dan Gottlieb時代のライブも聞いてみたくなり入手。
 “Travels” (1982)ではもうSteve Rodbyに交代していたし、どのくらい印象が違うのか気にもなる時期。
 まだ普通にフュージョンっぽいバンドサウンド、ロックっぽさもありますが、この頃から柔らかなこのバンド独自のビート感と、艶のある丸いクリーントーンで突っ走るギター。
 “Boston Jazz Workshop, September 1976” (Sep.21.1976)の疾走感はそのままに、粗っぽさが消え、よりまとまった完璧な演奏、音質もまずまず。
 “Pat Metheny Group” (1978)、“American Garage” (1979)をそのまま再現したようなステージ構成。
ライブながら一糸乱れない完璧な演奏からすれば、初期のこのグループのアルバムはこれだけ持っとけば・・・なんてのは言い過ぎですが、そんなステージ構成、演奏。
  “Phase Dance”で始まるのは後々までのお約束として、”April Joy”、“Jaco”、“Cross The Heartland”、 “American Garage”、”James”など、公式のライブアルバムで聞けない名曲のライブバージョンが聞けるのが嬉しいところ。

Disc1.
 Phase Dance
 Airstream
 April Joy
 Unity Village~The House Of The Rising Sun~The Windup
 The Epic

Disc2.
 James
 Old Folks
 Jaco
 The Magicians Theater
 San Lorenzo
 Cross The Heartland
 American Garage

 “Travels” (1982)と比べると元気な印象の本作。
 やはりMark Eganがベースだからでしょうかね。
 ” April Joy”、”Jaco”のベースソロはこの人のいる時期ならでは。
 終盤は、公式アルバムでは収録されていない、あちこちのオリジナル曲を合わせたようなサンバっぽいチューン“The Magicians Theater”でドーカンと盛り上がって、名曲”San Lorenzo”で締め。
 アンコールはあの”Cross The Heartland”~”American Garage”。
 完璧なステージ構成。
 好みからすれば“Montreal Live 89” (Jul.3, 1989)頃のサウンドがベストなのですが、シンプルで明るい心地よさがあるのはこちら、その中間が“Travels”ってな感じでしょう。
 いい感じで進化しているようなこの時期のPat Metheny Group。
 過渡期と呼ぶには適当ではない完成度・・・というよりも、爽やかで明るく元気なアメリカンフュージョンのPat Metheny Groupの第一期が完成したのがこの時期なのでしょう。
 アメリカンなフュージョンのステージですが、柔らかさしなやかさは特別。

 この後”80/81”(May.1980)、”As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls” (Sep.1980)などのソロ作品、”Toninho Horta” (1980)などへの客演などを経て、Steve Rodby、Nana Vasconcelosを迎えた新展開、”Offramp”(Oct.1981)へ。
 ブラジル色が入り、私にとってはベストな音が始まる一歩手前。
 が、このステージも別のテイストながら最高です。

※近い時期のステージから。


posted by H.A.

【Disc Review】“Boston Jazz Workshop, September 1976” (Sep.21.1976) Pat Metheny

“Boston Jazz Workshop, September 1976” (Sep.21.1976) Pat Metheny
Pat Metheny (guitar)
Lyle Mays (piano) Mike Richmond (bass) Dan Gottlieb (drums)
 
