吉祥寺JazzSyndicate

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Don_Pullen

【Disc Review】“Kele Mou Bana” (1991) Don Pullen & The African Brazilian Connection

“Kele Mou Bana” (1991) Don Pullen & The African Brazilian Connection

Don Pullen (Piano)
Nilson Matta (Bass) Guilherme Franco (Berimbau, Percussion, Timba, Timbales) Mor Thiam (Chimes, Djembe, Rainstick, Sound Effects, Vocals) Keith Pullen, Tameka Pullen (Vocals) Carlos Ward (Bass, Alto Sax)

Kele Mou Bana
Don Pullen
Blue Note Records
1992-02-25

 
 Don Pullen、Blue Noteでの名作エスニックジャズ。
 バンド名通りにAfrican & Brazilian。
 1970~80年代のフリージャズ、ハードなジャズを経た、少々ポップなエスニックなジャズ。
 歴史的にはアフリカ、ブラジル、ヨーロッパ、北アメリカの結節点がキューバだろうし、同じ時期に共演しているKip Hanrahanの影響もあったのでしょうかね?
 とにもかくにもアフリカンなパーカッションとサンバ混じりビート。
 キャッチ―なメロディ。
 それでいて硬派なジャズ。
 まずまずおとなしく始まりますが、音楽が進み、興が乗ってくると徐々に正体を露わにし、気がつけばド激しい系。
 グーの手でグリグリグリグリ、鍵盤をいたぶりまくり。
 まー、激しいやらカッコいいやら。
 Kip Hanrahan諸作を含めて、あまりフリーにはいかないこのくらいのDon Pullenがいいなあ。
 フリーな作品の中にもそんな楽曲がさり気なく置かれていましたが、この期の作品はそれを集めたアルバム揃い。
 とてもわかりやすくて、それでいて十二分にマニアックでカッコいい、エスニックジャズ。
 20年以上経った今聞いても大名作だと思うのだけど、世評はどうなのでしょう・・・?




posted by H.A.


【Disc Review】“Milano Strut” (1978) Don Pullen, Don Moye

“Milano Strut” (1978) Don Pullen, Don Moye

Don Pullen (Piano, Organ) Famoudou Don Moye (Drums, Percussion, Congas, Bells)

 Don Pullen、イタリアのBlack Saintレーベルからのフリージャズ。
 この時期のDon Pullenの作品は、“Capricorn Rising” (1975) Don Pullen, Sam Riversなど、激烈系フリージャズ。
 本作はドラムとのDuo。
 もー好きにしてください・・・と言わざるを得ない、暴力的なまでのど激しい系。
 “Interstellar Space” (Feb.22.1967) John Coltraneもビックリの、黒い情念のほとばしりな音。
 もう勘弁してください・・・と思うこと、十数分。
 突然現れる美しいメロディ、ルバートでの漂うようなスローバラード。
 激情と混乱、安らぎが錯綜する音。
 これまたあの後期John Coltraneのバラードの世界。
 さらに、LPレコードB面、オルガンで演奏される“Milano Strut”の哀愁漂うクールな音。
 これはあのKip Hanrahanの世界。
 クールでやるせなくて、しかもオシャレ。
 こちらが先なので、彼の音のイメージの一部はDon Pullenだったのかもね?、と想わせる一曲。
 このままいって欲しい・・・の願いも虚しく、かき回されるピアノ。
 うーん・・・
 ・・・にしても素晴らしいジャケットだなあ・・・




posted by H.A.


【Disc Review】“Capricorn Rising” (1975) Don Pullen, Sam Rivers

“Capricorn Rising” (1975) Don Pullen, Sam Rivers

Don Pullen (Piano) Sam Rivers (Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Flute)
Alex Blake (Bass) Bobby Battle (Drums, Tambourine)

Capricorn Rising
Don Pullen
Black Saint
2017-01-20


 Sam Rivers、Don Pullenとの共同リーダー作品。
 ど激しい系のフリージャズ。
 時代感はわからないのだけども、“Agharta”、“Pangaea”(Feb.1.1975) Miles Davisに近い時期。
 激しい系のフリージャズの時代は終っていた時期のようにも想像するのだけども、これでもかこれでもかの激しい系。
 これは熱い。
 あるいは暑苦しい。
 Sam Rivers、Don Pullenともに、あっけらかんと演奏するようなイメージもあるのだけども、この音は重くて熱い。
 血と汗が噴き出るような凄まじい音の洪水。
 全4曲、B面の二曲は明るいラテンな感じですが、それも激しい。
 全編疾走し続け。
 疲労度も120%。
 それでも、聞き終わるとなぜかスカッと爽やか・・・かな・・・?
 とにもかくにも体育会系な音。
 とても激しくて、男臭くてカッコいい音楽。
 夏には聞きたくないけどね・・・




posted by H.A.


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