“Celestial Circle” (2010) Marilyn Mazur
Marilyn Mazur(percussion)
John Taylor (piano) Anders Jormin (bass) Josefine Cronholm (voice)

Celestial Circle
Marilyn Mazur
Ecm Records
2011-10-18
マリリン マズール

 かのマイルスバンドの女性パーカショニスト、いろんなメンバーといろんな音楽を演っているようですが、このアルバムでは意外にも、いかにもECM 的な怪しくも美しい静音ジャズを聞かせてくれます。
 基本は名手John Taylor (piano)、Anders Jormin (bass)とのピアノトリオですので、難解な方向にいかない限りは悪いはずがありません。
 その上に数曲で女性ボーカルが乗ってきます。
 全体のムードを支配するのはJohn Taylorでしょうか。
 冒頭曲、いかにもJohn Taylorのバラードらしい怪しく美しいピアノから始まり、乾いたボーカルが悲しいメロディを歌います。
 以降、全編このムードで、静かで、怪しく、美しいECMの3拍子が揃った演奏が続きます。
 何曲かは、メロディが薄い難しげな演奏、呪文のようなVoiceの展開もありますが、まあよしとしましょう。
 繊細な色合いのパーカッションを生かすためでしょうか、3者ともに少々抑え目の演奏ですが、逆に要所で聞かれる鋭さが光ります。
 クールなボーカリストもいい味を出しています。
 決して明るい感じの音ではありません。
 確かに廃墟っぽい音といえばその通り。
 でも、優しい音楽だと思います。
 ジャケットのポートレートは夜明け?
 音の雰囲気は少し肌寒い夕暮れかな?


ついでにライブも。こちらは元気。

posted by H.A.