“Dance” (1977) Paul Motian

Paul Motian (drums, percussion)
David Izenzon (bass)
Charles Brackeen (soprano, tenor sax)

Dance
Motian, Paul
Ecm Import
2008-11-18


 Paul Motian、”Conception Vessel” (1973)、“Tribute” (1974)に続くECMレコードでの第三作。
 前作から全メンバーが交代したピアノレスサックストリオ編成。
 Ornette Coleman所縁のドラマーに、知る人ぞ知るフリー系サックス。
 ダークなトーンと物悲しい空気感はそのまま。
 ベースの重心が上がって、サックスがソプラノ中心になった分、少し軽くなった感じですが、妖しさはそのまま、フリー度高め。
 音量も下がった分、クールさも助長された感じもします。
 常時前面に出てクダを巻きつつ、ときおり狂気と激情を発するサックス、例の漂うビート、明後日の方に向かって進んでいるようにも聞こえるリズム隊。
 陰鬱、沈痛とまではいかずとも、ただ事ではない空気感たっぷり。
 そんな強い緊張感の中、ちょっとすっよぼけたような演奏もありますが、これまた後々まで続くこの人の色合い。
 全部あわせて、フリー度高めのクールなジャズ。
 これまたハードボイルド。

※次のバンドの演奏から。
 

posted by H.A.