吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Anders_Jormin

【Disc Review】“Bosonossa and other ballads”(1993)Tomasz Stanko

“Bosonossa and other ballads”(1993)Tomasz Stanko
Tomasz Stanko(trumpet)
Bobo Stenson (piano)、Anders Jormin (bass)、Tony Oxley (drums)

Bosonossa And Other Ballads
Tomasz Stanko
Gowi Records
1993
トーマス スタンコ

 1993年作。
 前掲の“Balladyna”(1975)から20年も経ってるし、タイトル、メンバーからして落ち着いた音楽かな、と思ったこのアルバム。
 ところがどっこい、やはり血と硝煙の香りが漂う戦闘ジャズもありました。
 冒頭曲、バラードっぽく始まりゆったりとすること数分、だんだんと過激になっていきます。
そして行き着くところは・・・
 “Balladyna”(1975)と比べれば、まだマイルドかもしれませんが、それはBobo Stenson、Anders Jorminの色なのかな?
Stankoさん自体は血管ブチ切れのアグレッシブさ。
 激しいトランペットと、キレイなピアノ、深みのあるベースのバランスが絶妙。
 みんなどこかに行ってしまっているような超激しい演奏に加えて、近年の落ち着きに通じる演奏も。
 過渡期ですかね。
 あるいはこの後、ECMに移ってからは毒気を抜かれたか?
 なんだかんだで、ちょっと過激だけど、全編に溢れる緊張感がカッコいい、男臭い音楽です。



posted by H.A.

【Disc Review】 “Celestial Circle” (2010) Marilyn Mazur

“Celestial Circle” (2010) Marilyn Mazur
Marilyn Mazur(percussion)
John Taylor (piano) Anders Jormin (bass) Josefine Cronholm (voice)

Celestial Circle
Marilyn Mazur
Ecm Records
2011-10-18
マリリン マズール

 かのマイルスバンドの女性パーカショニスト、いろんなメンバーといろんな音楽を演っているようですが、このアルバムでは意外にも、いかにもECM 的な怪しくも美しい静音ジャズを聞かせてくれます。
 基本は名手John Taylor (piano)、Anders Jormin (bass)とのピアノトリオですので、難解な方向にいかない限りは悪いはずがありません。
 その上に数曲で女性ボーカルが乗ってきます。
 全体のムードを支配するのはJohn Taylorでしょうか。
 冒頭曲、いかにもJohn Taylorのバラードらしい怪しく美しいピアノから始まり、乾いたボーカルが悲しいメロディを歌います。
 以降、全編このムードで、静かで、怪しく、美しいECMの3拍子が揃った演奏が続きます。
 何曲かは、メロディが薄い難しげな演奏、呪文のようなVoiceの展開もありますが、まあよしとしましょう。
 繊細な色合いのパーカッションを生かすためでしょうか、3者ともに少々抑え目の演奏ですが、逆に要所で聞かれる鋭さが光ります。
 クールなボーカリストもいい味を出しています。
 決して明るい感じの音ではありません。
 確かに廃墟っぽい音といえばその通り。
 でも、優しい音楽だと思います。
 ジャケットのポートレートは夜明け?
 音の雰囲気は少し肌寒い夕暮れかな?


ついでにライブも。こちらは元気。

posted by H.A.

【Live Report】 “Anders Jormin” at Shibuya, Tokyo 2014/5/22 

“Anders Jormin” at Shibuya, Tokyo
2014/5/22

Anders Jormin(bass)
Mariam Wallentin(voice)、Erika Angell(voice)、Fredrik Ljungkvist(clarinet, saxophone)、Jon Fält(drums)

 ヨーロッパジャズファンならばどこかで聞いたことがあるはずの、さながらヨーロッパのPaul Chambers、Anders Jormin。この度は自身のバンドでの来日。
 Jorminさん、バックに回ると堅実さに加えて何とも言えない上品なグルーブ感を醸し出す名ベーシスト、自身のバンドではこれも何とも言えない怪しい音楽を展開する。どんな音楽をやるにしてもライブでは凄いに違いない、と思い参戦。

 さて、やはり不思議な感覚の旋律やラテン語?で歌われる宗教っぽい曲は怪しさ満点なのですが、CDで聞くのとは何か違う。
 おそらくボーカルのお二人が気持ち良さげに体を揺らしていたこと(これが実にカッコいい)に象徴されるグルーブ感。そしてその根源はAnders Jorminのベースだと思います。
 ドラマーがかなり自由に動くタイプだっただけに、Jorminさんが終始さりげなくベーシックなリズムを決めていたように思います。これが超一流の人のなせる技なのかな。

 Arild Andersen、Lars Danielson、Palle Danielsonなど、ヨーロッパのベースの名手はたくさん、それぞれ特徴がありますが、Jorminさんが一番上品なグルーブを醸し出してくれる。私の好みはド派手なArild Andersenと堅実なAnders Jormin。

 なお、ボーカルの女性お二人、只者では無い感が漂っていましたので、これからメジャーになってくるかも。

 家に帰ってCDを聞いてみましたが、やはりライブの方が圧倒的にいいなあ。
 でも少々難解で取っ付きにくかったCDがいい感じで聞こえてくるようになりました。
 やはりジャズ、特にこの種の怪しい系の音楽はライブに参加すべきですね。
 
Ad Lucem
Anders Jormin
Ecm Records
2012-03-06





posted by H.A.
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