“Sound Museum: Three Women” (1996) Ornette Coleman
Ornette Coleman (alto saxophone, trumpet, violin)
Geri Allen (piano) Charnett Moffett (bass) Denardo Coleman (drums)
Lauren Kinhan, Chris Walker (vocals)
Ornette Coleman、1996年のセッション。
“Sound Museum: Hidden Man” (1996)と同セッション。
一部にボーカルが加わりますが、メンバーはもとより、楽曲、その並びまでほぼ同じ。
アレンジもほぼ同じですが、本作の方が少々過激度が高いかもしれません。
いずれかがアウトテイクなのか、元々二作として制作したのか、その違いを含めた何かを感じ取るべきなのか、何かを狙ったのかはわかりません。
ジャケットのアート、タイトルの「隠された男」「三人の女」の意味するところも何とも・・・
本作でも漂い、突っ走り、暴れまくるピアノ。
過激なアルコに超高速に動きまくるべース、パタパタしながらドカーンとくるドラム。
ピアノレスのバンドはクールな感じがしますが、本シリーズ二作は華やか。
華やかでハイテンション、過激なジャズ。
一曲収められたボーカル曲はソウル~ゴスペル色が強いドラマチックなバラード。
楽器の音量を抑えたアカペラチックな処理がカッコいい。
何はともあれ、本作もハードでハイテンションなサックスジャズカルテット。
“Sound Museum: Hidden Man” (1996)とどちらがいいかはお好み次第。
私的にはより軽快で繊細、かつ、より過激な色合いが強いような気がするこちらですかねえ・・・
さて、これら二作に隠された秘密は何か?
うーん・・・
posted by H.A.