吉祥寺JazzSyndicate

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Free_Jazz

【Disc Review】“Free Jazz: A Collective Improvisation” (1960) Ornette Coleman

“Free Jazz: A Collective Improvisation” (1960) Ornette Coleman

Ornette Coleman (alto saxophone) Don Cherry (pocket trumpet) Scott LaFaro (bass) Billy Higgins (drums)
Eric Dolphy (bass clarinet) Freddie Hubbard (trumpet) Charlie Haden (bass) Ed Blackwell (drums)



 Ornette Coleman、世紀の問題作。
 ピアノレス二管カルテット二隊での同時演奏、全一曲。
 大人数、二つのバンドが同時に音を出しているが故の混沌感はありますが、バラバラに演奏している訳ではなく、テーマを含めて要所でしっかりと合奏し、リズム隊は定常な4ビートを刻み続けます。
 モダンジャズの王道スタイル、オーダーに従って一人がフロントに立ち、徐々に他のメンバーが音を加えていく展開。
 それも無秩序ではなく、ソロ奏者の音に合わせるように他のメンバーのインプロビゼーションが加わっていきます。
 このスタイルを踏襲した“Ascension” (1965) John Coltraneは絶叫系も交錯しますが、本作はあくまで調性を維持したジャズな音。
 そんな中でベースが激しく動き続け、Eric Dolphyが爆発し、Ornette Colemanは明後日の方向に飛んでいきます。
 混沌の場面はわずか、むしろ淡々と音楽は進んでいきます。
 ソロのオーダーが順次廻り、終盤はScott LaFaroとCharlie Hadenの長尺なバトルを経て、ドラム二人のソロからテーマで幕、といった律儀な流れ。
 全部合わせて、自由な即興演奏というよりはキチンと構成された音楽。
 4ビートを二つのバンドで同時に進行させた上で、ソリストのオーダーは決めておいて、そこにコレクティブインプロビゼーションを加えていこう、ってな感じでしょうか。
 フロントに立つ人に留意して聞いていくと、違和感のないジャズに聞こえなくもないのですが、さてどうでしょう。
 いずれにしても強烈なチャレンジ、いろんな意味でぶっ飛んでいます。




posted by H.A.

【Disc Review】‎”White” (2016) Marc Sinan, Oğuz Büyükberber

‎”White” (2016) Marc Sinan, Oğuz Büyükberber

Marc Sinan (Guitar, Electronics) Oğuz Büyükberber (Clarinet, Bass Clarinet, Electronics)

White
Marc Sinan
Ecm
2018-05-18

 トルコ、アルメニアをルーツとするギタリストMarc Sinanとトルコの管楽器奏者Oğuz BüyükberberのDuo。
 Marc Sinan は“Fasıl” (Mar.2008) でアコースティックギターでヨーロッパ寄りな音楽をやっていた人。
 本作でもエスニック色はあまり強くない、静かでフリー色の強い不思議な音楽。
 定まらないビートとコードの中のエレキギターと電子音、クラリネットの絡み合い。
 ギターはクリーントーンながら1970年代サイケを想い起こすような音使い、クラリネットは艶やかで朗々としつつも不思議な音階。
 フリーなインプロビゼーションばかりではなく、合奏の場面もありますが、不思議なメロディ、そして気がつけばまた強烈な浮遊と淡い混沌の中。
 ときおり現れる祈りのようなヴォイスが醸し出す敬虔なムード、電子音の宇宙的なムード、さらに突然現れるディストーションの掛かったギターの強烈な音・・・
 深刻で沈痛な面持ちと、何が出てくるのか、どこにたどり着くのか全く予想できない不安感。
 そして極めて透明度の高い美しい音。
 美しいだけにかえって不思議感、不安感120%。
 強烈な非日常へと誘う、摩訶不思議なトリップミュージック。




posted by H.A.

