吉祥寺JazzSyndicate

 吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。  コンテンポラリーJazzを中心に、音楽、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

European

【Disc Review】“All The Birds (Reflecting, Adventurous)” (2001) Marilyn Mazur

“All The Birds (Reflecting, Adventurous)” (2001) Marilyn Mazur

Marilyn Mazur (percussion, voice)
Elvira Plenar (piano, keyboard) Eivind Aarset (guitar, electronics) Klavs Hovman (electric bass) Audun Kleive (drums)
Hans Ulrik (sax, bassclarinet, flute) Aina Kemanis (vocal)
Benita Haastrup, Birgit Løkke, Lisbeth Diers (percussion, voice)
Palle Mikkelborg (trumpet) Fredrik Lundin (sax, flute, bassflute, electronics) Anders Jormin (doublebass) Josefine Cronholm (vocal)

All the Birds
Mazur, Marilyn
Stunt
2002-07-16


 Marilyn Mazur、2001年のライブ録音。
 おそらくデンマークのジャズ賞の受賞イベント。
 地元のスーパーヒロインなのでしょう。
 北欧周辺コンテンポラリージャズフュージョンバンドFUTURE SONGと、パーカッションユニットPERCUSSION PARADISEの2ユニットの演奏が入り混じる構成。
 FUTURE SONGは柔らかで妖しいジャズフュージョン。
 “Marilyn Mazur's Future Song” ‎(1990)では少し残っていた1980年代フュージョンな音使い、あるいは激しいフリーの場面は多くありません。
 ECMレコードでの”Small Labyrinths” (Aug.1994)のような、ひたすら淡い淡い感じでもありません。
 シンセサイザーが作るスペーシーな背景、柔らかなスキャットヴォイスが主導する幻想が強調された印象。
 時代に合わせて洗練されたのであろう音。
 それがとてもカッコいい。
 PERCUSSION PARADISEは、FUTURE SONGのメンバーに加えてエスニックなパーカッション群とヴォイスが前面に出る演奏。
 未来的なFUTURE SONGに対して、同じく電子音やエレキベース、エレキギターなども混ざりつつも、あくまでエスニックでプリミティブな幻想を醸し出すPERCUSSION PARADISE。
 FUTURE SONGとはまた違った質感の幻想。
 とても心地よい時間。




posted by H.A.


【Disc Review】”Small Labyrinths” (Aug.1994) Marilyn Mazur's Future Song

”Small Labyrinths” (Aug.1994) Marilyn Mazur's Future Song

Marilyn Mazur (Percussion)
Elvira Plenar (Piano, Keyboards) Eivind Aarset (Guitar) Klavs Hovman (Bass) Audun Kleive (Drums)
Hans Ulrik (Saxophone) Nils Petter Molvær (Trumpet) Aina Kemanis (Voice)

Small Labyrinths
ECM Records
1997-03-03


 Marilyn Mazur、ユニットFuture SongでのECMレコードでの制作。
 とても静かなフリー寄り・アンビエント寄り・無国籍ミュージック。
 Miles Davis逝去後(?)、ECMで”Twelve Moons” (Sep.1992) などでJan Garbarekと共演していた時期。
 “Marilyn Mazur's Future Song” ‎(1990)のメンバー、ECMとの縁も浅くない北欧先端系+αの人たち。
 妖しいながらも普通にジャズフュージョンの色合い、音楽の輪郭が明確なそちらに対して、さすがECM、無国籍、ジャンルレス、不思議感たっぷり、静かな本作。
 静かなパーカッションやら、囁き声やら、突然の凶悪なエレキギターのグシャーングチョグチョやら・・・に導かれながら進む音。
 全編を漂う哀し気なムード、強い浮遊感。
 定まらないビートに、本来の(?)色合いなのであろう美しいピアノと美しいホーンのヨーロピアンジャズフュージョンの色合い、幻想的なスキャットの南米風味なども混ざり合いつつ、さらに電子音が醸し出す未来的なムードが交錯。
 静かに響く金属の打撃音、繰り返されるリフが引き起こす陶酔感と、その中、遠くから聞こえてくるときおりの美しいメロディ、呪術的にも響くヴォイスの危ないムード。
 それらが織り成す何が何だかわからない摩訶不思議な時間。
 パキーンとした感じの“Marilyn Mazur's Future Song” ‎(1990)他の諸作とは違った、不思議さ妖しさ200%。
 タイトル通りの迷宮、どこかわからない場所、時代へのトリップミュージック。
 淡くてフワフワした感じながら、それがとても危ない感じだったり、心地よかったり・・・




posted by H.A.


