“Eréndira” (1985) “Cantilena” (1989) First House
Ken Stubbs (alto saxophone) Django Bates (piano, tenor horn) Mick Hutton (bass) Martin France (drums)
イギリス?のワンホーンカルテット。
ECMにしてはまあまあオーソドックス、明るい印象のジャズバンド。
バンド全体としては、Ornette ColemanやKeith Jarrettあたりの影響が強いのかもしれませんが、より分かりやすくなじみやすい。
それでもヨーロッパのバンドならではの妖しさもそこかしこに感じられ、奥が深そうで退屈しません。
イギリスのジャズに特別なイメージは持っていないのですが、ヨーロッパとアメリカの両大陸の中間、ちょうどそんな質感。
アルトサックスがカッコいい。
David Sanbornから歪みを除去したというのが適当かどうかわかりませんが、鳴りのいい伸びやかな音、メロディアスなフレーズとエモーショナルな抑揚。
絶妙なタメとノリ、スピード感。
ちょっと強めのエコーも心地いい。
ピアノも只者では無い感が漂うフレージングと美しい音。
リーダー作はアバンギャルドですが、ここのバンドではオーソドックスに美しく、時々激しい演奏。
ドラムとベースも決して派手ではないのですが、いい感じの上品なグルーブ感。
曲は美しいバラードから、Ornette風、Keith Jarrett風、などなど、バリエーション豊か。
いいバンドだと思うのですが、作品はわずかのよう。
ちょっとアブストラクト、妖しげで浮遊感が強い“Eréndira”(廃盤?)、より整った“Cantilena”、どちらもいいアルバム。
posted by H.A.
Ken Stubbs (alto saxophone) Django Bates (piano, tenor horn) Mick Hutton (bass) Martin France (drums)
イギリス?のワンホーンカルテット。
ECMにしてはまあまあオーソドックス、明るい印象のジャズバンド。
バンド全体としては、Ornette ColemanやKeith Jarrettあたりの影響が強いのかもしれませんが、より分かりやすくなじみやすい。
それでもヨーロッパのバンドならではの妖しさもそこかしこに感じられ、奥が深そうで退屈しません。
イギリスのジャズに特別なイメージは持っていないのですが、ヨーロッパとアメリカの両大陸の中間、ちょうどそんな質感。
アルトサックスがカッコいい。
David Sanbornから歪みを除去したというのが適当かどうかわかりませんが、鳴りのいい伸びやかな音、メロディアスなフレーズとエモーショナルな抑揚。
絶妙なタメとノリ、スピード感。
ちょっと強めのエコーも心地いい。
ピアノも只者では無い感が漂うフレージングと美しい音。
リーダー作はアバンギャルドですが、ここのバンドではオーソドックスに美しく、時々激しい演奏。
ドラムとベースも決して派手ではないのですが、いい感じの上品なグルーブ感。
曲は美しいバラードから、Ornette風、Keith Jarrett風、などなど、バリエーション豊か。
いいバンドだと思うのですが、作品はわずかのよう。
ちょっとアブストラクト、妖しげで浮遊感が強い“Eréndira”(廃盤?)、より整った“Cantilena”、どちらもいいアルバム。