吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

【スタイリッシュ】

【Disc Review】“Tribes, Vibes And Scribes” (1992) Incognito

“Tribes, Vibes And Scribes” (1992) Incognito
Bluey (Guitar, Keyboards) Randy Hope-Taylor (Bass) Andy Gangadeen (Drums) Richard Bull (Drums, Percussion, Keyboards, Guitar) Graham Harvey, Peter Hinds (Keyboards) Thomas Dyani-Akuru (Percussion) Patrick 'Bebop' Clahar (Saxophone) Fayyaz Virji (Trombone) Kevin Robinson (Trumpet, Flugelhorn) Maysa Leak (Vocals) and others



 懐かしのBritish Soul。
 ノリが良くてファンキー。
 でも、全体の空気はクールでオシャレ。
 とてもカッコいいギターのカッティング。
 シンプルながらものすごいベースライン。
 ブンブンうなりながらのグルーヴが最初から最後まで続きます。
 でも下品にはならない絶妙な音使い。
 さりげないタイミングで入ってくる、これまた絶妙なホーンアンサンブル。
 ベタつかない哀愁感の漂うメロディライン。
 軽さを押さえるちょっとコッテリ気味のボイス・・・・・・
 全編通じて、アメリカ系のソウル、フュージョンにはあまりない、軽快でスッキリした音作り。
 ノリノリなようで、穏やかにジワジワと、ヒタヒタと迫ってくるようなグルーヴ。
 それでいてしっとり感も十分。
 洗練の極みですねえ。
 聞き慣れたStevie Wonderナンバーまでもとても斬新に聞こえます。
 これは懐かしい・・・になってしまうのでしょうか?
 今の耳で聞いてもカッコいいなあ。
 最高のブリティッシュ・ファンク、ソウル、フュージョン、・・・だと思います。




.posted by H.A.

【Disc Review】 “Rosa” (2006) Rosa Passos

”Rosa" (2006) Rosa Passos
Rosa Passos(Vocal, Guitar)  

Rosa
Rosa Passos
Telarc
2006-04-25
ホーザ パッソス

 目下、私の知る限りのブラジル系のベストボーカリスト。
 かわいい系の声なのだけど実に深い。
 ボサノバ伝統のウイスパー系で、スカートをはいたJoao Gilbertoと呼ばれているらしいのだけど、わずかに強い押し。
 語尾に微妙なビブラートが掛かり、高い音では微妙に裏返り気味、鼻に抜け気味。
 湿っているような乾いているような、絶妙なバランスの発声。
 1曲目、そんな微妙な声で、いきなりアカペラが始まります。
 これにはドッキリ。
 さらに2曲目、Jobimの隠れた佳曲、ガットギター一本のバッキングで哀愁曲を囁きます。
 泣けてくるようなというような大げさな悲しみではなく、切ないもの悲しさが漂うメロディ。
 これが彼女の微妙な声と絶妙なバランス。
 そんな微妙で、絶妙、深い演奏が最後まで続きます。
 背景に何もない、無音の瞬間をたくさん感じられる、静謐で奥の深い音空間。
 有名曲やヒット曲が入っているわけではありませんが、どの曲も佳曲で彼女のために書かれたのでは、と思えるほどベストマッチな曲と声とギター。
 確かにJoao Gilberto的なのですが、女性だけにもっと優しく、同じぐらいに深い。
 最後まで同じ質感だけど、飽きてくる感じはしないのも不思議。
 じっくり聞いてしまうと何をしていても手が止まってしまいそう。
 気持ちが浄化されてくるような感覚も決して大げさではない。
 雰囲気は夕暮れ時。
 郷愁。

(※この投稿は2014/02/20から移動しました。)



posted by H.A.

【Disc Review】“Live in NYC” (2013) Gretchen Parlato

“Live in NYC” (2013) Gretchen Parlato
Gretchen Parlato(Vocal)
Alan Hampton (Bass) Taylor Eigsti (Keyboards, Piano) Mark Guiliana (Drums) Kendrick Scott (Drums) Burniss Earl Travis II (Bass)

