吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

1970-1979

【Disc Review】“Amoroso” (1976) Joao Gilberto

“Amoroso” (1976) Joao Gilberto

João Gilberto (guitar, vocals)
Claire Fisher, Ralph Grierson (keyboards) Milcho Leviev, Michael Boddicker (synthesizer) Jim Hughart (bass) Grady Tate, Joe Correro (drums) Paulinho Da Costa (percussion) Bud Shank, Glenn Garrett, Eddie Cain (flute) and Orchestra

AMOROSO(イマージュの部屋) <BRASIL SUPERSTAR 1200>
ジョアン・ジルベルト
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-06-22


 João Gilberto、アメリカ制作の一作。
 Claus Ogermanの柔らかなオーケストラ、ストリングスを背景にした、これまた柔らかなギターと囁く声。
 優雅の極み。
 “The Warm World of João Gilberto” (1958-1961)などの時代と音作りそのものは変わらないのかもしれませんが、徹底された洗練。
 楽曲はJobim, Gershwin、その他各所のいずれ劣らぬ名曲、人気曲群。
  "'S’Wonderful"
  "Estate"
  "Tin Tin Por Tin Tin"
  "Besame Mucho"
  "Wave"
  "Caminhos Cruzados"
  "Triste"
  "Zingaro"
 “Getz/Gilberto” (1963)と同様、アメリカ制作のアルバムでは、なぜかギターが刻むビートがわずかに遅れてくるように感じます。
 それが沈んだ感じの声と相まって、寂寥感を増幅。
 それが特別なカッコよさ。
 現代、それを実践しているのがRosa Pasossただ一人、たぶん。
 が、次作のブラジル録音“Brasil” (1981)ではそれが無くて・・・ってなのは、気のせいなのでしょうかね・・・?
 そんなマニアックな事はさておいて、とにもかくにも心地よさ最高。
 最高の楽曲の最高のアレンジ、最高のギターと歌。
 ボサノバとあの時代の優雅系欧米ポップミュージックが最もいい形で近づき、フュージョンした一作。
 ソフトでスムースなJoão Gilbertoなら、これ。




posted by H.A.


【Disc Review】“João Gilberto en México” (1974) Joao Gilberto

“João Gilberto en México” (1974) Joao Gilberto

João Gilberto (vocals, guitar) and others

João Gilberto en Mexico
Joao Gilberto
PolyGram
1974-01-01


 João Gilberto、1970年代前半のメキシコでの録音。
 ギターと声と少々のパーカッションをベースに、コンボ、穏やかなオーケストラが優しい彩を付けるこの期のボサノバのオーソドックスな編成。
 “Getz/Gilberto” (1963)はもとより、他のアルバムと比べると知名度は低いのかもしれませんが、同じく名作。
 ま、この人の場合、すべてが名作なのですが・・・
 オーソドックスでほどほどの彩りがある分、あるいは明るくて柔らかな分、これが一番いいという向きがあっても納得の名演、名曲揃い。
 "Bésame Mucho"はさておき、有名曲はあまりないのですが、小粋なメロディが上品なアレンジで紡がれていきます。
 後の“Amoroso” (1976)ほどの洗練はないにせよ、かえって慎ましやかでほどほど素朴な感じがとてもいい感じ。
 いずれ劣らぬ名作の中、一番気楽に聞けるのはこれ、かな?



posted by H.A.


【Disc Review】“João Gilberto” (1972-1973) João Gilberto

“João Gilberto” (1972-1973) João Gilberto

João Gilberto (vocals, guitar)
Sonny Carr (percussion) Miúcha (vocals)

