“Cantora Não” (2017) Manu Cavalaro

Manu Cavalaro (voice)
Salomão Soares (piano, keyboards) Fábio Leal (guitar) Franco Lorenzon (bass) Rodrigo Digão Braz (drums) and others
 ブラジルの女性ボーカリストのコンテンポラリージャズ~MPB。
 ボサノバではなく、あくまでコンテンポラリージャズな音。
 よく弾むエレキベースに縦横無尽なピアノ、エレピ、複雑ながら柔らかなビートをたたき出すドラムのピアノトリオ。
 明るく元気いっぱいな空気感を含めてDani & Debora Gurgel閥っぽい感じですが、さらにエレキギターがたっぷり加わります。
 そのギターとピアノがカッコいい。
 艶やかなクリーントーンの現代的ジャズなギターに、クラシカルからファンク、ジャズまで多彩な表情のピアノ。
 明るい色合い、あくまで陽性だけども、あちこちに飛びまくる複雑なオリジナル曲。
 そんな音を背景にした少しスモーキーで優しげなボイスのテクニカルな歌。
 現代のジャズ寄りMPBの定番的な音、柔らかなグルーヴを醸し出す超一線級の演奏に、優し気で不思議なボイスは、欧米系とはどこか違う心地よさ。
 はまるとなかなか抜けられまへん。




posted by H.A.