【Disc Review】“Olu Iwa” (1986) Cecil Taylor

“Olu Iwa” (1986) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)
William Parker (bass) Steve McCall (drums) 
Thurman Barker (marimba, percussion) Earl McIntyre (trombone) Peter Brötzmann (tenor saxophone, tárogató) Frank Wright (tenor saxophone)

Olu Iwa
Cecil Taylor
Soul Note Records
1994-06-20


 Cecil Taylor、1986年のピアノトリオにマリンバのカルテット、さらに三管を加えた編成の2ステージのライブ録音、イタリアのSoul Noteから。
 まずは管入り編成でのステージ。
 アンサンブルでの陰鬱なテーマ提示、ベースのアルコでのインプロビゼーション、静かに妖しく始まる宴、いや、格闘技戦。
 再びテーマらしきアンサンブルの後、ピアノトリオとマリンバの超高速バトル開始。
 凄まじい、ホントに凄まじい演奏。
 管楽器だと激烈・沈痛・陰鬱になりそうなところ、マリンバの柔らかな響きも相まって静かでクールにも響く、超絶な疾走。
 抜きつ差されつ、どちらが先行するともない凄まじいチェイスが続くこと十数分。
 ピアノがマリンバを力でねじ伏せ独走した後、少し音量とスピードを落としてトロンボーンに選手交代。
 さらに加わる魂の叫び系の激情サックス。
 やはり激烈・沈痛・陰鬱。
 全部まとめて叩き潰してやるぅ、ってなピアノ。
 断末魔のようなサックスの叫び。
 最後はテンポを落として儀式のようなのたうちから、呪文のようなヴォイスの中で静かに幕。
 いやはや何とも・・・
 前日のステージはホーンを排したカルテット。
 ピアノトリオで静かに始まりつつも、あっという間の加速、気がつけば怒涛の中。
 中盤から満を持したようにマリンバとのバトル勃発。
 菅入り編成でのステージにも増して激しいピアノ、必死で対抗するマリンバ。
 いつ果てるとも知れない戦いの後、マリンバが力尽きたか、おとなしくなった最終五分ぐらい、ピアノの雄叫びのカタルシス。
 もー、なんなんでしょ、この人たち。
 畏れ入りました。

※別のバンドでの演奏から。


posted by H.A.

【Disc Review】“For Olim” (1986) Cecil Taylor

“For Olim” (1986) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)

For Olim
Cecil Taylor
Soul Note Records
1993-09-11


 Cecil Taylor、1986年のソロピアノ、コンボでの“Olu Iwa” (1986)に先立つ日のステージ、ライブ録音、イタリアのSoul Noteから。
 15分を超えるタイトル曲と短めな演奏7曲とクレジットされていますが、少々のブレークを挿みつつも全一曲のように演奏は続いていきます。
 冒頭、静かに断片的に音を置いていくシーンからスタート。
 どの方向に動くか探っているようにも、鍵盤と戯れているようにも聞こえます。
 しばしばの間断を挿みつつの短いパッセージの繰り返し、不規則で断片的に形を変えるパルスのような動き。
 徐々にスピードが上がるにつれて音の断片が集まっていき、気がつけば何かが崩れ落ちてくるような、あるいは舞い上がっていくような高音の嵐。
 激しい動きの高音と叩きつけるような不協和音、低音のアンサンブルで一曲目は幕。
 その流れをそのまま引き継いだ二曲目。
 さらに上がるテンションとスピード・・・
 わずかな時間、哀し気なバラードのメロディが奏でられるパートを経て、再び始まる疾走と連打・・・
 コンボでは他の音と混ざって聞こえてこなかったピアノの動きの詳細がよく見えてきます。
 短い周期での瞬断とフレーズの変化は、不規則に打ち寄せる波のようでもあるし、感情の起伏、あるいは鼓動のようにも聞こえます。
 そして方向を見定めたかのように始まる疾走、怒涛・・・
 コンボでの凄まじいエネルギー放出とはまた違った、生々しいCecil Taylorサウンド。




posted by H.A.