JOAO GILBERTO (Aguas de Marco)
Joao Gilberto
EMARC
2000-06-10


 João Gilberto、1970年代前半の作品。
 ギターの爪弾きと少々のパーカッションを背景にした囁きヴォイス、それだけ。
 優雅なオーケストラや躍動感のあるジャズコンボとの共演もいいのだけども、この形が一番自然な感じ。
 Jobimの名曲「三月の水」"Águas de Março"を冒頭にいただき、淡々と進む音。
 シンプルなようで徐々に周囲の景色が変わっていくような感じがするのは、メロディ、コードの動きゆえなのか、ギターと声ゆえなのか・・・?
 ま、神様二人のなせる技なので、何が起こっても不思議でないというか、何と申しましょうか・・・
 繰り返される音の動き、祈りのような囁きヴォイス、なんとも含蓄の深い歌詞を含めて、この種の音楽の極みの一つ。
 瞑想的・・・ってな感じとはちょっと違うのかもしれませんが、淡々と刻まれるギターと囁くような声を聴いていると、どこか別の世界に連れていかれそうな・・・
 以降、普通に美しいブラジル曲が並びますが、そんな特別な音に聞こえてきます。
 それでも決して暗くも難しくも敷居が高くもなくて、最後にさりげなく収められた奥様とのDuoなど、とても微笑ましくていい感じ。
 クールでハードボイルド、そして瞑想的。
 そんなボサノバを聞きたい時は、本作か“João Voz e Violão” (2000)。
 本作の方がハイテンションです。
 創始者にしてこの人のボサノバは特別です。




posted by H.A.


【Disc Review】“Milton” (1976) Milton Nascimento

“Milton” (1976) Milton Nascimento

Milton Nascimento (guitar, vocals)
Toninho Horta (electric guitar) Hugo Fattoruso (piano, electric organ) Novelli (double bass) Roberto Silva (drums, percussion) Laudir De Oliveira (percussion)
Herbie Hancock (piano) Wayne Shorter (soprano, tenor sax) Raul De Souza (trombone)

Milton
Milton Nascimento
Polygram Records
2000-04-04


 Milton Nascimento、1976年作。
 ブラジリアンのバンドにWayne ShorterHerbie Hancock、ブラジリアンジャズのRaul De Souza。
 そんなジャズなゲストを迎え、“Native Dancer” (1974)を経た時期ですが、まだロックな色合い。
 この期のレギュラーメンバーToninho Hortaもロックなギターを弾いています。
 全体のイメージはブラジル山奥エスニック色が混ざるBeatles的ロック~ポップスのフュージョン。
 そんな中で、たくさんの場面で吹きまくるWayne Shorterに、“Courage” (1968,1969)でも共演していたHerbie Hancockがカッコいい。
 ファンキーな“Man-Child” (1974-75)と同時期ですが、本作ではスーパージャズピアニスト。
 凄いのが、幻想的な名曲”Fransciso”。
 訥々としたギターとピアノを背景にしたスキャット、強烈な浮遊感とセンチメンタリズム。
 “Lachrimae” (2003) Andre Mehmariで素晴らしいカバーがありますが、こちらの方がカッコいいかも・・・?
 そんなブラジル山奥系エスニックで幻想的な演奏を間に置きながら、ロックな、あるいはBeatlesな元気いっぱいの演奏がたっぷり。
 これまた1970年代的MPBな音ですが、サイケでディストーションなギターもなくなり、スッキリした感じになってきているのかな?
 さてどうでしょう?




 posted by H.A.


【Disc Review】“Minas” (1975) Milton Nascimento

“Minas” (1975) Milton Nascimento

Milton Nascimento (Vocals, Guitar, Piano, Percussion)
Wagner Tiso (piano, keyboards, organ) Tenório Júnior (órgãn, percussion) Beto Guedes (vocals, guitar, percussion) Toninho Horta (guitar, percussion, flute) Nelson Angelo (guitar, percussion) Novelli (bass, piano, percussion) Paulinho Braga (drums, percussion) Edison Machado (drums) Gegê (percussion) Chico Batera (marimba)
Fafá de Belém, Golden Boys, Nana Caymmi, Lizzie Bravo, Tavinho Moura, Fernando Leporace (vocals)
Nivaldo Ornelas (sopranos, tenor sax, flute)

