“Gary Burton & Keith Jarrett" (Jul.1970) Gary Burton, Keith Jarrett
Gary Burton (Vibraphone, Vocals) Keith Jarrett (Piano, Vocals)
Sam Brown (Guitar) Steve Swallow (Bass) Bill Goodwin (Drums)
Gary Burton、Keith Jarrettの双頭リーダー作。
Keith Jarrettの曲が中心ですが、Gary Burtonな色合いが強いイメージ、彼のバンドに客演した形でしょうか。
フュージョンの萌芽、ジャズロックの色合いの強い演奏集。
ロックなビートに明るくポップな空気感。
ギターもサイケ色も混ざるロックな感じ。
それにKeith Jarrettな色合いであろう、フォークロック、あるいはゴスペルチックなテイスト、後の“Treasure Island” (Feb.1974)な感じも混ざりつつの新感覚なジャズロック。
そんな中で突っ走り、あちこちを飛び交い、ときにフリーに突っ込んでいくピアノがカッコいい。
が、決してそれに支配された感じにはならないGary Burtonサウンド。
もちろんヴィブラフォンが全編で漂い、突っ走り、全体の音のイメージはGary Burton的。
アルバム全体もさることながら、一曲の中でもGary Burton色とKeith Jarrett色がせめぎ合っていたりするのが何とも面白い。
さすが両者とも若くしてお互いに引けを取らないスタイリスト。
どっちにつけばいいのよ?なSam Brown・・・
さて、この二人の相性は良かったのでしょうか?
この後の共演は?
さて・・・?
posted by H.A.