吉祥寺JazzSyndicate

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François_Morin

【Disc Review】“Naissance” (2012) François Morin

“Naissance” (2012) François Morin
François Morin (Drums)
Luiz Ribeiro (Guitar, Vocals) André Mehmari (Piano, Synth) Guilherme Ribeiro (Accordion) Neymar Dias (Acoustic Bass, Guitar, Mandolin) Deni Rocha (Cello) Léa Freire (Flute) Gabriel Grossi (Harmonica) Daniel Pires (Viola) Aramis Rocha, Robson Rocha (Violin) Sergio Santos, Tatiana Parra, Ivan Lins (Vocals)

Naissance
Francois Morin
Tratore Music Brasil
2013-02-05
フランソワ モラン 
アンドレ メマ

 André Mehmari と“Arapora” (2013)を共作したフランス人ドラマー、ブラジル人脈の豪華メンバーを集めた現代的、南米的音楽。
 柔らかなブラジル、ミナス、あるいはフォルクローレの香り、Pat Methenyの影、André Mehmariの色合い、さまざまな要素が混ざり合う質感。
 "Still Life"(1987)前後のPat Methenyサウンド、それをさらに南米に振ったイメージ。
 さまざまな形で交錯する、柔らかなブラジル的スキャット、アコーディオン、ギター、フルート・・・。
 切なげで可憐ながら、ときおり楽器の動きとユニゾンで疾走するTatiana Parraのボイス。
 要所で郷愁感を醸し出すアコーディオンの懐かしい音。
 そしてほぼ全編でフィーチャーされる圧倒的なAndré Mehmariのピアノ。
 天から舞い降りてきたり、穏やかに揺れながら周囲を舞ったり、強烈に疾走したり・・・
 全編柔らかなリズムながら、強烈なグルーヴ。
 アップテンポでは静かにヒタヒタと迫ってくるビート、先端コンテンポラリージャズのような複雑なビート、あるいはバラードではフォルクローレ的な緩やかなワルツ系、その他諸々。
 ほぼ、全曲リーダーFrançois Morinのオリジナル曲。
 すべての楽曲がメロディアス、センチメンタルながら、優雅で爽やか、前向き。
 穏やかに、切なげに、あるいは幻想的に始まり、優雅に展開しながら徐々にテンションを上げ、強烈な高揚感で結ぶ、ドラマチックな展開。
 フワフワと漂いながら、気がつけば桃源郷・・・そんな演奏が揃っています。
 すべて名曲、名演。
 すべての曲が短編のドラマのようなムード。
 そして全体を支配する南米的な郷愁感。
 素敵なジャケット、そのままの素敵な音楽。
 これは素晴らしいモノを見つけたかも。
 一大名アルバム。




posted by H.A.

【Disc Review】“Arapora” (2013) Andre Mehmari, Francois Morin

“Arapora” (2013) Andre Mehmari, Francois Morin
André Mehmari (Piano, Voice, Electric Bass, Electric Guitar and Synth) François Morin (Drums)

Arapora
André Mehmari

2014-12-07
アンドレ メマ
フランソワ モラン





 André Mehmari、フランス人ドラマーFrancois MorinとのDuoアルバム。
 この二人が参加している“Naissance” (2012) François Morinは最高のブラジリアンジャズフュージョンでしたが、本作は少々色合いが異なります。 
 ピアノとドラムを中心に、さまざまな楽器をオーバーダビングするスタイル。
 いつも明るく優しい音の人ですが、本作は少し強めの質感、少し深刻なムードも漂うAndré Mehmari。
 即興から出来上がった曲中心、実験的な色合いが無きにしも非ず、ですが、どの曲もメロディは明確で抽象的な印象はありません。
 いつもの柔らかな質感はそのまま、少しマイナーチューン、思索的な展開が多いイメージ。
 即興中心だけに、意外な展開もちらほら、Jobimのカバーも原曲が解体された演奏。
 その辺り、また、的確にピアノに反応するスタイルのドラムのビート感の強さを含めてジャズ的でもあるし、この作品の妙なのでしょう。
 なお、最終曲はKeith Jarrett、あの”The Köln Concert”の最終ブロックのカバー。
 オリジナルは言わずもがなの素晴らしい演奏。
 本作はオリジナルよりも長尺、おもちゃ箱をひっくり返したような演奏・・・さて・・・聞いてみてください。




posted by H.A.
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