ミナス
ミルトン・ナシメント
ユニバーサル ミュージック
2014-07-23


 Milton Nascimentoの1975年作。
 “Native Dancer” (1974) Wayne Shorterに近い時期ですが、本作はまだロック色が強い音。
 ロック、フォーク、Beatles的ポップスな感じがたっぷり、派手なアレンジもたっぷり。
 それにフォルクローレな空気感や南米山奥的な色が加わる1970年代ミナス的、Milton Nascimento的MPB。
 いろんな要素がごった煮、少しざらついた感じのあの時代の音。
 もう少し先の"Terra dos Pássaros" (1979) Toninho Hortaも似た感じでしたねえ・・・
 “Native Dancer” (1974)の冒頭を飾った”Ponta de Areia”に、Toninho Hortaの定番バラード“Beijo Partido”が取り上げられていることに頬が緩んでしまうのは、マニアな嗜好ですかね?
 思えばあの過激な “Academia de Danças” (1974) Egberto Gismontiと同時期。
 全く違う音楽ですが、あの時代のブラジルの過激さ、ごちゃごちゃ感が想像されて面白いなあ・・・




 posted by H.A.


【Disc Review】“Clube Da Esquina” (1972) Milton Nascimento & Lô Borges

“Clube Da Esquina” (1972) Milton Nascimento & Lô Borges

Milton Nascimento (Vocals, Piano, Guitar) Lô Borges (Vocals, Guitar, Surdo, Percussion)
Tavito (Guitar, Vocals) Toninho Horta (Guitar, Percussion, Bass) Nelson Angelo (Guitar, Piano, Surdo, Vocals) Wagner Tiso (Organ, Piano, Vocals) Luiz Alves (Bass, Shaker, Percussion) Beto Guedes (Bass, Guitar, Percussion, Vocals) Rubinho (Drums, Congas) Robertinho Silva (Drums, Percussion, Vocals) Paulinho Braga (Percussion) Alaide Costa (Vocals) and others

Clube Da Esquina
Milton Nascimento / Lo Borges
Blue Note Records
1995-02-07


 Milton Nascimento、初期のフォークロックなMPB作品、ブラジルのOdeonレーベルから。
 たくさんの名曲が収録された代表作、1970年代MPBの代表作でもあるのでしょう。
 ブラジルのフォークとエスニック、Beatles的なロック、サイケなロックがフュージョンする、ポップななようで不思議感もたっぷりな音。
 ロックなビートにフォークなギターと歌。
 兄弟のようなシンガーソングライターLô Borgesに、しばらく共演が続く同じくミナス出身のToninho Hortaに、ブラジリアンロック~ジャズの若手たち。
 凝ったアレンジで展開も複雑ですが、必要以上に分厚い音ではない自然な音。
 独特の緊張感と青臭い感じを醸し出しながら、どことなく浮世離れした感じはこの人の音ならでは。
 “Angelus” (1993)でAORな感じでセルフカバーされ、近作"Tamarear" (2015)の冒頭を飾った名曲 “Clube da Esquina, No. 2”は、この期ではエスニックな音とギター掻き鳴らし系の南米フォークロック調。
 若いというか、時代の音というか・・・いずれにしても名曲、名演です。
 不思議なエスニック感と不思議なノスタルジーに浸れる不思議なポップス。
 当時の欧米からの影響が強いポップスながら、この不思議な緊張感とやるせない感、それとは逆の和み感は、Brazilian Saudadeゆえなのでしょう。




 posted by H.A.