BOSTON JAZZ WORKSHOP
PAT METHENY
HIHAT
2016-09-16
パット メセニー

 Pat Metheny、“Bright Size Life”(Dec.1975)と”Watercolors”(Feb.1977)の間、 “Passengers” (Nov.1976) Gary Burtonセッション の二か月前、放送音源からのブートレッグ。
 これは前から出回っていたのでしょうか?私が初めて聞いたのは2016年。
 Jaco Pastriusはもちろん、Eberhard Weber、Mark Eganの参加もありませんが、ここから半年後の”Watercolors”のサウンドが出来かかっています。
 初期のPat Methenyの柔らかでしなやかなビート感、サウンドはEberhard Weberの影響、透明度の高い美しい音はECMレーベルの色合いと思っていましたが、このアルバムを聞く限り、Pat Metheny自身、あるいはLyle Maysとのコンビの色合いと考えた方が適当なのでしょうね。
 音質はよくはないですが、ま、十分に楽しめます。
 冒頭、Lyle Maysのピアノが入った”Bright Size Life”なんて、ありそうでない演奏。 
 全編でピアノがキレまくっています。
 オリジナルよりもハイテンション。
 続く名曲“River Quay”、ちょっとベースが暴れ気味なのはご愛敬、後のPat Metheny Groupのお三方はこの時点で完璧。
 ギターはもちろん出来上がったPat Metheny サウンド、さらに盛り上がってしまうLyle Maysのピアノのソロがとてもカッコいい。
 さらにはジャズスタンダード“There Will Never Be Another You”。
 ちょっと変わった質感ではありますが、きちんと4ビート、バース交換までしているのが微笑ましいというか、何というか。
 これまたLyle Maysのジャズピアニスト振りがカッコいいけど、ちょっとベースの人、飛ばし過ぎ。
 続く“Watercolors”で突っ走るギター。
 やっぱりこの人は4ビートよりこっちだなあ。
 “Passengers”収録の二曲を経て、“Watercolors”収録の”Ice Fire”、“Bright Size Life”収録の“Unquity Road”から、珍しい直球なラテン曲で締め。
 やはりEberhard Weberがいるといないとでは印象は異なり、荒っぽい場面も少なくないのですが、いかにも”Watercolors”が生まれる空気感は十分。
 ま、半年前ですから当然ですか。
 “Bright Size Life”でもない、“Watercolors”でもない、”Pat Metheny Group” (Jan.1978)でもない、過渡期のPat Metheny & Lyle Maysサウンド、少々普通のジャズ・フュージョン寄り。
 が、柔らかでしなやかなビートと、明るくて爽やか、透明感のある音。
 やはり特別です。
 
 


posted by H.A.


【Disc Review】“The Sound of Summer Running” (1998) Marc Johnson

“The Sound of Summer Running” (1998) Marc Johnson
Marc Johnson (bass)
Bill Frisell (electric, acoustic guitars) Pat Metheny (electric, acoustic guitar) Joey Baron (drums & tambourine)

Sound of the Summer Running
Marc Johnson
Polygram Records
マーク ジョンソン



 Marc Johnson、再びスーパーギタリスト2名を迎えたアルバム。
 “Right Brain Patrol” (1992)、“Bass Desires” (1985)いずれとも違うムード。
 それらよりも明るく穏やか。 素直なフォーク、カントリー色が強いアメリカンロックな音。
 8ビートの軽やかで緩やかなリズム。
 Pat Methenyはいつもながらな感じですが、冴えた感じのカッコいいソロ揃い。
 変幻自在のBill Frisellも本作では穏やかなカントリーテイストなロックギター。
 ベース、ドラムも基本は穏やかながら、ビートが乗ってくるとグルーヴが強くなって、本性が出てしまいそうになりながら、激しくはならないなあ・・・
 アメリカ系の人はみんなこの手の音を聞いて育ってきて、こんな感じの穏やかで明るい音楽が好きなんでしょうね。
 しばらくロックからは遠ざかっているし、ハードなモノはもう楽しめないと思うのだけど、このくらい緩いと、気持ちいいなあ、なんて思います。
 全くジャズ的ではありませんが、のほほんとリラックスして聞けるいいアルバムだと思います。




posted by H.A.

