“Charlie Haden, Jim Hall” (1990) Charlie Haden, Jim Hall
Charlie Haden (bass) Jim Hall (guitar)
Charlie Haden、Jim Hall とのDuo。
1989年の一連の記録の翌年、1990年モントリオールジャズフェスティバルでのライブ録音。
クールでハードボイルドなお二人の共演。
もちろんクールでハードボルドな静かな世界。
クールでハードボイルドなお二人の共演。
もちろんクールでハードボルドな静かな世界。
Monkから始まり、Ornette Colemanにジャズスタンダード。
さらに”First Song”, “Down From Antigua”, “Big Blues”などのお二人の代表的なオリジナル曲。
ズシーンとくる低音とフワフワとした霞のようなギター。
モダンジャズ時代、前に進む成分が強いJim HallとRon CarterとのDuoとはまた違った雰囲気。
モダンジャズ時代、前に進む成分が強いJim HallとRon CarterとのDuoとはまた違った雰囲気。
儚く消えゆくような繊細なギターには、Charlie Hadenの沈み込むベースの方がより似合っているかなあ・・・ってな私見。
何の装飾もギミックもないギターとベース、それだけ。シーンと静まり返った空間の中、ゆったりと進む音。
いつもの鬼のような人たちとの共演だと自らも鬼になってしまうベースが、とても柔らかに響きます。
フワフワとしていてサラサラと流れていくようで、ズーンとくる音。
聞き流してしまいそうで、微睡に陥りそうで、ときおり覚醒を促されるようなとても心地よいバランス。
沈んだ感じながら強い浮遊感を醸し出す希少な名人のコンビ、その色合い、そのままの音。
posted by H.A.