Live in NYC
Gretchen Parlato
ObliqSound
2013-10-08
グレッチェン パラート

 コンテンポラリー系ジャズボーカリストGretchen Parlatoの最新作、ライブ盤。
 ピアノトリオを従え、過去のアルバムのベスト選曲でのステージ。
 はかなげ&怪しげで漂うようなウイスパーっぽいVoiceはそのまま、アレンジもスタジオ盤に近く、Jazzなのだろうけどもなんとなく妙な感じ。
 でも難しいわけではなく、軽快で、上品で優しい質感の音楽。
 新しいタイプのJazz。
 この人、Herbie Hancock閥なのでしょうか、前々作ではアフリカ音楽系ギタリストLionel Louekeが大きくフィーチャーされたり、前作のプロデューサーがRobert Glasperだったり、HerbieのButterfly やWayne ShorterのJujuを演ったりしています。
 元々Bossaを歌っていたのかもしれませんが、全編それっぽいウイスパー?ボイス。
 軽く聞き流しても心地よく、じっくり聞けば引き込まれそうな緊張感あふれる深い声、音。
 アレンジ~全体の質感は、Robert Glasper的な近代的都会的ジャズの色合いも強いのですが、ブラジル、アフリカ、ヨーロッパ辺りが入り混じったワールド系なテイストが加わります。
 かといって過度にマニアックではなく、あくまで、しなやかなリズム、柔らかな音使い、ほどよいポップ感。カフェで流れていても全く違和感のなさそうな音。
 心地よくさらりと聞けます。
 昔ながらのJazzよりもむしろSadeやErykah Baduなど、近現代Soul系に通じるのでしょうか?
 でも、もう少し軽くて明るくてマイルドな感じかな?
 やはり新しいタイプのJazzですね。

(※この投稿は2014/02/15から移動しました。)



ha50posted by H.A.

【Disc Review】“In A Dream” (2008) Gretchen Parlato

“In A Dream” (2008) Gretchen Parlato
Gretchen Parlato (vocal, Percussion)
Derrick Hodge (Bass) Kendrick Scott (Drums, Percussion) Aaron Parks (Piano, Electric Piano, Organ, Glockenspiel) Lionel Loueke (Guitar, Vocals)

In a Dream
Gretchen Parlato
Obliqsound
グレッチェン パラート


 コンテンポラリー系ジャズのボーカリストGretchen Parlato、第二作。
 前作“Gretchen Parlato” (2004)のコアメンバーは残っていますので、近いテイストですが、現代的な音作りに変わってきています。
 過度に音を重ねた感じではなく、さりげなさを生かしながらも、キッチリ作り込まれた質感。
 ナチュラルながらスタイリッシュ。
 ボッサ色が薄くなったこともあり、Lionel Louekeの色合いに加えて、Aaron Parks、Kendrick Scott、ニューヨーク系コンテンポラリージャズ・浮遊感系の色合いが前面に出た作品。
 これがアレンジも手掛けるGretchen Parlatoの色合いなのでしょう。
 そもそも浮遊感が強い声質、歌い方なのでこれ以上はないベストマッチ。
 まだ素直だったかもしれない前作に比べて、アレンジもヒネリの効いた感じになってきています。
 複雑なビート感。
 何拍子なのかよくわからない曲も少なくないのですが、なぜか柔らかでしなやか。
 強い浮遊感、不思議感。 Stevie Wonder, Herbie Hancock, Wayne Shorter その他諸々の楽曲、原曲のイメージが見え辛いぐらいまでに、彼女の色に染めた感じ。
 不思議系ですが不自然さは感じません。
 前作踏襲のギター、ピアノとの絡みに加えて、パーカッションとのDuo、グルーヴィーなファンク、幻想的なエレピとの絡み、カリプソ・・・、等々、いろんなアレンジの曲がありますが、全て一貫性がある質感。
 本作では次作“The Lost And Found” (2010)、あるいはゲスト参加諸作のようなポップステイストは強くは感じません。
 が、普通のジャスからも遠い、あくまで彼女のビート感、彼女の音楽、現代的な新手のジャズ。 
 ポップなようでマニアック、マニアックなようで軽快で爽やかな現代の音。
 ボーカルのスタイルは、前作のサラリとした印象に対して、少しサブトーンというか吐息が強くなった感じですかね。
 柔らかで儚げなイメージはそのまま、妖しさが増幅。
 これは名アルバム。




posted by H.A.

【Disc Review】“La Dolce Vita” (1999) Tommaso/Rava Quartet

“La Dolce Vita” (1999) Tommaso/Rava Quartet
Enrico Rava (trumpet) Giovanni Tommaso (bass)
Roberto Gatto (drum) Stefano Bollani (piano)

La Dolce Vita
Giovanni Tommaso
Camjazz

ジョバンニ トマッソ エンリコ ラバ

 Enrico Rava 番外編。
 イタリアンバンドでイタリア映画音楽?集。
 こんなはまり役は他にはない。
 冒頭曲”Profumo di donna”。
 こんなにカッコいいバラードはMilesの”’Round about Midnight”以外知らない。
 まさにハードボイルド。

(※本当投稿は2016/02/10から移動しました。)



posted by H.A.
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