吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

Cinema Paradiso

【Cinema Paradiso】『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988)

『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988)

 1988年、監督、脚本ジュゼッペ・トルナトーレ、出演フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ他
 いわずと知れたイタリアの名画。
 約120分の『劇場版』と170分を超える『完全版』。
 本国以外での上映の際にカットされたシーン+α、約50分の違いですが、別の映画を観たように感じるほどに異なる印象。
 子ども~青年時代の映写技師との温かな関係、悲喜こもごもの思い出を中心とした『劇場版』。
 かつての恋人との顛末が加わり、男女関係のウエットな機微が強調される『完全版』。
 なぜ別れることになってしまったのか、主人公が知らなかった真相。
 その背景にある深い思いと、人生を左右したのであろう取り返しのつかないすれ違い。
 『劇場版』の温かでサラリとした郷愁に、『完全版』では強烈な感傷が加わります。
 終始感傷的な主人公に対して、再会した元恋人の立ち振る舞いと、その上でのハードボイルドネスに少しだけ救われたような気がします。
 そして、いずれのバージョンも、それら全てを含めた過去を流していくような、あるいは逆にフラッシュバックしていくかのようなフィルムラッシュによるエンディング。
 涙する主人公の心情を慮ると、こちらもそのユーモラスな映像に思わず顔がほころびながらも、涙腺も・・・
 過去の思い出に浸るように見える『劇場版』に対して、流しきれない感傷が残るような『完全版』。
 この上なくセンチメンタル、それでいてほのぼのとした温かな空気感。
 近いようで遠い、遠いようで近い、故郷と若い日の思い出。
 エピソードは違えど、似た感じの感覚は誰にでもあるはず。
 それが琴線に触れるとともに、忘れてしまっていた記憶が蘇ってくる人も少なくないのでしょう。
 穏やかに遠い所を眺めるような時間。
 『劇場版』『完全版』、テイストは違えど、いずれも不朽の名作。
 古今東西、Saudadeな映画の決定版


 

posted by H.A.


【Cinema Paradiso】『マリアンヌ』(2016)

『マリアンヌ』(2016)

マリアンヌ(字幕版)
ブラッド ピット
2017-05-24


 2016年、監督ロバート・ゼメキス、出演ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、他。
 第二次世界大戦下のサスペンス、あるいはラブストーリー。
 主人公はカナダの工作員。
 モロッコでの作戦で出会ったフランスの女性工作員と結婚。
 ロンドンに移住、子どもも生まれ普通に暮らす中、妻に二重スパイの疑いが掛かります。
 トラップを掛ける当局と、独自に調査する主人公。
 さて、はたして妻は二重スパイだったのか、この家族の行く先はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか・・・?
・・・
 シンプルでわかりやすいストーリーにも関わらず、最後まで先が読めない展開。
 いくつかのパターンは想定できるものの、どこに行き着くのかわからない脚本と演出の妙。
 工作員カップルのハードでクールな仕事での立ち振る舞いと、ほのぼのとした普通の家庭生活のギャップ。
 その明暗を演じ切ったクールなブラッド・ピット、美しく妖しいマリオン・コティヤールのの強烈な存在感。
 さらに『カサブランカ』(1942)を想い起こすモロッコの街、砂漠、当時を再現したセット、などなどの美しい映像。
 時代と国際情勢に翻弄される人生の哀しさ、そのシリアスなサスペンス。
 本作の設定に遠くない実話もあるようで、実は今もある話なのかもしれません。
 が、本作、陰湿でも暗くもなく、どこかほのぼのした空気感。
 しんみりとした温かさ・・・ってなのも妙ですが、そんな複雑な思いの残る映画。




posted by H.A.



【Cinema Paradiso】『A.I.』 (2001)

『A.I.』 (2001)

A. I. (吹替版)
ハーレイ・ジョエル・オスメント
2014-01-01


 2001年、スティーヴン・スピルバーグ監督、出演ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ他。
 未来版ピノキオ、あるいはアンドロイドの悲哀を描いたSF。
 原案はスタンリー・キューブリックとのことで、事情が許せば彼が撮っていたのかもしれません。
 スピルバーグ諸作の中では不人気なのでしょう。
 が、ありきたりのファンタジーには留まらない、何ともいえない複雑な思いを喚起する映画。
 ごく普通のファミリーに迎えられたアンドロイド。
 いじめられ、それでも健気に暮らしつつ、いつの日か人間になれることを想う日々。
 珍妙ながら平穏な日々を経て、ふとしたトラブルで家を追われ、浮浪生活を始めます。
 立ち振る舞いがとても洒落ている浮浪ジゴロ・アンドロイド他、さまざまなアンドロイドがさまざまな小ネタとともに登場し消えていきます。
 そして画面一面に広がる月の場面に代表されるように、とても美しい映像。
 紆余曲折を経て人類が滅びていく中、人間に成れることを信じ、海中に沈んだティンカーベルの像をただただ見つめ、魔法を待つアンドロイド。
 経つ数千年の時・・・
 果たしてアンドロイドは救われたのかどうか?、夢を追い求めることは幸せをもたらすのかどうか?・・・・
 とても残酷なストーリーにも思えるし、ほのぼのとしたムードに悲哀が溶けていくようにも感じます。
 さまざまな複雑な想いが残る、極上のファンタジー。


 

posted by H.A.



