“Up for It” (Jul.2002) Keith Jarrett
Keith Jarrett (piano)
Gary Peacock (bass) Jack DeJohnette (drums)
Keith Jarrett Standars、2002年、フランスのジャズフェスティバルのステージ。
自信作だったのか、先に録音された“My Foolish Heart” (Jul.22.2001), “The Out-of-Towners” (Jul.28.2001)よりも先にリリース(2003年)された形。
他のアルバムで聞いことがあるような楽曲が並ぶ、ショーケースのようなステージ。
少々抑制気味の” If I Were A Bell”から始まり、徐々に熱を帯びテンションを上げていく演奏。
"Still Live" (Jul.1986)に凄い演奏が記録されている”My Funny Valentine”は同じ感じのイントロながら、早々にテーマが提示され、本演奏へ突入。
あの沈んだムード、何が始まるのか予想できないドキドキ感がよかったのに・・・なんてのは贅沢なのでしょう。
さて、お約束の楽曲変化(へんげ)は最後に収められた“Autumn Leaves / Up For It”。
静々と始まり、凄まじいピアノソロ、ドラムソロ、テーマ、アウトロと来て、気がつけばラテンとゴスペルが入り混じる熱狂の中でドカーンと盛り上がって幕。
よくできたステージ構成、やはりStandarsのショーケース。
だから“The Out-of-Towners”より先に世に出たのかな?
さてどうでしょう。
※別のステージから。
posted by H.A.