【Disc Review】“Circular Chant” (Mar.1994) Marilyn Mazur & Pulse Unit

“Circular Chant” (Mar.1994) Marilyn Mazur & Pulse Unit

Marilyn Mazur (Drums, Percussion, Voice)
Bugge Wesseltoft (Piano, Keyboards) Mikkel Nordsø (Guitar) Klavs Hovman (Acoustic Bass, Electric Bass) Jacob Andersen (Drums, Percussion)
Michael Riessler (Bass Clarinet, Clarinet) Hans Ulrik (Soprano, Saxophone, Flute) Nils Petter Molvær (Trumpet, Flute) Per Jørgensen (Vocals, Trumpet)

Circular Chant
Marilyn Mazur & Pulse Unit
Storyville Records
1995-03-14


 Marilyn Mazur、Future Song とは別バンドでの1994年作。
 基本的にはFuture Songと同じく、妖しいヨーロピアン・コンテンポラリー・ジャズフュージョン。
 強いけども柔らかなビート、ハイテンションで哀し気なムードも同様。
 北欧勢を中心に共通するメンバーも多いのですが、分厚いホーンのアンサンブルがビッグバンドのように響き、ホーン陣の強烈なインプロビゼーション、エスニック&プリミティブな男声が前面に出るのが大きな違いでしょうか。
 Future Songの女声スキャットが醸し出す南米風味の幻想的なムードが、アフリカンなのか北欧伝統系なのか勇壮な雄叫び系に代わって、また別の色合いの妖しさ120%。
 フリーで静かなパーカッションとホーンの絡み合いやら、ホーンの妖しいコレクティブインプロビゼーションやら、ディストーションなロックギターの陰鬱リフやら、電子音の飛び交うフリーな場面やら・・・
 エレキベースが弾み、シンセサイザーが絡み疾走を始めると、Weather Reportの初期と後期が混ざり合うような感じだったり・・・
 いろんな要素てんこ盛り。
 これだけ混ざると散漫だったり、難解だったりになりそうなのが、ひとつにキッチリフュージョンしまとまっていることの凄さ。
 これまた三十年近く前の音ながら古くなっていない、新感覚のジャズフュージョン。




posted by H.A.


【Disc Review】“Marilyn Mazur's Future Song” ‎(1990) Marilyn Mazur's Future Song

“Marilyn Mazur's Future Song” ‎(1990) Marilyn Mazur's Future Song 

Marilyn Mazur (Percussion, Drums, Voice)
Elvira Plenar (Piano, Keyboards) Klavs Hovman (Bass) Audun Kleive (Drums)
Nils Petter Molvær (Trumpet) Aina Kemanis (Vocals)



 Marilyn Mazur、1990年のコンテンポラリージャズフュージョン。
 かつてMiles Davisを支えた人。
 それと前後しながら動いていたのがこのバンドでしょうか。
 拠点はデンマークのようで、北欧含めてその周辺のメンバーを集めたユニット。
 リーダー作としては初なのかもしれません。
 複雑なビートとシンセサイザーな音があの時代を感じさせつつも、1980年代のガッチリしたアメリカンなフュージョンとは違う柔らかさ。
 “Time Unit” (1984) Lars Danielsson、“Motility” (1977) Steve Kuhn、“The Colours Of Chloë” (1973) Eberhard Weberあたりのヨーロピアンなジャズフュージョンに近い色合いでしょうか。
 それらにエスニックな色合いも混ぜつつ、妖しくした感じ。
 そんな音の中を漂う、ときに南米的、ときに呪術的、ときにAOR的、ときにフォーキーに聞こえる柔らかなスキャットボイス。
 とても幻想的。
 さらに寂寥トランペット、いかにもヨーロピアンな美しいピアノ、ときおりおとずれる強烈な疾走、フリージャズな混沌。
 てんでバラバラなような要素が、全部まとめて洗練されたジャズフュージョンとして積み上げられています。
 三十年経過した今の耳で聞いても古くは感じません。
 妖しくて柔らかでエキサイティング、そして美しい。
 名作。