【Cinema Paradiso】『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)

 2016年、オーストラリア・アメリカ・イギリス合作。
 監督ガース・デイヴィス、出演デーヴ・パテール、ルーニー・マーラ、デビッド・ウェナム、ニコール・キッドマン、他。
 実話に基づく、家族への想いを描いた人間ドラマ。
 舞台は1980年代のインドから。
 貧困の中、優しい母と兄に支えられ、健気に過ごす主人公。
 幼いある日、兄の仕事についていった駅で回送列車に乗り込み寝てしまい、ひとり数千キロ離れた街へ。
 住所や名前を正確に伝えることができない中、浮浪児として過ごす主人公。
 保護施設を経て、オーストラリアの優しい夫婦に里子として迎えられ、不自由なく育っていきます。
 経つこと二十数年。
 幸せな日々の中、忘れることのできない実の母、兄への想い。
 長年の葛藤と探索の後、故郷の街を見つけ、旅立つ主人公・・・
・・・
 派手な演出や過剰なドラマチックさ、あるいはヒューマニズムの押し付けもありません。
 終始静かでゆったりとした、どこか遠くを眺めているような空気感。
 度々登場する兄との日々の回想に、自身の思い出や郷愁がよぎる人は少なくないのでしょう。
 Saudade、そのものズバリ、静かな感動の一作。




posted by H.A.



【Cinema Paradiso】『スリー・ビルボード』(2017)

『スリー・ビルボード』(2017)



 2017年、監督、脚本マーティン・マクドナー、出演フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、他。
 アカデミー主演女優賞、助演男優賞受賞。
 新感覚のサスペンス、あるいは人間ドラマ。
 舞台はアメリカ南部の田舎町。
 娘を殺され、犯人が捕まらない事に業を煮やした主人公は、ロードサイドに警察署長を非難する趣旨の立て看板を設置します。
 警察署長は善人で人望の厚い人物、地域住人の非難の目は主人公に。
 警察からも敵視され、関係者への嫌がらせなども起こります。
 娘を殺した犯人はいったい誰なのか?
 警察署長、強硬な警官、主人公の息子、元夫、その他の人々との関係はどうなるのか?
 主人公はどのように事件に決着をつけるのか?
 さまざまな疑問を孕みながら、行き着く結末は?
 ・・・
 普通のサスペンス、犯人捜しのストーリーではありません。
 先が全く読めない展開。
 あれ?そっちにいくの?の繰り返し、何度も期待を裏切られます。
 また、とてもカウボーイな感じの主人公(女性ですが)を含めて、主な登場人物全てが、程度の差こそあれ何らかの狂気にとらわれているような設定。
 そんな中でのあたたかな人情。
 さらにハッピーエンドなのかバッドエンドなのか判断のつかない結末。
 これまた意外で複雑です。
 そして全体を包み込むような、アコースティックギターとフォークな歌を中心としたゆったりとした音楽、静かな空気感。
 シンプルなようで複雑な思いの残る、複雑な作品。




posted by H.A.

【Cinema Paradiso】『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 (2014)

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 (2014)