【Disc Review】“Jaco” (1974) Paul Bley, Jaco Pastorius, Pat Metheny, Bruce Ditmas

“Jaco” (1974) Paul Bley, Jaco Pastorius, Pat Metheny, Bruce Ditmas

Paul Bley (Electric Piano) Jaco Pastorius (Bass) Pat Metheny (Guitars) Bruce Ditmas (Drums)

Pastorius/Metheny/Ditmas/Bley
Jaco Pastorius
Greyscale Jazz
2018-04-20


 "Jaco"と題された凄いメンバーでのセッション、あるいはリハーサルの音源。
 Paul Bleyが親分なのでしょう。
 楽曲も彼の作品がほとんど。
 “Bright Size Life” (1975) Pat Methenyの制作前、Jaco Pastorius, Pat Methenyともにデビュー前。
 Paul Bley は全曲でエレピを弾き、フリージャズではなく、“Weather Report” (Feb-Mar.1971)的、あるいはエレクトリックMiles的な妖しいジャズフュージョン。
 Jaco Pastoriusはこの時期にすでにスタイルを確立していて、ゴムまりのように弾むファンクから、超絶な疾走、あのどカッコいい4ビート、ぶっ飛ぶソロ、その他諸々、“Black Market” (1976) Weather Reportから聞かれるJacoそのもの。
 一方、Pat Methenyは本人とはなかなかわからない演奏。
 ジャズ的なインプロビゼーションに凄みはあるものの、終始ワウ?をかけてチョーキングを多用したサイケな音。
 ここから短期で“Bright Size Life” (1975)に化けるとはなかなか想像できないのですが・・・
 それに加えて、ヒタヒタと迫りつつバシャーンドシャーンとくる、あの時代のジャズロック系の激しいドラム。
 Paul Bleyは様子を見つつ軽く流している感じでしょうか?
 彼の音楽のイメージではないのですが、彼一流の世間からズレたような妖しさ、スタイリッシュさは漂っています。
 あの時代のクリエイティブな先端ジャズの一コマ。




posted by H.A.

【Disc Review】“Open, to Love” (1972) Paul Bley

“Open, to Love” (1972) Paul Bley

Paul Bley (piano)

OPEN TO LOVE
PAUL BLEY
ECM
2008-09-19


 Paul Bleyのソロピアノ作品。
 そのイメージが濃縮されたような、美しく妖しいアルバム。
 縁のある女性Carla Bley, Annette Peacockの楽曲に自身のオリジナル曲を加えた構成。
 メロディアスながら不思議感たっぷり。
 多くの間を取りながら、タメにタメにタメながら置かれていく美しい音。
 メロディの芯をとらえているようで、少しずつスケールアウトし、予期できない方向に跳んでいく、あるいは時空が歪んでいくような演奏。
 ときおりの唐突で短い疾走~激情、そしてこれも唐突な鎮静・・・
 美しくまとまりそうで崩れていき、崩れていきそうでまとまっていく、危ういバランス。
 よく言われるように、耽美的であり、離散的であり、断片的であり、それら含めて芸術的、クールでスタイリッシュ。
 全編そんな音。
 ECMでの制作らしく、ジャズ的なビートの場面は少なく、音は意外な方向に動き、景色は大胆に変わっていきます。
 美しくわかりやすく始まりつつも、ハッピーエンドになりそうで、そうでもなさそうで、やはり突き放したような音の動きで不条理におしまい・・・
 それがこれまたカッコいい。
 多大な影響を与えたのであろうKeith Jarrettよりも音の線が細めで鋭利。
 彼の作品の多くのようにわかりやすいメロディが続く展開、作り込まれたようなドラマチックな構成が少ない分、気難しく聞こえるのかもしれません。
 それら含めてとてもオシャレ。
 生の人間の不条理というか、大衆に迎合しないニヒリズムというか、断片の美学というか、未完な感じの余韻の美しさというか、なんというか・・・
 古今東西、クールでアートなピアノミュージックの決定版がこれ、・・・かな?

※近い時期の演奏から。


posted by H.A.

