吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Ana_Costa

【Disc Review】“Pelos Caminhos Do Som” (2015) Ana Costa

“Pelos Caminhos Do Som” (2015) Ana Costa
Ana Costa (vocal) and others

アナ コスタ

 現代サンバのAna Costa、最新アルバム、ライブ録音。
 Maria Rita、Roberta Saよりもナチュラル・テイストなボーカリスト。
 スタジオ録音を聞く限りでは素朴な感じを売りにしているんだろうと思っていましたが、ライブではポップス寄りな感じに聞こえます。エレキベースの音が目立つからでしょうかね。
 スタジオ録音のベースレスの素朴な感じがいいんですけどね。それだとコンサート会場では少し寂しくなるのか・・・。
 いずれにしても大盛り上がりのライブ。
 いかにもなブラジルの伝統的な大衆音楽というと怒られるのかもしれないけども、まさにそんな感じ。
 みんな楽しそう。
 終盤に向かって盛り上がる構成。この辺りはジャズやロックのステージと同様。
 サンバでいいのが、加えて陶酔感を誘うサビのリフレインがあること。
 ノリのいいリズムを背景にして、シンプルでちょっと悲しげなメロディをみんなで大合唱。
 これでみんな憂さを忘れられるんだろうなあ。
 ポルトガル語が全くわからないのがとても悲しい。
 わからないからよかったりもするんでしょうが・・・。




posted by H.A.

【Disc Review】“Hoje E O Melhor Lugar” (2012) Ana Costa

“Hoje E O Melhor Lugar” (2012) Ana Costa
Ana Costa (vocal, guitar) and others

アナ コスタ

 現代サンバの女性ボーカルAna Costa、第三作。
 これはジャケットのままの音。
 サンバに関わる人のことを「サンビスタ」と呼ぶらしい。
 とてもそれらしいカッコいい言葉の響き。
 SUNとSAMBAは全く日本人的な混同だけど、あまりにもピッタリなジャケットと音。
 本作もカヴァキーニョの素朴な響きが先導するナチュラルで明るいサウンド。
 前二作よりもさらにネイティブなサンバっぽい色合いが強いかな。
 例によって中盤にエレキベースとか鍵盤楽器などが入って現代的ポップス風味が強い曲もありますが、本作ではわずか。
 それにしても毎度毎度のカッコいいキャッチーな曲揃い。
 明るく前向きながら哀愁があって、さらに不思議な浮遊感と高揚感のあるメロディライン。
 作者もバラバラのようだけども不思議な統一感。
 そして定番、各曲の最後の合唱による不思議な陶酔感。
 何かサンバ独特の曲の作り方、音符のつなぎ方の暗黙のルールがあるんでしょうね。
 本作、今までに増してその「様式」が徹底、これでもかこれでもかと続く素朴な質感の高揚感。
 にぎやかなようで決してうるさくはないのが、これまたいいところ。
 とてもナチュラル、とても幸せな音楽。




posted by H.A.

【Disc Review】“Novos Alvos” (2009) Ana Costa

“Novos Alvos” (2009) Ana Costa
Ana Costa (vocal, guitar) and others

Novos Alvos
Ana Costa
Rip Curl Recordings
2009-05-22
アナ コスタ

 現代サンバの女性ボーカルAna Costa、第二作。
 素朴さと洗練がいい感じでバランスした音。
 ネイティブなサンバから現代ポップス風味、ボッサ風味まで、さまざまな音。
 素直な感じの構成のデビュー作に対して、本作はいきなりノリノリの大合唱。本人も表面には出てきません。
 ベースレス、カバキーニョ?とパーカッションと声だけ。これがプリミティブな感じでカッコいい。
 新機軸か?と思いきや、後続はデビュー作を踏襲、電気楽器やホーンも入る洗練された現代サンバと伝統的なイメージが交錯する構成。
 最後はパーカッションと声だけ、プリミティブな感じの大合唱で締め。
 ほどほどポップなのだけども行き過ぎていないし、古いようで今風。
 電気楽器が混ざってもあくまでアコースティックな質感。
 自然で優しげな声とギター、パーカッション、ホーンが入ったりしても決してうるさくはならない。
 ボッサよりも少々元気で華やか。
 でももちろんブラジル音楽特有の柔らかさ、そこはかとない哀愁感。
 内にこもる印象のボッサに比べて、エネルギーが外に出てくる感じ。でもなぜか哀愁感。
 その微妙で複雑な加減が何ともいえず心地いい。
 聞いているとなぜか前向き。
 「まあいろいろあるけど難しいこと考えないで気楽にいきましょう・・・」そんな感じの音。
 疲れた時の清涼剤。
 サンバ独特のサビのリフレインは効くなあ。





posted by H.A.

【Disc Review】“Meu Carnaval” (2006) Ana Costa

“Meu Carnaval” (2006) Ana Costa
Ana Costa (vocal, guitar) and others

Meu Carnaval
Ana Costa
Zambo Discos
2006-03-28
アナ コスタ

 現代サンバの女性ボーカル、デビューアルバム。
 素朴でナチュラルな質感。
 これでもポップス寄りなのでしょうか?本場での受け取られ方はよくわかりませんが、ポップスはあまり受け付けない私にとっても心地よく響く音。
 ギター、カバキーニョ、パーカッションなどが作る、アコースティックで少し懐かしい感じがする音を背景に、癖のないナチュラルな歌声。
 たまにホーンや電気楽器、シンセ・ストリングス、その他諸々が入ったりしながらも、あくまでナチュラルな質感。
 それにしてもいい曲揃い。名曲集なのでしょうかね?
 あくまで明るいのですが、微かな哀愁感が常に流れていて、途中にさりげないヒネリが入ったカッコいいチェンジが入り、後半に向けて盛り上がっていく・・・最後は大合唱・・・。
 ってなのがサンバの「様式」なのでしょうね。
 自然に体が揺れるリズムに加えて、終盤に向けての高揚感、陶酔感の心地よさ。
 そんな曲、構成の繰り返し。同じようでこれが飽きません。
 中盤、カバキーニョの音が消え、現代的なポップス色が強い曲もありますが、これもいい出来。
 上記の「様式」のイメージが常に流れていて、普通のポップスとはちょっと違います。
 終盤はまた素朴でナチュラルなサンバ、大盛り上がりの大合唱~高揚感の中で大団円。
 これ、結構な名アルバムだと思います。




posted by H.A.
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