 2014年、監督・脚本アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、出演マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、エイミー・ライアン、ナオミ・ワッツ、他。
 自己を取り戻そうともがく人間の複雑でデリケートな心情を描いた人間ドラマ。
 アカデミー賞、作品、監督、脚本、撮影賞受賞。
 かつてハリウッド映画でスーパーヒーロー“バードマン”を演じた落ち目の男優が、ブロードウェイの演劇での再起を目指します。
 ときおり主人公の意識の中に現れる”バードマン”を中心とした幻想と現実が交錯する構成。
 主人公マイケル・キートンの繊細で複雑な表情、エドワード・ノートン扮するクレージーな俳優との不思議なライバル関係、グレてしまった娘との関係、別れた妻との距離感など、個々が孤立して反目しあっているようで、気遣い合っているような微妙な人間関係。
 かつてマイケル・キートンが演じた『バットマン』(1989)、『マルホランド・ドライブ』(2001)を想わせる売れない女優役のナオミ・ワッツ、その他、映画界のネタを挿みながら、コミカルなようなシリアスなような、微妙な雰囲気の中でストーリーは進んでいきます。
 そしてドタバタのプレビューを経て、衝撃の本公演初日~結末・・・
 さて、これはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか?
 主人公は自己を取り戻すことができたのか?
 どこまでが現実で、どこからが幻想なのか?
 諸々の意味で含蓄の深いエンディング・・・
 歓喜でも絶望でもない微妙な空気感、現代人の複雑で微妙に病んだ気持ちと、他者、社会との関り、その中での葛藤に共感する人は少なくないのでしょう。
 さらに、緩急、明暗のメリハリ、人物のアップが多用されつつの美しい構図は、全編さながら動く名画。
 ぶっ飛んでいるようで、チャラいようで、クールなようで、哀しいようで、どこか暖かな深い映画だなあ、と思います。


 

posted by H.A.


【Cinema Paradiso】『ストレイト・ストーリー』(1999)

『ストレイト・ストーリー』(1999)

ストレイト・ストーリー リストア版 [DVD]
リチャード・ファーンズワース
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2013-08-23


 1999年、監督デヴィッド・リンチ、出演リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン、他。
 デヴィッド・リンチ、幻想と現実が交錯する過激な二作『ロスト・ハイウェイ』(1997)、『マルホランド・ドライブ』(2001)の間の作品。
 それらとは全く違うテイストの人情味溢れるドラマ。
 主人公は娘と長閑な隠居生活を送る老人。
 病気で倒れた兄を訪ねるために、トラクターでの旅を決心します。
 その道程、数百キロ、数週間の出来事。
 ヒッチハイクする訳ありの若い妊婦、鹿を轢き殺してしまった女性、自転車でツーリングする若者たち、トラクターの暴走~故障、助けてくれた男性、同じ町の老人、修理工の双子・・・、道中でのさまざまな人々との関わり、さり気ないやり取りの中で語られる主人公の経験、見識。
 そして、のどかな風景と、静かでセンチメンタルなBGM。
 それだけ。
 リンチさんならではの謎も夢と現実の交錯も、暴力も性もありません。
 美しい風景をたっぷり観ることが出来ますが、空と田畑と山と道路、田舎町のみ。
 おそろしいまでに地味な映画です。
 が、なぜか目を離すことができない、静かでゆったりとした時間。
 美しい景色とBGMが醸し出す空気感、そして、達観したハードボイルドネスがにじみ出る主人公の頑固で合理とはかけ離れた行動、必要以上に距離を詰めない微妙な他者との関係がとてもいい感じ。
 歳を重ねて弱ってしまった普通の人なのに、何ともカッコいいお爺さん。
 とにもかくにも静かでゆったりとした時間、ベタつかずサラリとした、それでいてしみじみじわじわとくる人間模様。
 リンチさん云々を抜きにしても、素晴らしい時間、何かが残る映画。




posted by H.A.



【Cinema Paradiso】『パリ、テキサス』(1984)

『パリ、テキサス』(1984)

パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD]
ハリー・ディーン・スタントン
東北新社
2006-08-25


 1984年、西ドイツ・フランス合作、監督ヴィム・ヴェンダース、出演ハリー・ディーン・スタントン、ディーン・ストックウェル、オーロール・クレマン、ナスターシャ・キンスキー、他。
 男女、家族の複雑な思いを描いた人間ドラマ。
 妻の失踪の失意で放浪を始めた主人公、数年の後に発見され、弟夫妻、そして彼らに育てられていた息子との生活を始めます。
 お互いの微妙な探り合いから始まり、次第に意気投合し、弟夫妻に無断で母を探す旅に出る主人公と息子。
 育ての親の叔父叔母に気を遣いながらも、行方不明の母に思いを馳せる息子。
 実の息子同然に暮らしてきた甥を奪われた弟夫妻の複雑な思い。
 失った過去と自分を取り戻そうとするかのように、妻、息子、そして思い出の地テキサス州パリに思いを馳せる主人公。
 そして妻との再会・・・
 それらの複雑に込み入った思いが、寡黙に、時に雄弁に、絶妙なニュアンスで表現されていきます。
 終始ゆったりしたペースで穏やかな映像。
 それいて先の読めないドキドキするような展開。
 親子、兄弟、夫婦、家族の複雑な思いやりの交錯、悲喜こもごも。
 善し悪しの判断がつかない複雑な展開と結末は、これが作り物ではない現実の人間模様かもねえ・・・と思ったり、思わなかったり・・・
 なお、背景に流れる音楽は名作“Paris, Texas” (1985) Ry Cooder。
 寂しげに聞こえていた音楽が、映画を見ると温かな音に聞こえてくるような気もするし、やはり寂しげで不条理にも聞こえるし・・・
 音楽と同様に、考える余白たっぷりの静かな名作。




posted by H.A.