【Disc Review】“Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny” (2015) Cuong Vu

“Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny” (2015) Cuong Vu
Cuong Vu (trumpet)
Stomu Takeishi (bass) Ted Poor (drums) Pat Metheny (guitar)

クオン ヴー

 ルーツはベトナムのトランぺッターCuong Vu、かつての親分Pat Methenyを迎えたコンテンポラリージャズ作品。
 Pat Metheny Groupには“Speaking of Now” (2001)、“The Way Up”(2003-4)の二作に参加、妖し気な音作りから強烈なインプロビゼーションまで、只者ではない感が漂うカッコいいトランペット。
 オーソドックスからアバンギャルドまで何でもできそうな、いかにも今の若手といった印象。
 本作も今の若手らしく不思議系。
 全体を覆うダークなムード。
 アバンギャルドあり、フリーあり、変拍子も駆使した不思議系コンテンポラリージャズ。
 但し、軽い系ではなく、激しい系。
 冒頭、テンポこそゆったりとしていますが、5分ほど続く漂うビートのフリーインプロビゼーション。
 端正なトラペットから徐々に過激に・・・・ビートが定まるとプログレッシブロックなヘビーで激しい音。
 Pat Methenyもギターシンセサイザーで過激系、ズルズルグチョグチョな凄まじいギター。
 続くは変拍子複雑系ジャズ。
 アップテンポながら平和なムードで始まりますが、こちらも徐々に激しくなり、終盤はエレキベースの不思議で激しいラインと煽りまくるドラム。
 Pat Methenyは落ち着いた音使いですが、リーダーのトランペットの凄まじいソロ。
 三曲目はバラードっぽくやっと落ち着いてきますが、これまた不思議系。
 こちらのトランペットは悠々としたソロ。
 気が付けばテンポと音量が上がり、終盤にドカーンと盛り上がるドラマチックな演奏。
 さらには、フリーテンポでのバラード、これまた悠々としたトランペットに対して、後半、他の3名は完全にブチ切れた演奏。
 等々、凄い演奏が続きます。
 全体を眺めてみると、プログレシッブロックなベースと煽りまくるドラムを中心とした超ド級に激しいバンドサウンドと、悠々、朗々としたトランペットの対比が印象に残る音作り。
 そのトランペットも終盤にはブチ切れ状態に転移する流れ。
 それがなんともドラマチック。
 “The Way Up”(2003-4)でもあったなあ・・・
 Pat Methenyも過激系が半分以上。かき回す役回りを楽しんでるのかな?
 さすが、あの激しい期のPat Metheny Groupで演奏していた人。
 一味も二味も違うクリエイティビティと演奏力。
 凄みのある激しい系コンテンポラリージャズ。

※これは終盤のクールダウン曲。一番マイルド。



 Pat Methenyの参加作品、全部聞いているわけではありませんし、アバンギャルド系は積極的には聞いていないこともありますが、サポートではオーソドックスな演奏の印象。
 準レギュラーだったMichael Breckerのバンドの、周りが全員ブチ切れている中で、一人だけ冷静に弾いている姿が印象に残ります。
 いずれにしても一音でわかってしまう人なので、参加作は概ね明確なPat色になってしまうのは凄いこと。
 さて、サポート大賞は?
 最新作”Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny” (2016)でしょう。

