”The Montréal Tapes” (Jul.1.1989) Charlie Haden w. Geri Allen, Paul Motian

Charlie Haden (bass)
Geri Allen (piano) Paul Motian (drums)

Montreal Tapes
Charlie Haden
Polygram Records
1998-01-27


 Charlie Hadenのモントリオールのジャズフェスでのライブ録音。
 二日目は当時若手であったのであろうGeri Allenを迎えたピアノトリオ。
 最終日“The Montreal Tapes” (Jul.8.1989) Liberation Music Orchestraでも凄い演奏をしていましたが、この日もぶっ飛んだピアノ。
 冒頭のブルースからゴーン、ガーンの強打と軽やかな疾走の交錯。
 続くPaul Motian曲のいかついテーマを転がした後は一気に突っ走るピアノ。
 フリー色も入り混じりながら、どこまで加速するの?ってなすさまじい演奏。
 Paul BleyよりもKeith Jarrettよりも硬質で攻撃的な感じでしょうか。
 硬派で男前。
 若気の至りというか、新感覚というか。
 あの甘く哀しい“First Song”でようやく落ち着きますが、綿々としつつもこれまた強烈な疾走。
 オリジナル曲もこれまたいかついメロディとThelonious Monk的ゴツゴツ感と流麗さが交錯する演奏。
 終盤にかけてゴーン、ガーンがなくなり、柔らかな質感になりますが、どこに飛んでいくのか予想できない動きは変わりません。
 しばしば登場する流麗な上昇下降がとても心地よい音。
 硬質さと柔らかさが同居する質感、それら全部含めて硬派でハードボイルド。




posted by H.A.