“Music from Siesta” (Jan.-Feb.1987) Miles Davis、Marcus Miller
Miles Davis (trumpet) Marcus Miller (bass, bass clarinet, etc.)
John Scofield (acoustic guitar) Omar Hakim (drums) Earl Klugh (classical guitar) James Walker (flute) Jason Miles (synthesizer programming)
 
シエスタ
マイルス・デイビス&マーカス・ミラー



 Miles Davis、Marcus Miller制作の映画音楽作品。
 メンバーのクレジットからはバンド演奏にも見えてしまいますが、ドラムが入って明快なビートが出るのは数曲のみ、Milesが登場しない演奏も何曲か。
 シンセサイザーが作る音を背景に漂うトランペット、バスクラリネット。
 ジャズ、ファンクではなく、ポピュラーミュージックな音作り。
 もちろんタイトル通りにスパニッシュなエキゾチシズムの世界。
 Marcus Miller独特のダークで幻想的なムードが終始流れています。
 映画は見ていませんが、そんなダークで重厚感と寂寥感のあるストーリーなのでしょう。
 全編スローテンポ。
 ジャズ、ファンクとして聞くには少々無理がありそうですが、静かに流れる寂寥感の塊のようなトランペット、スロバラードのMiles Davisを聞くには悪くないのかもしれません。
 Marcus Millerのバスクラリネットも同じく寂寥感の塊のような音。
 あるいはデジタルな音が苦手でなければ、寂寥感が漂う環境音楽として悪くないのかもしれません。
 何曲かは哀愁漂うとても素晴らしいメロディ。
 次作“Amandla” (Dec.1988-1989)に収録される” Hannibal”や” Amandla”のようなドラマチックなアレンジが入れば華やかになってよかったのでしょうかね?
 それだとこの淡々としたムード、寂寥感が薄くなくなるのか・・・


 

posted by H.A.