Vinicius Cantuaria (Vocals, Guitar, Drums, Keyboards, Percussion)
posted by H.A.
“The Half-Finished Heaven” (2013) Sinikka Langeland
Javier Albin (piano)
Leonel Iglesias (guitar) Leandro Drago (keyboard)
Juan Huici (bass) Santiago Varela (percussion, drums) Juan Pablo Francisconi (percussion)
Paula Taboadela (cello) Juan Kiss (clarinette) Marcela Passadore (voice) Ana Archetti (voice, udú, accordion) Guadalupe Abero (voice)
【輸入盤】Las Mananas El Sol Nuestra Casa (Digi) [ Javier Albin ]
アルゼンチンのピアニストJavier Albinのフォルクローレなジャズ。
Carlos AguirreのレーベルShagrada Medraから。
これぞアルゼンチンのフォルクローレ的ジャズの代表作、ってな感じの名作。
一聴では穏やか系のヨーロピアンピアノジャズの色合い。
とても優しくてセンチメンタル、儚げな音。
静かで穏やかなピアノトリオを中心として、ギターやチェロ、木管楽器、女性ボイスが代わる代わる重なっていきます。
まさに細い糸で綾を織り込んでいくような繊細な音の流れ。
Carlos Aguirreの諸作よりもよりジャズ的、サラリとしたイメージ、彼の影響が強いSebastian Macchi諸作をよりスムースにした感じでしょうか。
いい意味で線の細い音の流れ。
大半を占めるオリジナル曲もそんなメロディ。
洗練され過ぎないナチュラルさ、ベタつかないセンチメンタリズムとさり気ない郷愁感。
メインのピアノ、フロントに出る楽器、ボイスはもちろん、ほんの少しだけ使われる電子音、遠くで鳴っているようなパーカッション、細かく移り変わっていくような構成、凝ったビートにさり気ないStop and Go・・・
その他諸々、完璧に計算しつくされたアレンジ。
それら含めてとても前向きな音の流れ、全体を包み込むような柔らかな浮遊感。
とても静かでさり気ない音楽なのですが、思わず耳を傾けてしまう、そんな音。
名作です。
posted by H.A.
jazzsyndicate
【吉祥寺JazzSyndicate】
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