“Prism” (2013) Dave Holland
Dave Holland (bass)
Kevin Eubanks (guitar) Craig Taborn (piano, Fender Rhodes) Eric Harland (drums)
ピアノトリオとギター、ファールトコールなジャズメンたち。
ギターがKevin Eubanksとくれば、カミソリのように鋭いハイテンションジャズ“Extensions” (1989)、あるいは“Turning Point” (1992)、“Spirit Talk” (1993) あたりの音を期待してしまうのですが、意外にも強いロックテイスト。
ディストーションを掛けてチョーキングしまくりのギターにエレピ、ちょっと重めながら現代的な複雑感のあるビート。
エレクトリックMilesの時代の音を整えてもっとロックに寄せた感じがしないでもないですが、むしろプログレッシブロックそのものな感じ。
それはアクセントかな?と思いつつ聞き進めると、全編そんな感じ。
なんだかんだでアコースティックジャズの人と思っていただけに、これは意外な展開。
さておき、もちろん演奏は超一線級。
ドラムがビシバシして、変態的なグニョグニョエレピ、そしてKevin Eubanksのロックなギターが全編で唸りまくり。
ファンクあり、混沌あり、激しいビートのロック色全開のジャズ。
この手の音楽、この時期に流行っていたかなあ・・・?
さておき、気持ちを切り替えてしまえば、これはこれで心地よかったりして。
さておき、気持ちを切り替えてしまえば、これはこれで心地よかったりして。

posted by H.A.