“Resonance” (1974) Joe Pass
Joe Pass (guitar)
Jim Hughart (bass) Frank Severino (drums)
Joe Pass、トリオでのライブ録音。
未発表音源のようですが、演奏も録音もいい感じ。
冒頭のスタンダードから怒涛の弾きまくり。
ギターが燃えるんじゃないの、ってなぐらいの高速なフレーズの連続。
Jobimの優雅なボサノバになってもお構いなし、中盤過ぎれば火の出るような高速フレーズ。
トレードマークのソロ演奏、バラード、ゆったりした演奏でクールダウンする場面もありますが、気がつけば指が速く動き出して、どうにも我慢できません。
バンドも会場もノリノリ、やんややんやの大喝采。
ここまでくれば音数が多過ぎるとか、うるさいとかといった感想は野暮。
どこまでも続いていくような音符の洪水にありがたくに身を任せ、一緒に突っ走ってしまうのが吉。
ハードフュージョンやスパニッシュの人もビックリ、エネルギー全開、ハイテンションジャズギター。
もちろんギターはクリーントーン、端正な4ビート、決して大音量ではなく、あくまで上品なジャズ。
が、オーソドックスなジャズでここまでハードなのは珍しいのではないのかな?
おっと、近くに“Portraits of Duke Ellington” (1974) Joe Passなんてのがありましたね。
posted by H.A.