吉祥寺JazzSyndicate

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Claudio_Puntin

【Disc Review】“Post Scriptum” (2010) Wolfert Brederode

“Post Scriptum” (2010) Wolfert Brederode
Wolfert Brederode (piano)
Claudio Puntin (clarinets) Mats Eilertsen (bass) Samuel Rohrer (drums)

Post Scriptum
Wolfert Quartet Brederode
Imports
2011-07-26
ヴォルフェルト ブレデローデ




 オランダの若手のピアニストWolfert BrederodeのECM第二弾、最近作。
 前作“Currents” (2006)では抑え気味だったインプロビゼーションのスペースが増え、ジャズ度が増してきました。
 楽曲も同様、普通のジャズアルバムとして聞いてもおかしくない質感。
 とはいえ、相変わらず不思議感はてんこ盛り。
 前作と同様に、ピアノが同じリフを繰り返しつつ、リズムとクラリネットが変化をつけていく構成、あるいはピアノとクラリネットを入れ替えた構成も何曲か。
 リズムの取り方もベテラン陣にはない新しい感覚。
 美しく妖しい不思議な音使いのピアノと、静かなグルーブ感のドラムがカッコいいのは相変わらず。
 インプロスペースがはっきりした分、クラリネットの凄さも明確に。
 クールな質感ながら、フレージング、スピード感、抑揚ともに一級品。
 全体を貫くクールな緊張感、静かなグルーブ感、浮遊感、あくまで上品な昂揚感。
 美しく妖しい楽曲と、これも美しく妖しいインプロビゼーション。
 新しい感覚の音の流れ。
 見えてくるのは東欧あたりの深い森。
 やはり”Something Strange, but Comfortable”。 


 

posted by H.A.

【Disc Review】“Currents” (2006) Wolfert Brederode

“Currents” (2006) Wolfert Brederode
Wolfert Brederode (piano)
Claudio Puntin (clarinets) Mats Eilertsen (bass) Samuel Rohrer (drums)

Currents (Ocrd)
Wolfert Brederode
Ecm Records
2008-08-19
ヴォルフェルト ブレデローデ



 ボーカリストSusanne Abbuehlのサイドで只者では無い感が漂う演奏をしていたオランダ?の若手、ジャズとしては新感覚?のピアニスト。
 何が新しいか、象徴的なのは一曲目。
 ピアノは、妖しげ悲しげなリフをひたすら繰り返すのみ。
 ドラム、ベースが微妙な変化を加えつつ静かにグルーブを作り、クラリネットが主旋律とインプロビゼーションっぽい音を乗せるのですが、ピアノはあくまでリフのみ。
 それでもものすごい緊張感。
 静謐な昂揚感、さらに浮遊感。
 ミニマル・ミュージック(よく知りませんが・・・)とは少し違うのでしょう。
 かつてのMilesのNefertittiが似た手法ではあるのでしょうが、質感は違う。
 グルーブと昂揚感は同様ですが、本アルバムはあくまでクールな質感。
 徹底しているのは一曲目だけですが、基本的にはそんな感じで最後まで。
 シンプルな曲にインプロビゼーションはあくまで控えめ、一歩間違えば単調な演奏になりそうですが、なぜか一曲ごとの起承転結が明確に感じられ心地よい。
 この感じは何なのだろう?
 まさに”Something Strange, but Comfortable”。


※ピアノとドラムのDUOですが質感は同じ。

posted by H.A.
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