“Dream Keeper” (1990) Charlie Haden, Liberation Music Orchestra

Charlie Haden (double bass)
Carla Bley (arranger, conductor)
Amina Claudine Myers (piano) Mick Goodrick (guitar) Paul Motian (drums) Don Alias (percussion)
Tom Harrell (trumpet, flugelhorn) Earl Gardner (trumpet) Dewey Redman (tenor saxophone) Joe Lovano, Branford Marsalis (tenor saxophone, flute) Ken McIntyre (alto saxophone) Ray Anderson (trombone) Sharon Freeman (French horn) Joseph Daley (tuba) Juan Lazaro Mendolas (wood flute, pan flute)
The Oakland Youth Chorus, Elizabeth Min (director) 

ドリーム・キーパー
チャーリー・ヘイデン・アンド・ザ・リベレイション・ミュージック・オーケストラ
ディスク・ユニオン
1990-10-25


 Charlie Haden、Liberation Music Orchestra での第三作。
 “The Montreal Tapes” (Jul.8.1989)のメンバーを中心としたスタジオ録音。
 大編成のホーン陣に加えてコーラス入り。
 本作も中南米、キューバ、南アフリカなどの社会問題をテーマとしているようです。
 件のスパニッシュ~南米エスニックな雰囲気は維持しつつ、ジャズな場面もたっぷり。
 冒頭は清廉なコーラスと重厚なベースが醸し出す敬虔な空気感から始まるタイトル曲。
そんなパートと件の戦場的マーチ、ラテンな流れ、強烈なジャズインプロビゼーションの交錯、15分を超えるドラマチックな展開。
 続くはキューバ、哀愁の名曲“Rabo De Nube"、意外にも軽めにサラリとした質感、ベタつかないまとめ方。
 南アフリカの国家はメロディのアンサンブルの後は怒涛の、でも端正なモードジャズ。
 哀愁のオリジナル曲”Sandino”もアップテンポでサラリとした仕上がり。
 締めはRay Andersonが朗々と歌い上げるゴスペルチックなバラード“Spiritual”。
 いろんなテイストが寄せ集まっていますが、前作までの空気感、Carla Bleyなムードを維持しつつ、スッキリとまとまった楽曲、アレンジ。
 お約束とも思えた激情フリーの場面が無くなったのも、時代の流れでしょうか。
 もちろん全編通じた哀し気な空気感はそのまま、クールなムードのLiberation Music Orchestra。




posted by H.A.