吉祥寺JazzSyndicate

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Othello_Molineaux

【Disc Review】“Nature: The Essence, Pt. 3” (1997) Ahmad Jamal

“Nature: The Essence, Pt. 3” (1997) Ahmad Jamal
Ahmad Jamal (piano)
Othello Molineaux (steel drum) James Cammack (bass) Idris Muhammad (drums) Manolo Badrena (percussion) Stanley Turrentine (tenor saxophone)

Nature: The Essence, Pt. 3
Ahmad Jamal
Dreyfus
アーマッド ジャマル


 大御所Ahmad JamalのバンドにスチールパンのOthello Molineauxが参加した作品。
 正直Othello Molineaux目当てで聞いたアルバムですが、凄いのはAhmad Jamal。
 この時点で御歳おいくつだったかわかりませんが、超アグレッシブなピアノ。
 オーソドックスなビートのジャズがとても斬新。
 キューバのピアニスト、あるいはDuku Elligtonのような、アグレッシブ&エキサイティングなピアノ。
 アバンギャルドなようで整った音使い。
 無邪気にピアノと戯れているようで完璧な演奏。
 これは凄い。
 あの上原ひろみさんのデビューをサポートしていたのが、この人だったかな?
 さすがの攻撃力。
 モダンジャズ時代はこんな感じではなかったように思うのですが・・・
 Othello Molineauxはもちろん悪くありませんが、このリーダーには勝てそうにありません。
 Jaco Pastoriusは前面にフィーチャーしてくれましたが、Ahmad Jamalは甘くありませんねえ。
 道場みたい。
 結果、全体的にカリブっぽさはあまりなのが残念と言えば・・・
 ともあれ、凄いピアニストのちょっとビックリの凄いジャズ。




posted by H.A.

【Disc Review】“ It's About Time” (1993) Othello Molineaux

“It's About Time” (1993) Othello Molineaux
Othello Molineaux (Steel Drums)
Romero Lubambo (Acoustic Guitar) Monty Alexander (Piano) Gil Goldstein (Accordion) Abel Pabon (Keyboards) Marcus Willett, Peter Sebastian (Bass) Ira Coleman (Acoustic Bass) Archie Peña, Duffy Jackson, Jonathan Joseph (Drums) Archie Peña, Robert Thomas, Jr. (Percussion) Duduka Da Fonseca (Berimbau, Cuica) Bob Mintzer (Tenor Saxophone, Bass Clarinet) Alex Foster (Clarinet) Dave Bargeron (Trombone) Randy Brecker (Trumpet) Carol Moore (Voice)

It's About Time
Othello Molineaux
Big World Music
オセロ モリノー


 Jaco Pastorius Word of Mouth Big Bandのスチールパン奏者Othello Molineaux、おそらく唯一のリーダー作。
 さすがにトリニダード・トバゴ出身、本場の人。
 アメリカ人のAndy Narellの洗練された音と比べると、ワイルドでいかにも本場のカリブっぽいスチールパン。
 微妙なタメ、揺らぎがとてもいい感じ。
 が、全体のサウンドは華やかで整ったアメリカンフュージョンミュージック。
 Bob Mintzerあたりが仕切ったのでしょうかね?
 そんなサウンド。
 本人作のオリジナル曲も意外にもポップス風味なメロディ。
 スタンダード“But Beautiful”の漂うようなバラード演奏のスチールパンの残響音が心地よくてカッコいいんだけどなあ。
 ともあれ全編完璧な演奏。
 アメリカンフュージョンのオールスターズの手練れた演奏に加えて、要所で入るラテンなパーカッションとコーラスも南国っぽくていい感じ。
 ジャケットのようなカリブ然としたエスニックでワイルドなサウンドではありません。
 期待していたサウンドとは異なりますが、あの時代のハッピーでラテンなフュージョンミュージックとして楽しみましょう。 




posted by H.A.
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