posted by H.A.


【Disc Review】“Franz Schubert: Die Nacht” (2018) Anja Lechner, Pablo Márquez

“Franz Schubert: Die Nacht” (2018) Anja Lechner, Pablo Márquez

Anja Lechner (cello) Pablo Márquez (guitar)

DIE NACHT
ANJA LECHNER/ PABLO MARQU
ECM
2018-11-01


 ドイツのチェリストAnja Lechnerとアルゼンチンルーツ?のギタリスト Pablo MárquezのDuo、ECM New Seriesから。
 もちろんクラシック。
 あまりこの域には近寄らないのですが、ECMでお馴染みのAnja Lechnerとアルゼンチン系のギターとなれば、おそらく好みから遠くないと想像し。
 違わぬとても優しく揺らぐ音。
 シューベルトとブルクミュラーの楽曲集のようですが、期待通りに現代フォルクローレな空気感もそこそこ・・・気のせいなのかもしれませんが・・・
 とにもかくにも穏やかでノーブルな音。
 流れるようなギターと揺れるチェロ。
 おそらくは何らかの意味のある楽曲の選択、構成なのでしょう。
 そちらは詳しい方にお任せするとして、明るい色合いから始まり、悲喜こもごもな空気感の移り変わり。
 いずれも穏やか。
 上品な揺らぎがとても心地よい時間。
 夜ではなくて、朝ともちょっと違って、昼下がりな感じ。
 ビート感が強くないなあ、キチンとし過ぎているなあ、刺激がないなあ・・・ってなのはジャズやロックに慣れてしまった耳ゆえの哀しさ。
 心穏やかに優雅な空気に浸るのが吉。
 とても平和。


 

posted by H.A.


【Disc Review】“Not Far From Here” (2019) Julia Hülsmann

“Not Far From Here” (2019) Julia Hülsmann

Julia Hülsmann (Piano)
Marc Muellbauer (Double Bass), Heinrich Köbberling (Drums)
Uli Kempendorff (Tenor Saxophone)

Not Far from Here
Hulsmann, Julia -Quartet-
Ecm
2019-11-01


 ドイツのピアニストJulia Hülsmann、2019年作。
 レギュラーなのであろうトリオにサックスを迎えたカルテット編成。
 本作もこの人らしい質感の落ち着いたコンテンポラリージャズ。
 いかにも現代のヨーロピアンジャズ、明るい系。
 オーソドックスにスッキリと聞こえながらも凝りまくったアレンジ、展開。
 ときおり混沌に突っ込むか・・・、あるいは漂い続けるか・・・、沈痛系か・・・、と思わせながらも、そうはなりません。
 サックスも同じような動き、神経質な音の流れ、あるいは激情系か、と思わせながら、あくまで上品にまとまっていきます。
 いかにも近年のECMレコードのサックスらしい、艶やかで美しい音。
 いつもながらに美しいピアノの音との絡みがこれまた美しい。
 天井が高い空間で鳴っているような極上のリバーブが効いた美しい録音。
 楽曲、演奏を含めてダークさはなし、明度高め。
 いかにも女性らしい、あるいはかつてのECMらしくない優しい音ですが、繊細というよりは骨太な感じでしょうか。
 いろんな新たな仕掛けや奇をてらった作品も多い中(そうゆうのを好んで探しているのではありますが・・・)、スッキリとしたヨーロピアンジャズらしいジャズ。
 とても安心して聞ける一作、ってな感じがよろしいのでは。




posted by H.A.


