“Dream of the Elders” (1995) Dave Holland

Dave Holland (bass)
Steve Nelson (vibraphone) Gene Jackson (drums)
Eric Person (alto, soprano sax) Cassandra Wilson (vocals)

Dream of the Elders
Holland, Dave
Ecm Records
1996-03-26


 Dave Holland、1995年作。
 後々まで共演が続くビブラフォンが加わり、長くフロントを務めたSteve Colemanが交代、ドラムはこれまたスタイリストGene Jacksonに交代。
 形としてはワンホーンカルテット。
 さらにこれまたM-Base閥、後の女王Cassandra Wilsonが一曲に参加。
 例のドスの効いたビート、無骨で愛想のない楽曲に、ビブラフォンの涼しげな音が加わります。
 音の感じは変わりました。
 サックスはよりシャープな印象、全体的には少し軽くなった感じがします。
 後の二管作品と比べるとヴィブラフォンの出番、存在感がたっぷり。
 サックスが達人であることは言わずもがななのですが、それが引いてヴィブラフォントリオになる場面もカッコいい。
 突っ走るヴィブラフォン。
 “Extensions” (1989)のギターとは違う印象の疾走感。
 涼し気なようでハイテンションな怒涛のような演奏。
 爽やか・・・とはニュアンスが違った、後々までも続く独特のクールネスと激しい演奏のバランスが定まった感じでしょうか。
 なおCassandraさんはこの期にして既に貫禄たっぷり、例の異次元から響いてくるようなドスの効いた声、妖しいムード。
 全部含めてカッコいいコンテンポラリージャズ、クールかつ激しい系。
 Dave Holland諸作、分厚い音がよければ二管以上、スッキリ系がよければ本作か“Extensions” (1989)って感じでよろしいのでは。




posted by H.A.