吉祥寺JazzSyndicate

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Flamenco

【Disc Review】 “Paseo de los Castanos” (2007) Tomatito

“Paseo de los Castanos” (2007) Tomatito
Tomatito (Guitar) and Others

Paseo De Los Castanos
Tomtito
Universal I.S.
2003-02-25
トマティート




 フラメンコギタリストTometito。
 Michel Camiroとの共演は知っていたけど、このアルバムにはGeorge Benson (Guitar)との共演曲を収録。
 フラメンコ特有の汗臭さが薄まり、強烈な哀愁感を残しつつも都会的なクールなムード。
 そしてとてつもない疾走感。




posted by H.A.

【Disc Review】 “Spain Again” (2006) Michel Camilo,Tomatito

“Spain Again”(2006)Michel Camilo,Tomatito
Michel Camilo(Piano)/Tomatito(Guitar)

Spain Again
Universal Music LLC
2006-05-17
ミッシェル カミロ
トマティート


 ラテン系ピアニストMichel CamiloとフラメンコギタリストTomatitoのデュオ。
 “Spain”(2000)の続編。
 濃そうなメンツでド派手かなと思いきや、意外に落ち着いた演奏。
 フラメンコ、タンゴ、Jazzのちょうど中間ぐらいの質感、フラメンコ、タンゴの激しさは少し抑え目で私にとってはちょうどいいぐらい。
 とはいえ、このお二人ですので、テクニックは抜群、アンサンブルもソロも十二分にエキサイティング。
 白眉は一曲目"El Día Que Me Quieras"。
 スタートは恐ろしいほどに美しいギターのソロ。
 ゆっくりしたルバート的リズムで静謐ながらフラメンコ特有の高速フレーズがちりばめられ続くこと2分、一区切りついたところで、これまた美しいピアノが天から降りてくるように加わります。
 その後、ピアノを中心としたデュオでゆっくりと美しいテーマ~インプロビゼーションへ展開。
 Michel Camilo、ラテン系のノリノリガンガンのイメージが強いのですが、この曲では限りなくロマンチック。
 ゆったりと漂うように、また、時に高速なロングフレーズを交えながら起承転結が明確でドラマチックなインプロビゼーションを展開します。
 ここまで美しく、ロマンチックでドラマチックな演奏はなかなか無いでしょう。
 この一曲だけでもこのアルバムは買い。
 2曲目はあの"Libertango"。3曲ほどAstor Piazzollaの曲が続くこともあり、アルバム全体の印象はタンゴの雰囲気が強いかな。
 情熱的に来るかなと思いきや、意外とあっさり系で上品にまとめています。
 世評的には前作“Spain”の方が評価は高いのかもしれませんが、私的には前掲の一曲目だけでこのアルバム推し。

 


posted by H.A.
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