【Disc Review】“Winged Serpent” (1984) Cecil Taylor

“Winged Serpent” (1984) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano, vocals)
William Parker (bass, vocals) Rashid Bakr (drums, vocals) Andre Martinez (drums, percussion, vocals)
Enrico Rava, Tomasz Stanko (trumpet, vocals) Jimmy Lyons (alto saxophone, vocals) Frank Wright (tenor saxophone, vocals) John Tchicai (tenor saxophone, bass clarinet, vocals) Gunter Hampel (baritone saxophone, bass clarinet, vocals) Karen Borca (bassoon, vocals)
 Cecil Taylor、1984年の大型コンボ作品、イタリアのSoul Noteから。
 ピアノトリオにホーン7名。
 トランペットにヨーロッパのスタイリスト、ECMのスターEnrico Rava, Tomasz Stanko
 もちろん音楽はCecil Taylorのそれですが、大人数ゆえ決め事が多かったのでしょう、他の諸作よりもアンサンブルが多い演奏。
 テーマを決めた後もときおり顔を出すホーンのアンサンブル、ドラムとベースも定常なビートを出している場面が多い感じでしょうか。
 キッチリ楽曲を演奏している感は十分、静かな場面もあります。
 が、突っ走り転げまわるピアノはいつも通り、タガが外れるとフロントに立つホーン陣は入りつ混ざりつの凄まじいコレクティブインプロビゼーション。
 キッチリとオーダーに従い、役割分担もされているようですが、ぶっ飛びつつのソロ回し、そして他のメンバーが背後あるいは前面に出ての咆哮、絶叫。
 大人数の分だけ、いつもにも増して大音量。
 沈痛・陰鬱なテーマ、サックスの絶叫などなど含めて、緊張感の塊のような音が怒涛のように押し寄せてきます。
 さらにはアフリカンなパーカッションと妖しい祝祭ヴォイスなどなど、もう何がなんだか・・・
 Enrico RavaTomasz Stankoの掛け合いなんて場面もあり、とてもカッコいいのですが、激しい音に気を取られているうちにあれよあれよと・・・
 ハードです。
 とても。
 もっとフリーなCecil Taylor諸作よりも、こちらの方が怖い。
 この怒涛のようなエネルギー放射を浴び続けると、別の何かに生まれ変われるかも・・・




posted by H.A.


【Disc Review】“Historic Concerts” (1979) Max Roach and Cecil Taylor

“Historic Concerts” (1979) Max Roach and Cecil Taylor

Max Roach (drums) Cecil Taylor (piano) 

Historic Concerts
Max Roach
Soul Note Records
1994-06-15


 モダンジャズの大御所Max Roachとフリージャズの大御所Cecil TaylorのDuo、ライブ録音、イタリアのSoul Noteから。
 モダンジャズではなく、激しい系フリージャズ。
 まずまず静かなドラム、ピアノのソロ演奏からスタート、経つこと十数分、そこから怒涛のDuoがスタートします。
 各四十分の二つのパート。
 テーマらしきパートを経てビートが入ると、激しい打撃音と超高速転げまわりピアノ。
 ピアノの音の変化に合わせて追随するドラム。
 地雷の炸裂のようなバスドラ、重戦車のような打撃音の洪水の中を飛び、泳ぎ、転げまわるピアノ。
 他のCecil Taylor諸作と比べると、バスドラが強い事も含めて重めに聞こえます。
 重量級の取っ組み合い。
 ドラムはモダンジャズよろしく、かどうかはさておき、キッチリと変化に対応します。
 ブレーク的な部分、音量が落ちる場面などなど、抑揚もあり、少しずつ景色は変わります。
 が、激しい音の洪水、エネルギーの放射に唖然とするばかり。
 これは凄まじい。
 そして、高揚感の中、ピタリと止まるドラムと名残惜し気に細かく高音を刻むピアノ、第一部のエンディング。
 第二部、さまざまなパーカッションの妖しい音とメロディとコードが前に出た感じのピアノの絡み合いで静かに始まり、徐々にテンション、音量、スピードを上げながら開始される戦闘・・・
 終盤、ようやく落ち着きを見せ、ソロピアノでの静かでメロディアスな場面が訪れますが、それも束の間、再び激しい戦闘が開始され、激情のクライマックス。
 お化けのような二人。
 超人たち。




posted by H.A.


