“The Montreal Tapes” (Jul.7.1989) Charlie Haden w. Paul Bley, Paul Motian

Charlie Haden (bass)
Paul Bley (piano) Paul Motian (drums)

Montreal Tapes
Charlie Haden
Polygram Records
1995-07-25


 Charlie Hadenのモントリオールのジャズフェスでのライブ録音。
 全8公演のうち7番目、Paul Bleyとのトリオ。
 メンバー共通のアイドルなのであろうOrnette Coleman曲が半分と各人のオリジナル曲。
 ぶっ飛んでいくジャズと端正なジャズが入り混じる構成。
 ピアノがKeith Jarrettになると“Somewhere Before" (Aug.1968)、"Hamburg '72" (Jun.1972)などの名演があるのですが、もちろんそれらとは違う色合いのピアノトリオ。
 冒頭“Turn Around”から突っ走り、明後日の方向にぶっ飛んでいくピアノ、クールにビートを刻み続けるドラム、ベース。
 あのセンチメンタリズムの極み、タメにタメて崩れそうで崩れないピアノが登場する場面は、”New Beginning”、” Ida Lupino”、” Body Beautiful”あたり。
 なぜかいつものように大きくは崩れない端正な演奏。
 フリージャズ風の激しい演奏もありますが、Ornette Colemanのボサノバなども含めて軽快に爽やかにまとめた感じでしょうか。
 このシリーズの中では本作と“In Montreal” (Jul.6.1989) w. Egberto Gismontiがほどほど甘美で硬派ではないのかもしれません・・・ってどれだけ硬派な音楽やってるんでしょね。
‎ ”Quartet West” (1987)とか、いかにもハリウッドな甘さもいいのですがね。
 ハードボイルドなロマンチストの一作。




posted by H.A.