“No End” (1986) Keith Jarrett
Keith Jarrett (Electris Guitar, Fender Bass, Drums, Tabla, Voice, Percussion, Recoeder, Piano)
Keith Jarrettの不思議な多重録音、ソロ作品。
1986年の録音、2013年発表。
ピアノの登場する場面はわずか、いつものKeith Jarrettの音楽ではありません。
自身が弾くギターを中心としたサイケ色たっぷり、不思議な無国籍ジャズロック、全20編。
一時期のエレクリックMilesのようにインド的なエスニック色とフニャフニャグニャグニャしたエレキギター、ファンクなビートが交錯する、穏やかながらディープな音。
“In a Silent Way” (Feb.1969), “Big Fun” (Nov.1969-Jun.1972)の一部あたりのあの雰囲気。
1970年代ならいざ知らず、時代は1980年代。
公式作品ではクラシック色の強いソロ演奏と、ジャズジャズしたStandardsを展開していた時期。
頭の中ではこんな音も鳴っていたのか・・・と想像すると、意外というか、感心しきりというか、何と申しましょうか。
もしこれをあのMilesバンドのメンツとまで言わずとも、あの頃ECMレコードにいたメンバーあたりでやっていたら、大名作と崇め奉られていたかもしれませんね。
もしこれをあのMilesバンドのメンツとまで言わずとも、あの頃ECMレコードにいたメンバーあたりでやっていたら、大名作と崇め奉られていたかもしれませんね。
いや、ホントに。
それにしてもこの期(2013年)に世に出した意味合いやいかに?
※全く無関係ですが、古い演奏でも。もちろん全く違うテイスト。
posted by H.A.