(録音or発表年)Group/ Solo/ Suport
(Jun.1974)   Jaco” with Jaco Pastorius
(Jul.1974)    Ring” Gary Burton 
(Dec.1975)  Bright Size Life” 
(Dec.1975)  Dreams So Real” Gary Burton 
(1976)    Passengers” Gary Burton 
(1977)    Watercolors” 
(Jan.1978) ”Pat Metheny Group” 
(Aug.1978)  New Chautauqua
(Jun.1979) ”American Garage
(Sep.1979)  Shadows and Light” Joni Mitchell
(May.1980)  80/81” 
(Sep.1980)  As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls” Lyle Mays, Pat Metheny 
(1980)    Toninho Horta” Toninho Horta
(Sep.1981)  “The Song Is You” Chick Corea
(Oct.1981) ”Offramp” 
(1982)   ”Travels” 
(1983)  Rejoicing” 
(1983)  ”All The Things You Are” with The Heath Brothers
(1983)  “Move To The Groove” with The Heath Brothers
(1984)  ”First Circle” 
(1985)  The Falcon and the Snowman” 
(1985)  “Contemplacion” Pedro Aznar
(1985)  "Encontros e Despedidas" Milton Nascimento
(1986)  Day In-Night Out” Mike Metheny
(1985)  Song X” with Ornette Coleman
(1987)    ”Still Life (Talking) ” 
(1987)  “Story Of Moses” Bob Moses
(1987)  Michael Brecker” Michael Brecker
(1989)    ”Letter from Home” 
(1989)  Question and Answer” 
(1989)  “Electric Counterpoint” Steve Reich
(1989)  Reunion” Gary Burton 
(1989)  Moonstone” Toninho Horta
(1989)  ”WELCOME BACK” 矢野顕子
(1990)  Parallel Realities” Jack DeJohnette
(1990)  Parallel Realities Live...” Jack DeJohnette
(1990)  “Tell Me Where You're Going” Silje Nergaard
(1991)      ”The Road to You” 
(1991-2) Secret Story” 
(1992)  Till We Have Faces” Gary Thomas
(1992)  ”Zero Tolerance for Silence” 
(1993)  Wish” Joshua Redman
(1993)  I Can See Your House from Here” with John Scofield
(1994)  “Noa” Achinoam Nini
(1994)  “Te-Vou !” Roy Haynes
(1994)  "Angelus"  Milton Nascimento
(1995)     ”We Live Here” 
(1996)     ”Quartet
(1996)  Passaggio per il paradiso” 
(1996)  “Sign of 4” with Derek Bailey
(1996)  Pursuance” Kenny Garrett
(1996)  Beyond the Missouri Sky” with Charlie Haden
(1996)  "Tales from the Hudson" Michael Brecker
(1997)  ”The Elements : Water” David Liebman 
(1997)    ”Imaginary Day
(1997)  The Sound of Summer Running” Marc Johnson 
(Dec.1997)  Like Minds” Gary Burton 
(Jul,Aug.1998) Jim Hall & Pat Metheny” 
(1999)  A Map of the World” 
(1999)  “Dreams” Philip Bailey
(1999)  Time Is of the Essence” Michael Brecker
(Aug.1999)   ”Trio 99 → 00” 
(1999-2000)    ”Trio → Live” 
(2000)    Nearness of You: The Ballad Book” Michael Brecker
(2001)    ”Reverence” Richard Bona 
(2001)    ”Speaking of Now” 
(2002)     ”Upojenie” 
(2001,3)   One Quiet Night” 
(2003-4)   ”The Way Up” 
(Dec.2004)  Tokyo Day Trip” 
(Oct.2005)  Day Trip” 
(Dec.2005)  Metheny/Mehldau Quartet” 
(Aug.2006)  Pilgrimage” Michael Brecker
(Dec.2006)  Metheny/Mehldau” 
(2007)    Quartet Live" Gary Burton  
(2009)    Orchestrion” 
(2010)    The Orchestrion Project” 
(2011)    What's It All About” 
(2012)    Unity Band” 
(2013)    Tap: John Zorn's Book of Angels, Vol. 20” 
(2013)    “SHIFT” Logan Richardson
(2013)    KIN (←→)
(2014)    The Unity Sessions
(2015)    Hommage A Eberhard Weber”  
(2016)    Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny” Cuong Vu

posted by H.A.

【Disc Review】“Pursuance” (1996) Kenny Garrett

“Pursuance” (1996) Kenny Garrett
Kenny Garrett (Alto Saxophone)
Rodney Whitaker (Bass) Brian Blade (Drums) Pat Metheny (Guitar)



