“Seeds of Time” (1984) Dave Holland

Dave Holland (bass)
Marvin "Smitty" Smith (drums)
Kenny Wheeler (trumpet) Julian Priester (trombone) Steve Coleman (alto sax)

Seeds Of Time
Dave Holland Quintet
ECM
2019-01-18


 Dave Holland、1984年作、ピアノレス三管クインテット。
 ECMでのこの編成は、“Jumpin' In” (1983)に続いての二作目でしょうか。
 1970年代、エレクトリックMiles、“Conference of the Birds” (1972)や“Balladyna” (1975)  Tomasz Stankoなどほどのエネルギー放出型ではない、でも激しい系ジャズ。
 ECM御用達のトランペット、トロンボーンに、後の変拍子ファンクジャズM-Base閥の親分Steve ColemanとMarvin "Smitty" Smithの若手の組み合わせ。
 ホーンのアンサンブルはビッグバンドのように響き、その後ろで動きまくるベースと煽るドラム。
 沈痛陰鬱系やら勇壮系やら、やっぱりジャズっぽかったりやら、さまざまな表情のメロディに、フロント三者が絡み合いつつ徐々にブチ切れていくソロ。
 肉声なども交えつつのArt Ensemble of Chicago?なんて演奏も含めてフリーや混沌、激情系に突っ込んでいく場面も少々。
 気がつけば怒涛の中、でも調整は崩れない、クールでハードボイルドな空気感はそのまま、そんなバランス。
 ECMにしては普通にジャズっぽいかなあ・・・と思いつつも、美しい音を含めて醸し出される緊張感はこのレーベルならではなのでしょう。
 1970年代も今は昔、かつてのイメージと変わってほどほど落ち着いたジャズ、でも激しい系。




posted by H.A.