【Disc Review】“Cracked Mirrors” (1987) Harry Pepl, Herbert Joos, Jon Christensen

“Cracked Mirrors” (1987) Harry Pepl, Herbert Joos, Jon Christensen

Harry Pepl (Guitar, MIDI Controller, Piano)
Herbert Joos (Flugelhorn) Jon Christensen (Drums)

Cracked Mirrors
ECM Records
2009-06-12


 ドイツのギタリストHarry Peplの変則トリオでのコンテンポラリージャズ、ECMレコードから。
 フリージャズ、フュージョンの色合いも混ざる妖しいジャズ。
 スペーシーなギターと電子音、静かにヒタヒタと迫ってくるようなドラム、漂うトランペット。
強い浮遊感の中のしばしばの強烈な疾走。
 ギターはジャズがベースだと思うのですが、Bill Frisell的な不思議感たっぷり、あるいは疾走する場面はJohn McLaughlinのようでもあるし、現代の先端系のようでもあるし。
 冒頭は風の音と静かで妖しい疾走ギター、漂うミュートトランペット。
 牧歌的な感じもしばしば、静かな場面は“In a Silent Way”(Feb.1969) Miles Davisのようでもあるし、Ornette Coleman的な疾走曲があったり、クラシカルでメロディアスな局面があったり・・・
 ヒタヒタと迫るビートが刻み続けられ、変幻自在のギターとトランペット。
 哀しい表情、ほどほどの緊張感。
 激情に走るわけでも、耽美にはまるわけでも無く、淡々とクールに音楽は進んでいきます。
 最後は前向きでメロディアスなピアノ演奏で締める組曲風。
 “Cracked Mirrors”なんて、サスペンスにもSFにもオカルトにもなりそうなカッコいいタイトルですが、オカルト臭無しのSFサスペンス映画のサントラってな感じ。
 あるいは繊細で陰鬱なWeather Reportってな感じ。
 とてもカッコいいと思います。

※近い時期の演奏から。


posted by H.A.


【Disc Review】“... And She Answered” (1988) AM4: Wolfgang Puschnig, Linda Sharrock, Uli Scherer

“... And She Answered” (1988) AM4: Wolfgang Puschnig, Linda Sharrock, Uli Scherer

Wolfgang Puschnig (Alto Saxophone, Alto Flute, Hojak, Shakuhachi) Linda Sharrock (Vocals) Uli Scherer (Piano, Prepared Piano, Keyboards)

... And She Answered
ECM Records
2008-10-14


 オーストリアのサックス奏者Wolfgang Puschnig、ピアニストUli Scherer、アメリカのボーカリストLinda Sharrockのプロジェクト、1988年、ECMレコードでの制作。
 静かで妖しいフリー混じり、あるいはアバンギャルド混じりのジャズ。
 名前からしてちょっと怖い感がありますが、難解な音が並んでいるわけではなく、あくまでメロディアス。
 静かに流れるビート、ときにエスニック、電子が入り混じるゆったりとした動きの中を漂うウイスパーなヴォイスとサックス。
 余白の多い空間の中、耳元で囁くようなヴォイスとリバーヴがたっぷり効いたサックスの心地よい響き、ときおり聞こえる透明度高く美しいピアノの音。
 どこか遠い所から聞こえてくるような、遠い所を眺めているような音の流れが続きます。
 妖しい空気の中、唐突に流れる”Lonely Woman”、そして”Over The Rainbow”。
 とても穏やかですが、油断しているとどこかいけないところへ引きずり込まれそうな、そんな感じ。
 尺八が聞こえても、喘ぎのような声が聞こえても、空気は平穏なまま。
 隠されているかもしれない狂気は最後まで表出することなく、穏やかにエンディング。
 何事もなかったように時間は過ぎますが、何かが憑いたんじゃないなあ・・・とか思ったり、思わなかったり・・・
 とにもかくにも、とても穏やかな、とても素敵なトリップミュージック。




posted by H.A.


