“Lonely Shadows” (2019) Dominik Wania
Dominik Wania (piano)
ポーランドのピアニストDominik Wania、ソロピアノ作品、ECMレコードから。
同レーベルからの同胞サックス奏者Maciej Obaraの“Unloved” (2017), “Three Crowns” (2019)に参加していた人。
それらの中でタダモノではない感たっぷりの演奏を繰り広げていた人。
メロディアスかつ浮遊と疾走が交錯する音は、ちょっと聞くだけでも凄いかもと思わせるピアノ。
ECMからリーダー作がくるんだろうなあ、と思っていたら案の定。
上記ではジャズの香りたっぷりの演奏でしたが、さまざまな色合いのソロ演奏集。
全11編、コンパクトにまとめられたそれぞれが別の表情の短編集の面持ち。
微妙なタメを伴いながらゆったりと美しいメロディを奏でていくピアノ・・・かと思えばフリー混じりの疾走・・・あるいはクラシック風味の優雅な演奏・・・はたまた押し寄せるアルペジオ・・・やはりあるのかダークで沈痛な音・・・
めまぐるしく変わっていく景色。
次に何が来るのか予測不可能。
傑作“La Scala” (Feb.1995) な感じを軽くコンパクトにした、ってな感じもするし、Keith Jarrett、Chick Corea、Cecil Taylorらのレジェンドたち、近い世代のLeszek Mozdzer、Marcin Wasilewskiあたりが次々と入れ替わりながら登場するというか、それらが入り混じった新しいスタイルというか・・・
微妙なタメを伴いながらゆったりと美しいメロディを奏でていくピアノ・・・かと思えばフリー混じりの疾走・・・あるいはクラシック風味の優雅な演奏・・・はたまた押し寄せるアルペジオ・・・やはりあるのかダークで沈痛な音・・・
めまぐるしく変わっていく景色。
次に何が来るのか予測不可能。
傑作“La Scala” (Feb.1995) な感じを軽くコンパクトにした、ってな感じもするし、Keith Jarrett、Chick Corea、Cecil Taylorらのレジェンドたち、近い世代のLeszek Mozdzer、Marcin Wasilewskiあたりが次々と入れ替わりながら登場するというか、それらが入り混じった新しいスタイルというか・・・
一貫しているのは凄まじい演奏力、そして美しいことはもとより、シャープなのに優しくてふくよかな音、そのうえでのクールな空気感。
激しく飛び回ってもうるさくなく、むしろ上品で優雅。
テンポ落とせば、あるいは美しいメロディを奏でれば。後ろ髪を引かれるような綿々とした音の流れ、そして次の瞬間に来る凄まじいまでの疾走。
クールでサラリとした質感は一聴さりげないのですが、凄い。
やはりタダモノではありませんでした。
現代ポーランドジャズ、畏るべし。
激しく飛び回ってもうるさくなく、むしろ上品で優雅。
テンポ落とせば、あるいは美しいメロディを奏でれば。後ろ髪を引かれるような綿々とした音の流れ、そして次の瞬間に来る凄まじいまでの疾走。
クールでサラリとした質感は一聴さりげないのですが、凄い。
やはりタダモノではありませんでした。
現代ポーランドジャズ、畏るべし。
posted by H.A.