【Disc Review】“Le Voyage” (1979) Paul Motian

“Le Voyage” (1979) Paul Motian

Paul Motian (drums, percussion)
Jean-François Jenny Clark (bass) Charles Brackeen (soprano, tenor sax)

Voyage
Paul Motian
Ecm Import
2008-11-18


 Paul Motianのピアノレス・ワンホーン・トリオ。
 Keith Jarrettアメリカンカルテットは”Byablue”, ”Bop-Be” (Oct.1976)で終了し、Joe Lovano, Bill Frisellとの共演を始める前の作品。
 フランスのスーパーベーシストJenny Clarkは近い時期の“Enrico Rava Quartet” (1978) Enrico Ravaにも参加していて、ECMに近づいた時期だったのでしょう。
 アメリカ人サックスを加えて、ピアノレスでハードコアなフリー混じりのジャズ。
 冒頭バラード“Folk Song for Rosie”は漂うようなスローバラード。
 今にも止まりそうなビート。
 ゆったりと太い音を出すベースに、例の舞い散るシンバルのフリーなドラム。
 そして静かな空間の中に響く、エコーがたっぷり効いたソプラノサックスが奏でる悲しいメロディ。
 さらにサックスが抜けるとその静謐さが凄みを増してきます。
 シンシンと静かにシンバルが舞い降る中でのベースのこれまた静かな響き・・・
 とても悲しくて、とてもハードボイルド。
 さらに続くソプラノサックスの激情のインプロピゼーション・・・
 こんなに静かで悲しい演奏はなかなか・・・
 この強烈な浮遊感が、後のBill Frisellとのバンドの原型だったのかもしれません。
 以降、Ornette Colemen風のフリージャズ、陰鬱な演奏などが並びます。
 少人数ゆえ、個々の楽器の音が手に取れるように見える、繊細な音。
 後に繋がる、ちょっと気難し気で陰鬱だけど、強烈な浮遊感とハードボイルドネスが交錯するPaul Motianの音楽。

※Bill Frisell入りのバンドの演奏から。


posted by H.A.


【Disc Review】“Conception Vessel” (Nov.1972) Paul Motian

“Conception Vessel” (Nov.1972) Paul Motian

Paul Motian (drums, percussion)
Keith Jarrett (piano, flute) Sam Brown (guitar) Charlie Haden (bass)
Leroy Jenkins (violin) Becky Friend (flute)

Conception Vessel: Touchstones Series (Dig)
Paul Motian
Ecm Records
2008-09-30


 Paul Motian、本作がリーダー作の第一作になるのでしょう。
 この時期はKeith Jarrettアメリカンカルテットで活動中、"Expectations" (Apl.1972)、"Fort Yawuh" (Feb.1973)の間での録音。
 Dewey Redmanが加わればKeith Jarrettアメリカンカルテットになりそうなメンバーなのですが、本作はデュオ、トリオ、ソロなど、楽曲ごとにメンバーを変えてのPaul Motianの独壇場。
 多くの場面でドラムソロ状態のフリーなビート、叩きまくり。
 Keith Jarrettはピアノとフルートで各一曲。
 ピアノでの演奏はフリー混じり、絶好調期の入り口らしく切れ味抜群、あの雄たけびを上げながらの激しい演奏。
 レアなPaul Motian, Sam Brown, Charlie Hadenのギタートリオでは、スパニッシュなムードのアコースティックギターの漂うようなバラードと、サイケなエレキをフィーチャーした長尺なフリー混じりのやんちゃな演奏。
 締めは、バイオリンとフルートを交えた激しい系のコレクティブインプロビゼーション。
 あのマシンガンのようなベースと最初から最後までドラムソロ状態リズム隊との怒涛のようなフリージャズ。
 Keith Jarrettの登場場面はわずかですが、彼のアメリカンカルテットにも通じる少々陰鬱で沈痛な面持ちは、Paul Motian, Charlie Hadenコンビの色合いであり、当時の時代感なのでしょう。
 1970年代初頭のECM、ポストフリージャズ時代の過激なジャズ。

※近い時期のKeith Jarrettトリオでの演奏。


posted by H.A.


Profile

jazzsyndicate

【吉祥寺JazzSyndicate】
吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。
コンテンポラリー ジャズを中心に、音楽、映画、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

記事検索
タグ絞り込み検索
最新記事
  • ライブドアブログ