吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Charlie_Mariano

【Disc Review】 “Little Movements” (1980) Eberhard Weber

“Little Movements” (1980) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass)
Charlie Mariano (soprano saxophone, flute) Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer) John Marshall (drums, percussion)

Little Moments
Eberhard Weber
Ecm Import

エバーハルト ウェーバー

 Eberhard Weber、1980年作。
 ほぼ同メンバーのワンホーンカルテットでの3作目、最終作。
 前作に比べて構成が複雑化。
 クラシカルな感じ、さらに緊張感、妖しさも増した感じ。
 いろいろな景色が次々と変わっていきます。
 そんな中を柔らかなベース、美しいピアノ、アグレッシブなサックスが絡み合い、そしてときおり電子音を交えつつの幻想的な演奏が並びます。
 複雑なゆえか、前作までに比べて少し翳りが感じられる質感。
 と思っていたら、最後に激しい前向き系のポップな曲が置かれていたり・・・
 なんだかんだで諸作と同様の色合いですが、全体を通じれば、少し明度が抑えられてしっとりした感じ、センチメンタル度も強。
 しなやかさはそのまま、より幻想的、かつドラマチック。
 いずれにしても、同カルテットの作品群、“Yellow Fields” (1975)、“Silent Feet” (1977)、本作、いずれ劣らぬ名作揃い。
 弾みまくるこの期のアメリカンなジャズフュージョンの代表選手Weather Reportに対して、柔らかでしなやか、上品な1970年代ヨーロピアンジャズフュージョンを代表する音。




これまた単独では廃盤、3枚セットの中の一枚。

Colours (Spkg)
Eberhard Weber
Ecm Records
2010-01-19





posted by H.A.

【Disc Review】“Silent Feet” (1977) Eberhard Weber

“Silent Feet” (1977) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass)
Rainer Brüninghaus (piano, synthesizer) Charlie Mariano (soprano saxophone, flutes) John Marshall (drums)

エバーハルト ウェーバー





 Eberhard Weber、1977年作。
 “Yellow Fields” (1975)に続く、サックス入りカルテット。
 穏やか、かつ、ほどよくエキサイティングなコンテンポラリージャズ。
 アメリカ系フュージョンのようにロック、ソウル色はなく、あくまでヨーロッパの香りがする柔らかいヨーロピアンフュージョン。
 かといってクラシック色が強いわけではもない、現代的で上品なサウンド。
 抜群の完成度。
 長尺な大曲ばかりですが、いずれも美しいメロディ、柔らかなリズムの名曲揃い。
 あくまで明るいのだけどもちょっとだけ怪しい、ドラマチックなのだけども深刻さは薄い微妙な雰囲気。
 Rainer Brüninghausのきらびやかでドラマチックなピアノ、リーダーの言わずもがなのスペーシーな音はいつも通り、Charlie Marianoのアグレッシブなサックスがカッコいい。
 全体を貫くあくまで上品なグルーブ感、時折現れる強烈なスピード感。
 これまた1970年代ヨーロピアンコンテンポラリージャズの代表作、でよろしいかと。 




これまた単独では廃盤でしょうか?これが一番人気なのでしょうかね。
今は素晴らしいアルバムが揃った3枚セット。

Colours (Spkg)
Eberhard Weber
Ecm Records
2010-01-19





posted by H.A.

【Disc Review】“Yellow Fields” (1975) Eberhard Weber

“Yellow Fields” (1975) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass) Charlie Mariano (soprano saxophone, shenai, nagaswaram) Rainer Brüninghaus (keyboards) Jon Christensen (drums)

Yellow Fields
Universal Music LLC

エバーハルト ウェーバー





 Eberhard Weber、ECMでの第二作。
 “Silent Feet” (1977)、“Little Movements” (1980)と名作が続くバンドの初作。
 ベースとシンセサイザーのスペーシーな響きが彩る、柔らかなフュージョンミュージック。
 ゆったりとした幻想的な音。
 前作“The Colours Of Chloë” (1973)と比べると、ちょっとポップ色、あるいはフュージョン色が強くなった感じでしょうか。
 Rainer Brüninghausはピアノだけでなくシンセサイザーとエレピをたっぷり。
 あのCharlie Marianoがぶっ飛んだサックス。
 同世代のフュージョン、Weather Reportに近い感じもしますが、カチッとしたイメージ、あるいは弾むそちらに対して、とても柔らかく漂うようなEberhard Weber Band。
 さまざまな実験的な要素が組み込まれているのだと思いますが、気難しさはなく、わかりやすい音楽。
 が、21世紀に聞いても、あの時代のフュージョン・・・ってな感じは微塵もない、むしろ未来的なサウンド。
 柔らかなビート、空間を包み込むような響き、繰り返されるリフ。
 そして、そんな中をかっ飛んでいくアグレッシヴなサックス、ピアノ。
 陶酔へと誘うトリップミュージック。




 素敵なジャケットの原盤が廃盤なのは何ともさびしい。3枚セットでお得ではありますが。

Colours (Spkg)
Eberhard Weber
Ecm Records
2010-01-19





posted by H.A.
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