“Swallow Tales” (2019) John Scofield
John Scofield (Guitar)
Steve Swallow (Bass) Bill Stewart (Drums)
ECMでは“Bass Desires” (1985) などのMarc Johnson諸作、“Saudades" (2004) Trio Beyond; Jack DeJohnetteなどで縁のある人との共演がありますが、初リーダー作。
色合いがレーベルカラーに似合っているのかどうか?でありますが、例のブルージーでアメリカンな感じのコンテンポラリージャズ。
楽曲は例のすっとぼけた感じのSteve Swallowの作品集。
諸作とちょっと違うのが、ディストーション成分が少ないクリーントーンのギター。 音が細く繊細な感じに聞こえるのはECMマジックでしょうか。
ウネウネグニョグニョと動き、転げまわりつつあちこちに飛んでいくいつものフレージングながらも、温度感は低くクールな質感。
淡々と4ビートを刻み続けるドラムに、これまたすっとぼけた感じのベース。
ひたすらひたすら動き続けるギターとジャズなビート。
それでもなんだかんだで近年のECMレコードのギタートリオっぽく仕上がっているのはレーベルの求心力なのか、名人のなせる技なのか。
うーん、やっぱりジャズっぽいか・・・な。
とても平和です。

posted by H.A.