【Disc Review】“Comme à la Radio” (1969) Brigitte Fontaine

“Comme à la Radio” (1969) Brigitte Fontaine

Brigitte Fontaine (voice)
Areski Belkacem (percussion, voice) 
Lester Bowie (trumpet) Joseph Jarman (saxophones, oboe) Roscoe Mitchell (flute) Malachi Favors Maghostut (bass)
Leo Smith (trumpet) Jacques Higelin (guitar) Jean-Charles Capon (cello) Albert Guez (Lute) Kakino De Paz (voice)



 シャンソン?フレンチポップス?女優?のBrigitte Fontaine、アヴァンギャルドシャンソン。
 ウイスパーというよりも溜め息たっぷりVoice。
 妖しい。
 夫君Areski Belkacemのものであろう楽曲は、フレンチな感じがちらほらするポップス風味と地中海~中近東あたりのエスニックなものが交錯。
 次にどうなるのか予測不可能、よじれ、明後日の方向に動いていく音。
 半数ほどの楽曲にArt Ensemble of Chicagoが参加しています。
 その面々は大きな音は出しません。
 自諸作のように強烈にブラックミュージック色を前面に出すわけでもありません。
 静かなジャズ。
 静かに迫ってくるような緊張感。
 静かなアヴァンギャルド。
 摩訶不思議。
 とても妖しい。




posted by H.A.



【Disc Review】“Caoimhín Ó Raghallaigh & Thomas Bartlett” (2019) Caoimhín Ó Raghallaigh, Thomas Bartlett

“Caoimhín Ó Raghallaigh & Thomas Bartlett” (2019) Caoimhín Ó Raghallaigh, Thomas Bartlett

Caoimhín Ó Raghallaigh (Hardingfele) Thomas Bartlett (Piano)

Caoimhin O Raghallaigh..
Caoimhin O Raghallaigh &
Real World
2019-11-22



 アイルランドのフィドル奏者Caoimhín Ó RaghallaighとアメリカのピアニストThomas BartlettのDuo作品。
 アイリッシュ~ケルトミュージックなのか、ニューエイジミュージック(死語?)なのか、ポストクラシカルなのか、コンテンポラリージャズでいいのかよくわかりませんが、そんな感じの静かで穏やか、美しい音。
 ジャズっぽさはなくクラシック寄り、近年のECMレコードにありそうな感じでもありますが、もっと優しい雰囲気。
 少し遠くで鳴っているようなクラシック寄りの音で、ゆったりと置かれていくピアノ、寄り添うような物悲しいフィドルの擦過音との繊細な絡み合い。
 穏やかな起伏を伴いながら揺れるビート。
 たっぷりの余白。
 日常の法則を無視するかのように揺れ、ゆったりと流れていく時間。
 終始明るい感じながらも、ほのかなセンチメンタリズムが漂うメロディ、リフ。
 ときおりビートを崩し漂いながら、また元のゆったりとしたテンポへ。
 その繰り返し。
 ときおりいかにもケルティッシュな躍動感も表出しますが、その時間は長くはなく、気がつけばまた穏やかな表情。
 緩やかな風のようでもあるし、穏やかな波のようでもあるし。
 この種の音楽、繊細なガラス細工のような質感が多いのですが、本作はもっと柔らかくしなやか。
 さわると壊れるのではなく、緩やかに形が変わっていきそうな、そんな感じ。
 どこか遠くを眺めるような懐かしい感じは、これまたSaudadeな音。
 とても心穏やか、安らぎます。




posted by H.A.

Profile

jazzsyndicate

【吉祥寺JazzSyndicate】
吉祥寺ジャズシンジケートは、東京、吉祥寺の某Barに集まるJazzファンのゆるーいコミュニティです。
コンテンポラリー ジャズを中心に、音楽、映画、アート、アニメ、カフェ、バー、面白グッズ、などなど、わがままに、気まぐれに、無責任に発信します。

記事検索
タグ絞り込み検索
最新記事
  • ライブドアブログ