“Checkmate” (1981) Joe Pass, Jimmy Rowles
とてもまったりした音。
演奏されるジャズスタンダードはバラードばかりではないし、お二人の指はほどほど速く動いているのですが、なぜかまったり。
その原因は、飾り気を完全に排したギターの音なのか、ピアノの音使いなのか、録音の具合なのか、今回は徹底的に静かにやろうぜ、なんて申し合わせたのか・・・、わかりません。
ともあれ、後ろや装飾はピアノにお任せして、ギターはシングルトーン中心の落ち着いた演奏。
ピアノはちょっと変わったことやってみようかな?ってな感じもありますが、なんだかんだでスウィンギーなジャズピアノ。
オーソドックスなジャズの静かなスタンダード演奏のはずが、どこに転がっていくのか予測できません。
ってな感じで、まったりした不思議な演奏。
一聴ではあれ?かもしれませんが、慣れてくるとこれらのバランスというか、アンバランスさが何とも心地よく響いてきます。
心地よい、まったりの時間。
posted by H.A.