【Cinema Paradiso】『アイズ ワイド シャット』(1999)

『アイズ ワイド シャット』(1999)


 1999年、監督スタンリー・キューブリック、出演トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、他。
 スタンリー・キューブリックの遺作となったサスペンス。
 舞台はニューヨークのど真ん中。
 描かれたのはセレブで幸せそうな夫婦の、何気ない猜疑心から生まれた恐怖。
 妻の浮気を妄想し、ふとしたきっかけを頼りに冒険を始める医師の夫。
 強引に忍び込んだ会合は、特定の人間だけが参加できる極秘の儀式のような乱交の場。
 禁断の場に入ってしまったことで窮地に陥る主人公。
 そこから救い出してくれた人物の謎の死、そして自身と家族までに忍び寄る恐怖・・・
 オカルトでもサイコでもない、豊かで平和な生活のすぐ近くにある、悪夢のような世界。
 それを表現したのは、キューブリック独特の怖さが醸し出される美しい映像。
 さらにニコール・キッドマンのちょっと怖いまでの美しさと妖しさ。
 現実での元夫トム・クルーズの落ち着かない様子との対比が何とも面白いというか、こちらは妙に現実っぽくて、何と申しましょうか・・・
 夢の中を彷徨うようなアンドレイ・タルコフスキー、夢を現実のように描くデヴィッド・リンチに対して、現実を夢のように描くスタンリー・キューブリック、ってな感じ。
 何気ない日常のすぐ近くにある恐怖。
 おっと、背筋に寒いモノが・・・




posted by H.A.


【Cinema Paradiso】『ツイン・ピークス The Return』(2017)

『ツイン・ピークス The Return』(2017)

 『ツイン・ピークス』(1990-1991)、その前日譚『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間:Fire Walk With Me』 (1992)から25年後に制作された続編のテレビシリーズ。
 新シリーズでは映画を含めた全体の謎の正体とともに、その背景が見えてきます。
 その上で展開されていくとてつもない世界。
 サスペンスはもとより、サイコ、パラレルワールド、タイムトラベルなどなど、てんこ盛り。
 現代ニューヨークのど真ん中の事件から始まり、ちょっとこれはなんなのよ、な8話を経て、後半に向けて徐々に盛り上がり、もはや終盤の16話、ようやくの主人公復活劇から、17話での感動的な一時的大団円、などなど。
 新たな謎とともに、いい感じのギャグも盛り込みつつ、少しずつ全体が繋がり謎が解けていくように話は進みます。
 が、・・・
 極めつけは最終話、最後の数分間。
 そこまで前シリーズ30話、映画2時間、新シリーズ18話、約50時間かけてやっとまとまりかけていたストーリーが、全くもって見事なまでに予想外の結末に。
 諸々考察しながらガッツリ観てきた人ほど、その裏切られた感というか、やられた感というか、さすがリンチさんというか・・・、そんな何とも言えない感慨は大きいのでしょう。
 流して観てしまうと、迷宮の入り口止まりになってしまいそうでもったいない。
 入り込むためには、気合を入れて時間を掛けて、『ツイン・ピークス』(1990-1991)、『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間:Fire Walk With Me』 (1992)から本シリーズまで、じっくり観るしかありません。
 一歩踏み込んで全体像が見えてくると、ストーリー云々に留まらない諸々の意味で戦慄が走ります。
 いやはや何とも凄い作品。

 さて謎だらけの本シリーズ、つまるところ14話でモニカ・ベルッチがデヴィッド・リンチ扮する捜査官に語っていた以下の言葉が根本の謎であり、また、謎解きの最大のヒントでもあるように思います。
 “We are like the dreamer who dreams and then lives inside the dream.”
 “But, Who is the dreamer?”
 私的には『ロスト・ハイウェイ』(1997)、『マルホランド・ドライブ』(2001)、『インランド・エンパイア』(2006)を発展させ、多重化された”夢”と”現実”、さらに"リアルな現実社会"を加え、交錯させた構造、と捉えました。
 書いてみても何のことやら?なのですが・・・
 さておき、本筋の迷宮を見抜き脱出できた人はどのくらいいるのでしょうか?
 私はまだ迷宮、あるいは夢の中を彷徨っています。
 それが本筋なのか否かさえ、自信はありません。
 でも、それが凄く楽しかったりするのが、なんとも凄い作品だなあ、と思います。


 

posted by H.A.

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