【Disc Review】“Silent Tongues” (1974) Cecil Taylor

“Silent Tongues” (1974) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)

Silent Tongues
Cecil Taylor
Black Sun Music
2019-02-15


 Cecil Taylor、1970年代のソロ演奏、モントルージャズフェスティバルでのライブ録音。
 方向感を探るような漂うような陰鬱な演奏から静かにスタート。
 数分でスイッチが入ったかのように、一気に始まる疾走。
 もだえるような低音と、それを開放するかのような高音の疾走。
 一瞬の間断挿みつつ、次々と変わっていく展開。
 鳴り響く不協和音、疾走と徘徊の交錯。
 あるフレーズを繰り返していると思えば、また形を変えた次のフレーズの繰り返し。
 同じ形、同じ強さの無い、それでいて一定の鼓動を持つ波のような音の動き。
 数えきれない大小の波動は徐々に激しさを増し、超絶な疾走のクライマックスへ。
 それが突然ピタリと止まって一編終了。
 これは凄い。
 さらに第一編の流れを引き継いだように激しい動きから始まる第二編。
 約二十分、テンションが落ちることのない波動、凄まじい演奏が続きます。
 後はアンコールなのかどうか、数分の短いパートが二編。
 クールダウンするかのように始まるものの、気がつけば怒涛の連打・・・
 あな畏ろしや・・・
 さて、余談ではありますが、激烈で美しいKeith Jarrett “La Scala” (Feb.1995) のジャケットのデザインがこれと似ているのは何か意味があるのでしょうか?
 確かにこの種の音楽を意識していたようにも聞こえたりもしますねえ。
 が、こちらのオリジナルジャケットはデザインが違うようですね・・・
 さて・・・? 




posted by H.A.

【Disc Review】“The Declaration Of Musical Independence” (2014) Andrew Cyrille

“The Declaration Of Musical Independence” (2014) Andrew Cyrille

Andrew Cyrille (drums, percussion)
Bill Frisell (guitar) Richard Teitelbaum (synthesizer, piano) Ben Street (double-bass)



 フリージャズ系のドラムの大御所Andrew Cyrille、ECMでの初リーダー作。
 近作“Lebroba” (2017)に先立つアルバム。
 ピアノトリオ+ギターのオーソドックなカルテットのようで、そうはなりません。
 ドラムを背景にBill Frisellが前面に出て、他のメンバーが彩りを加えていく構成。
 もちろんフリー系。
 かつての親分?Cecil Taylorバンドのような激烈系ではなく、静かで落ち着いた、でも過激な音。
 いきなりディストーションが掛かったギターが前面に出るフリージャズ。
 過激でドラマチックな演奏ながら、なぜか静かです。
 静かで自由なドラム。
 鳴り続けるその淡々とした音は、覚醒を促すようでもあり、眠りに誘うようでもあり。
 漂うような音の流れは、複雑な心象風景のようにも、迷宮のようにも聞こえます。
 そして全体を包み込むような淡い哀しみ。
 クリーントーンのギターが美しいメロディを奏でても、ゆっくりと時を刻むようなピアノが鳴っても、アフリカンな打楽器が聞こえても、混沌が訪れても、その色合いは変わりません。
 心の中を覗き込むような、不思議な時間。

※こちらは最近作から。
 

posted by H.A.


