“Good King Bad” (1975) George Benson

George Benson (guitar, vocals)
Eric Gale (guitar) Don Grolnick (clavinet) Bobby Lyle, Roland Hanna, Ronnie Foster (keyboards) David Friedman (vibraphone) Gary King (bass) Andy Newmark, Steve Gadd, Dennis Davis (drums) Sue Evans (percussion)
Joe Farrell, Romeo Penque, David Tofani (flute) Randy Brecker (trumpet) Fred Wesley (trombone) David Sanborn (alto saxophone) Michael Brecker, Frank Vicari (tenor saxophone) Ronnie Cuber (baritone saxophone) and Strings



 George Benson、1975年作、ジャズフュージョン作品、CTIから。
 モダンジャズはもとより、1970年代ジャズな感じもなくなり、すっかりジャズフュージョン、あるいはクロスオーバーなサウンド。
 David Matthewsを中心としたポップでメロウなメロディに、バウンドする8あるいは16ビート。
 エレピはもちろん、ホーン、ストリングスのアンサンブルに彩られたゴージャズなサウンド、キッチリと計算し尽くされたのであろう凝った編曲。
 前作“Bad Benson” (1974)よりも抑えられたオーケストラ、次作あの“Breezin'” (1976)よりもちょっと強めのビートと音。
 洗練されています。
 そんな中で、ギターのインプロビゼーションのスペースもたっぷり。
 従来の高速弾きまくりジャズギターだけではなくて、オクターブ奏法をひねったような不思議な音使いの場面がたっぷり。
 ここまでくると、あの“Breezin'” (1976)に入っていても違和感のない演奏、AORインスツルメンタルな感じの演奏が並びます。
 それでもまだアーシーな感じも少しだけ残っていますかね?
 そんなバランスがいい感じ。
 なお、ボーナストラックとしてSam & Daveの“Hold On, I'm Coming”なんて収められていて、しっかり歌っていらっしゃいます。
 これまたクロスオーバーなソウル。
 全部含めて、クロスオーバー黎明期を抜けたかな?、な洗練されたサウンド。




posted by H.A.