“Soul Samba” (Oct.1962) Ike Quebec
Ike Quebec (Tenor Sax)
Willie Bobo (Drums) Kenny Burrell (Guitar) Wendell Marshall (Bass) Garvin Masseaux (Chekere)
激渋テナーIke Quebecのボサノバアルバム。
さすがにこれは似合わないだろ・・・と思いきや、これがいい感じ。
渋くてクールなボサノバ。
また、流行に乗っただけの企画・・・と思われそうですが、時期的にはまだジャズ的ボサノバの黎明期。
“Getz/Gilberto” (Mar.1963)よりも前、“Jazz Samba”(Feb.1962) Stan Getzの半年後の録音のようです。
後は続きませんでしたが、意外にもIke Quebecもジャズ的ボサノバの先駆者のひとりなのでしょうかね。
選曲も激渋。
まだJobimナンバーがメジャーになっていない時期なのだと思いますが、後にもあまり有名にはならなかった曲揃い。
もちろんそれでも素敵なメロディ揃いです。
Ike Quebecはサブトーンを強めに効かせて沈んだムードのテナー。
低音中心、力を入れず終始抑制された音使いがかえって凄みに繋がっているようにも思います。
ギターのKenny Burrellもクールで淡々とした音使い。
ひょっとしたらまだボサノバ慣れしていなかったのかもしれませんが、結果的には、他にはあまりないクールで抑制されたボサノバアルバムに仕上がっていると思います。
ジャケットはちょっとやりすぎで怖い気もしますが、中身は渋くてクール、夜のボサノバテナー。
posted by H.A.
Ike Quebec (Tenor Sax)
Willie Bobo (Drums) Kenny Burrell (Guitar) Wendell Marshall (Bass) Garvin Masseaux (Chekere)
激渋テナーIke Quebecのボサノバアルバム。
さすがにこれは似合わないだろ・・・と思いきや、これがいい感じ。
渋くてクールなボサノバ。
また、流行に乗っただけの企画・・・と思われそうですが、時期的にはまだジャズ的ボサノバの黎明期。
“Getz/Gilberto” (Mar.1963)よりも前、“Jazz Samba”(Feb.1962) Stan Getzの半年後の録音のようです。
後は続きませんでしたが、意外にもIke Quebecもジャズ的ボサノバの先駆者のひとりなのでしょうかね。
選曲も激渋。
まだJobimナンバーがメジャーになっていない時期なのだと思いますが、後にもあまり有名にはならなかった曲揃い。
もちろんそれでも素敵なメロディ揃いです。
Ike Quebecはサブトーンを強めに効かせて沈んだムードのテナー。
低音中心、力を入れず終始抑制された音使いがかえって凄みに繋がっているようにも思います。
ギターのKenny Burrellもクールで淡々とした音使い。
ひょっとしたらまだボサノバ慣れしていなかったのかもしれませんが、結果的には、他にはあまりないクールで抑制されたボサノバアルバムに仕上がっていると思います。
ジャケットはちょっとやりすぎで怖い気もしますが、中身は渋くてクール、夜のボサノバテナー。