 元Milesバンドのサックス奏者Kenny Garrett、Pat Methenyを迎えてのJohn Coltraneトリビュート。
 繋がりそうで繋がらない気がする不思議な取り合わせ。
 もちろんColtraneはジャズの人誰にとっても神様なのでしょうから、やりたい企画ではあるのでしょう。
 Kenny Garrett、サックスの演奏は激しくとも、音楽的にはあまり過激なことはしないイメージがありましたが、本作も基本的にアコースティックな4ビートジャズ。
 音のイメージはJackie McLeanに近いのでしょうかね。
 激烈系Coltraneの色合いが入るのは”Lonnie’s Lament”での短時間のみ。
 緊張感高い系のColtraneの曲に乗って、これでもかこれでもかと吹きまくりますが、あくまでオーソドックス。
 Pat Methenyもクリーントーンでのジャズギターが中心。
 少々暴れ気味なのは、ギターシンセサイザーでの”Lonnie’s Lament”+α、ピカソギターでの”After the Rain”だけ。
 といったところで、意外にもオーソドックスなジャズの色合いが強い作品。
 最後のオリジナル曲に少々の毒気。
 でも少々だなあ・・・ このくらいの加減がいいのかな?




posted by H.A.

【Disc Review】“Wish” (1993) Joshua Redman

“Wish” (1993) Joshua Redman
Joshua Redman (tenor saxophone)
Pat Metheny (guitar) Charlie Haden (bass) Billy Higgins (drums)

Wish
Warner Jazz
ジョシュア レッドマン


 Joshua Redman若き日の作品。
 サポートするギタートリオは“Rejoicing” (1983) Pat Methenyと同メンバー。
 このメンバー、父上のDewey Redman、などなど考えるとOrnette Colemanっぽい音になりそう、実際、冒頭曲はOrnetteナンバー。
 が、全体を眺めれば意外にも端正なジャズ。
 その後の作品含めて、息子さんはアバンギャルドはお好みでは無さそうですね。
 リズム隊もオーソドックスなジャズのスタイル、コンテンポラリー系。
 Keith Jarrettのバンドを愛聴してきた立場からすると、息子さんと父上の音は似ているようで、違うようで・・・
 一部にそれらしさはあるのかなあ、と思うものの、全体のイメージは現代的で端正なサックス、少し線が細目なクール系。
 今現在の若手にもその色合いが伝播しているようにも思います。
 フレージング、音作りに加えて、作曲、選曲も然り。
 Stevie Wonder、Eric Claptonのカバー含めて、聞いてきたものが違うのでしょうし、この辺りで現代的な音作りの方法含めて完全に世代交代したのでしょう。 その象徴的な人。
 と、書きながら久々に聞いてみると、コンテンポラリー系ではあるものの、びっくりするぐらいオーソドックスなジャズですねえ。
 Pat以下のリズム隊も毒気を出すには至らず。
 だから人気なのか。
 納得。




posted by H.A.

【Disc Review】“Till We Have Faces” (1992) Gary Thomas

“Till We Have Faces” (1992) Gary Thomas
Gary Thomas (tenor, soprano sax, flute)
Pat Metheny (electric guitar) Tim Murphy (piano) Anthony Cox, Ed Howard (bass) Terri Lyne Carrington (drums) Steve Moss (percussion)

Till We Have Faces
Gary Thomas
Polygram Records
ゲイリー トーマス


 当時一世を風靡したM-Baseなるムーブメントの立役者の一人Gary Thomas、Pat Methenyを迎えたアルバム。
 これは結構すごいアルバム。
 深刻系変拍子ファンクジャズがM-Baseの真骨頂なのでしょうが、このアルバムはスタンダード集。
 スタンダードを妙にアレンジするとカッコよくならないイメージがあるのですが、これはちょっと違います。
 白眉は冒頭の”Angel Eyes”。
 4ビートですが、飛ばしまくり、ある意味開き直ったとも思える激烈さ。
 特にTerri Lyne Carringtonのドラムが凄い。
 叩く叩く。
 彼女一世一代の大名演かも。
 ベースも凄まじい動き。
 壮絶なサックスとドラムのDuoから始まり、ベース、ギターがエキサイティングなインプロビゼーション。
 Gary Thomasはもちろん得意のゴリゴリとこれでもかこれでもかとねじ込む音使い。
 それでもスタンダードなのでいつもよりは幾分マイルド。
 サックス自体が音圧高い系、激しい系の人なので、深刻系変拍子ファンクよりも、このくらいの激しさがちょうどいい感じのような気もします。
 Pat Methenyも少々の激しい系。
 過激ことをやるつもりで参加したのにスタンダード集であれれ?・・・なんてことをどこかで読んだ気がします。
 そんな演奏。
 こちらもこのくらいがちょうどいいと思うんですがね。
 といったところで、みんなハイテンション。
 スタンダードの優雅なコードとメロディがほどほどにテンションを中和。
 ほどほど過激なスタンダード演奏を聞きたくなったら、このアルバム。 




