“Gary Burton & Keith Jarrett" (Jul.1970) Gary Burton, Keith Jarrett

Gary Burton (Vibraphone, Vocals) Keith Jarrett (Piano, Vocals)
Sam Brown (Guitar) Steve Swallow (Bass) Bill Goodwin (Drums)

Gary Burton & Keith Jarrett
Keith Jarrett & Gary Burton
Imports
2012-05-29


 Gary Burton、Keith Jarrettの双頭リーダー作。
 Keith Jarrettの曲が中心ですが、Gary Burtonな色合いが強いイメージ、彼のバンドに客演した形でしょうか。
 フュージョンの萌芽、ジャズロックの色合いの強い演奏集。
 ロックなビートに明るくポップな空気感。
 ギターもサイケ色も混ざるロックな感じ。
 それにKeith Jarrettな色合いであろう、フォークロック、あるいはゴスペルチックなテイスト、後の“Treasure Island” (Feb.1974)な感じも混ざりつつの新感覚なジャズロック。
 そんな中で突っ走り、あちこちを飛び交い、ときにフリーに突っ込んでいくピアノがカッコいい。
 が、決してそれに支配された感じにはならないGary Burtonサウンド。
 もちろんヴィブラフォンが全編で漂い、突っ走り、全体の音のイメージはGary Burton的。
 アルバム全体もさることながら、一曲の中でもGary Burton色とKeith Jarrett色がせめぎ合っていたりするのが何とも面白い。
 さすが両者とも若くしてお互いに引けを取らないスタイリスト。
 どっちにつけばいいのよ?なSam Brown・・・
 さて、この二人の相性は良かったのでしょうか?
 この後の共演は?
 さて・・・?




posted by H.A.