“The Allman Brothers at Fillmore East” (1971) The Allman Brothers Band
Duane Allman (lead guitar, slide guitar) Gregg Allman (organ, piano, vocals) Dickey Betts (lead guitar) Berry Oakley (bass guitar) Jai Johanny Johanson (drums, congas, timbales) Butch Trucks (drums, tympani) Thom Doucette (Harmonica) Jim Santi (Tambourine)

At Fillmore East
Allman Brothers
Mobile Fidelity Koch
オールマンブラザース・バンド


 大意、脈絡は無いのですが、先のEric Claptonを聞いていて思い出した懐かしのアメリカンロックを2-3作。

 あの時代のアメリカンロックの決定盤であり、Allman Brothersの決定盤。
 一定年代以上のロックファンでこのアルバムを知らない人はいないのでしょう。
 ブリティッシュロックとは全く違う質感のアメリカ・サザンロック。
 ちょっとザラついた埃っぽくてアーシーなムード。
 ジャズっぽいとは言わないけども、オルガンの響きや長尺なインプロビゼーションがなんとなくそれを感じさせたり。
 アナログA面はブルース三連発。
 冒頭から張り裂けそうな音のスライドギターのうなり。
 スカイドッグってなニックネームを思い出しましたが、まさに空を飛び回るような、そんな音でスタート。
 三曲目でスローブルースの”Stormy Monday”。
 途中のオルガンソロの4ビートがジャジーな隠し味。
 この手の展開がいろんなところにちりばめられているので、ジャズっぽくてカッコいいんだろうなあ。
 B面は長尺なブルース曲”You Don't Love Me” 一曲のみ。
 それでも山あり谷あり、全く退屈なしのドラマチックなインプロビゼーションの連続。
 C面はインスト曲、二曲。
 4ビートのブルース”Hot 'Lanta”に、名曲“In Memory of Elizabeth Reed”。
 これらはほんとにジャズ曲みたい。
 D面も一曲、”Whipping Post”。
 これまたドラマチックな構成に、これでもかこれでもかと続くインプロビゼーション。
 途中のビートを落とした場面の数分間は鳥肌モノ。
 そこからが再びビートが入る瞬間のたとえようもないカッコよさ。
 過剰までにドラマチック。
 いやはや凄いバンドの凄いアルバム。
 おなかいっぱい、ごちそうさまの音の洪水。
 ギター二人、オルガンのフロントの三人が注目されるのだけども、リズム隊も凄い。
 ドラムはツインだけども全編通じて全くうるさくないし、キッチリとしたビートとその抑揚を作っているのはベース。
 ヒタヒタと迫ってくる系のビート。
 この種のビート感のロックバンドは他にはなかったと思うんだけどなあ・・・
 ECM、Jack DeJohnette参加作品を中心に、「ヒタヒタと迫ってくる系のビート」てなフレーズを文章の中でよく使ってしまいますが、このアルバムで刷り込まれたのかもしれませんね。
 ひょっとしたら、たぶん。
 その総本山の“Bitches Brew” (Aug19-21,1969) Miles Davisも後追いで聞いた世代でもありますし。




posted by H.A.