posted by H.A.

【Disc Review】“Day In-Night Out” (1986) Mike Metheny

“Day In-Night Out” (1986) Mike Metheny
Mike Metheny (Flugelhorn, Trumpet)
Pat Metheny (Acoustic, Electric Guitar) Rufus Reid (Bass) Tommy Ruskin (Drums) Dick Odgren (Piano, Electric Piano)



 Pat Methenyの兄上Mike Methenyのジャズ・フュージョン作品。
 全編に参加のPatの色合いの曲もあります。
 が、それは一曲のみで、全体的には1970年代ポップス系ジャズのイメージ。
 少し懐かしい感じもする、全編に靄がかかったような、穏やかで優しい音。
 オリジナル曲に加えてジャズメンオリジナルなど。 選曲、オリジナル曲ともにいい感じ。
 優しげなメロディに淡々としたホーンのソロがなんとも平和で穏やか。
 全く先進的ではありませんし、強烈なインプロビゼーションもありません。
 が、その分ゆったり寛いで聞けるアルバム。
 直前の”First Circle”(1984) “Song X” (1985)、直後の”Still Life (Talking)” (1987)と比べるのは止めましょう。
 別ジャンルの音楽です。
 Methenyブランドが無くともいい作品だと思うのだけどなあ・・・




posted by H.A.

【Disc Review】“Parallel Realities Live...” (1990) Jack DeJohnette

“Parallel Realities Live...” (1990) Jack DeJohnette
Jack DeJohnette (drums)
Pat Metheny (guitars) Herbie Hancock (piano, keyboards) Dave Holland (bass)

Parallel Realities Live (2cd) [Import]
Parallel Realities Live (2cd) [Import]
ジャック ディジョネット


 Jack DeJohnetteのスーパーセッション、ライブ録音。
 これはブートレッグですね。が、音はまずまず、演奏は強烈。
 “Parallel Realities” (1990)はちょっと不思議なフュージョンミュージックでしたが、Dave Hollandを加えたライブの本作は凄まじい演奏集。
 叩きまくり、弾きまくり。
 初期エレクトリック・マイルスのベース、ドラムにPat Metheny、Herbie Hancock。
 “Live At The Fillmore East” (Mar.1970) Miles Davisなどのテンション、凄みはないにせよ、強烈なハードジャズ~フュージョン。
 冒頭からずーっとドラムソロのようなビートに、ウォーキングだけでも強烈なボコボコベース。凄まじい4ビート。
 Pat Methenyはブチ切れまくり、Herbie Hancockも超ハイテンション。
 Herbieはブチ切れながらも一線を超えないというか、端正なんですねえ。
 文句なしの演奏ですが、MilesがChick Coreaを欲した理由が見えてきたりして・・・
 以降は少々平和なフュージョンやらOrnetteナンバーやら、各人のナンバーやら。
 演奏のテンションは少し落ちますが、それでもエキサイティングな演奏が続きます。
 半数ぐらいが4ビートでのハードジャズ。
 工夫を凝らしたフュージョンもいいですが、ハードでブチ切れた4ビートだけだと懐古趣味になっちゃうんでしょうかね。
 このメンバーの演奏力をもってすれば、それがカッコいいと思うんだけどなあ。 



posted by H.A.
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