“Portraits of Duke Ellington” (1974) Joe Pass

Joe Pass (guitar)
Ray Brown (double bass) Bobby Durham (drums)

Portraits of Duke Ellington
Joe Pass
Pablo
1990-10-25


 Joe PassのEllington曲集。
 優雅な名曲、名コード展開を背景にして、動きまくり、突っ走るギター。
 この期、“The Big 3” (1976)、“Quadrant” (1977)など、名手Ray Brownとの共演作が何作かあり、それぞれにムードが違う感じ。
 そちらの二作ではベースが主導していたようにも聞こえたのですが、本作はあくまでギターが主導。
 突っ走りまくるギターの後ろで、しゃあないなあ・・・なんて感じでビートを出している感じ。
 Ray Brownさんの牽引力はいつも通りで、グングン前に進む感じなのですが、それよりも速くたくさん弾くぞー、ってなギター。
 そこまで弾かなくても・・・、とか思ったり思わなかったり。
 超絶な” Caravan”っていったい何なんでしょう・・・
 さておき、人数が少ない分、ベースのインプロビゼーションもたっぷり。
 そこからウォーキングに戻る瞬間がカッコいいし、派手なオブリガードもよく聞こえてきます。
 この人のベースを聞いていると、ジャズってカッコいいなあ・・・って思います。
 おっと、Joe Passさんのリーダー作でしたね。
 そんな生々しい超絶名人芸てんこ盛りのアルバム。




posted by H.A.