“Dance” (1977) Paul Motian
Paul Motian (drums, percussion)
David Izenzon (bass)
Charles Brackeen (soprano, tenor sax)
Charles Brackeen (soprano, tenor sax)
前作から全メンバーが交代したピアノレスサックストリオ編成。
Ornette Coleman所縁のドラマーに、知る人ぞ知るフリー系サックス。
ダークなトーンと物悲しい空気感はそのまま。
ベースの重心が上がって、サックスがソプラノ中心になった分、少し軽くなった感じですが、妖しさはそのまま、フリー度高め。
音量も下がった分、クールさも助長された感じもします。
常時前面に出てクダを巻きつつ、ときおり狂気と激情を発するサックス、例の漂うビート、明後日の方に向かって進んでいるようにも聞こえるリズム隊。
陰鬱、沈痛とまではいかずとも、ただ事ではない空気感たっぷり。
そんな強い緊張感の中、ちょっとすっよぼけたような演奏もありますが、これまた後々まで続くこの人の色合い。
そんな強い緊張感の中、ちょっとすっよぼけたような演奏もありますが、これまた後々まで続くこの人の色合い。
全部あわせて、フリー度高めのクールなジャズ。
これまたハードボイルド。
※次のバンドの演奏から。
posted by H.A.