“Whitestone” (1985) Joe Pass
Joe Pass (guitar)
John Pisano (guitar) Don Grusin (keyboards) Nathan East, Abraham Laboriel (bass) Harvey Mason (drums) Paulinho Da Costa (percussion) Armando Compean (vocals)
Joe Pass、1985年作。
Joe Pass、1985年、フュージョン作品。
フュージョン寄りのメンバーを集め、1980年代型フュージョンど真ん中の演奏。
明るくポップなキメキメサウンド。
その中を疾走するギター。
ギターの音色は、かつての鉄線弾いています、ってな感じではなく、丸く艶やかなクリーントーンに様変わりしています。
“Simplicity” (1967)、“Intercontinental” (1970)あたりの音が戻ってきた感じかもしれません。
キレイで艶やかなクリーントーンで疾走する、いかにもジャズなギター。
楽曲はメンバーのオリジナルのフュージョンに加えて、Ivan Linsなどのブラジル曲、 なぜかAndy Narellが何曲も。
ならばスチールパンを入れてしまえば、別な感じの作品にもなったんだろうなあ。
“Tudo Bem!” (1978)など、ラテンものもカッコいいのにね。
フュージョン然とした佇まいは、往年のジャズ演奏が好きな人からすれば敬遠されてしまうのかもしれません。
フュージョン然とした佇まいは、往年のジャズ演奏が好きな人からすれば敬遠されてしまうのかもしれません。
似合っているかどうはさておき、これだけたっぷり美しいジャズギターが聞けるフュージョン作品は、なかなかないのではないのでしょうかね。
posted by H.A.