“Verde Amarelo Negro Anil” (2014) Nilze Carvalho
Nilze Carvalho (Vocal, Guitar, Cavaquinho)
Ze Luis Maia (bass) Hdson Santos, Edu Krieger (guitar) Pc Castilho (flute) Diogo Zangado (drums) Fabiano Salek, Thiaguinho Da Serrinha, Luiz Augusto, Marcos Basilio (percussion)

ニルジ カルヴァーリョ

 現代サンバの女性ボーカルNilze Carvalho。
 近年ではMaria Rita、Roberta Sa、Ana Costaに加えて、この人あたりが人気の人なのでしょうかね。
 他にもたくさんいい人がいそうですが、またボチボチと。
 上記の3人、順にネイティブなサンバの色が強くなるイメージですが、本作のNilze Carvalho、さらにネイティブなサンバに近い感じ。
 本作、ナチュラルなアコースティック・サンバの怒涛のような連続。
 他の人のアルバムの場合、電気的な音やら、ポップス風味の曲やらを挟みながらチェンジ・オブ・ペースを図っていて、それが今の流儀かなとも思っていたのですが、このアルバムは徹底しています。
 いかにもなサンバ、サンバ、サンバ、サンバ、サンバ、・・・。
 早めのテンポが中心。一曲終わったと思ったら、すぐ次へ・・・。
 楽曲のイメージはいつもと同じ形容句、
 明るいけど哀愁があって、途中で気の利いた展開があって、最後はちょっと哀愁が漂うサビのリフレインで大合唱の高揚感・・・。
 その徹底した繰り返し。
 それもすべての曲がカッコいいメロディ、カッコいい演奏。
 楽曲の出自はわかりませんが、これどこかで聞いたことあるよなあ・・・と思わせる、ちょっと懐かしい感じもするキャッチーなメロディばかり。
 声はブラジル定番、落ち着いて優し気。
 ポルトガル語の柔らかな響き。 怒鳴ったり声を張り上げたりしない、ボサノバ系と同じくブラジル定番の優雅な歌。
 カバキーニョの軽やかな響きと、うるさくないけどノリノリのパーカッション群。
 クイーカー(エレクトリックMilesバンドでAirto Moreiraが擦っていたやつですね)がい感じで響いてます。
 これ、凄いアルバム。





posted by H.A.