【Disc Review】“Dark to Themselves” (1976) Cecil Taylor

“Dark to Themselves” (1976) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)
Jimmy Lyons (alto saxophone) Raphe Malik (trumpet) David S. Ware (tenor saxophone) Marc Edwards (drums)

ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ
セシル・テイラー
SOLID/ENJA
2014-07-16


 Cecil Taylor、1976年、ベースレスの三管クインテット、ユーゴスラビアでのライブ録音。
 一時間を超える全一曲、フリージャズ。
 “Unit Structures” (May.1966)、“Conquistador!” (Oct.1966)あたりと同様、テーマを合奏し、ソロのオーダーをキッチリと決めたうえでの激烈系。
 テーマは三管のアンサンブル、少しずつズレながら揺ぐダークなメロディ。
 ソロの第一走者はトランペット。
 続くこと十数分。
 ぶっ飛びつつも端正にも聞こえるインプロビゼーションの後ろで走り回り転げ廻るピアノとドラム。
 続くのはテナーサックス。
 クダを巻くような音使いと絶叫を交えたColtrane系の超激情系。
 再びテーマらしきアンサンブルでブレークすると、次はアルトサックス、これまた怒涛。
 そして締めはピアノのターン、真打ち登場。
 独奏から始まり、ドラムが加わると疾風怒濤、獅子奮迅、傍若無人な凄まじいまでのピアノ。
 不協和音とかスケールアウトとかメロディは?とか、もうそんなことはどうでもよくなってしまう激烈な連打、痛打。
 続くこと十数分、ようやくアンサンブルに戻って静かに幕。
 ピアノはずーっと、ずぅーっと一時間、休む間なしの全力疾走。
 それも一定のフォーム、規律を保ったままの激走、爆発。
 もはや神業。
 脳みその中をひっかき回されているような、口の中に手ぇー突っ込まれて奥歯ガタガタいわされているような、そんな快感・・・
 ・・・に感じられるようになれば、あるいは、この畏ろしいまでのエネルギー放射をガッツリ受け止めることができるようになれば、立派な大人になれるのでしょう。
 たぶん。
 ともあれ、あの頃のMilesさんColtraneさんもビックリ、上掲の二作を凌ぐ超弩級エネルギー放出型フリージャズ。
 これは凄い。




posted by H.A.


【Disc Review】“Conquistador!” (Oct.1966) Cecil Taylor

“Conquistador!” (Oct.1966) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)
Henry Grimes, Alan Silva (double bass) Andrew Cyrille (drums)
Bill Dixon (trumpet) Jimmy Lyons (alto saxophone)

Conquistador!
Blue Note Records
2004-03-23


 Cecil Taylor、“Unit Structures” (May.1966)と同年の録音。
 メンバーの変動はありますが、類似の編成。
 これまた血沸き肉躍る系、怒涛のフリージャズ。
 LPレコード片面一曲ずつの堂々たる構成。
 紛うことなきフリージャズな音ですが、おそらくは計算尽くの編曲、構成の組曲風。
 冒頭から凄まじい動きのピアノ。
 激しくうねる波のようなピアノトリオの音の中を二管のアンサンブルがテーマを決めた後は、波間を漂う船のようなアルトサックス。
 少し凪いだ雰囲気の中でのトランぺットの妖しいインプロビゼーションの後は、再び二管のアンサンブル。
 そして激しいピアノのインプロビゼーション。
 下の方でトグロを巻いた後の凄まじいまでの疾走、跳躍、叩きまくられる鍵盤、激しく反応するドラム、ベース。
 その後も次々と景色は移ろい、締めのテーマが出てくるまでに聞いている方がヘロヘロ。
 もう一曲もゆったりと始まるものの、徐々にテンション、スピード、音量が上がり、気がつけばこれまた怒涛の中。
 ときおり緩やかになるものの、それは束の間。
 激しい波に打たれ洗われ続ける時間。
 凄まじいエネルギー放射。
 ハードです。
 が、ヘロヘロになりつつも、気持ちは覚醒してくるようにも感じます。
 それが気持ちよかったりして・・・
 激烈ながら、一定の作法に基づいた秩序が感じられるからかもしれませんし、キッチリとリーダー、フロントに反応していくバンドサウンドゆえなのかもしれません。
 中身もカッコいいのですが、ジャケットも最高。




posted by H.A.

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