“Body Talk” (1973) George Benson
George Benson (guitar)
Earl Klugh (guitar) Harold Mabern (electric piano) Ron Carter (bass) Gary King (electric bass) Jack DeJohnette (drums) Mobutu (congas)
Gerald Chamberlain, Dick Griffin (trombone) Jon Faddis, John Gatchell, Waymon Reed (trumpet) Frank Foster (tenor saxophone)
George Benson、1973年作のジャズフュージョン、CTIから。
前作“White Rabbit” (1972)から一転、再びコンボを中心とした編成。
そちらとはまた違った形で脱ジャズした音。
4ビートではない、8、16ビートのファンクで弾むリズム。
Donny Hathaway一曲、他はリフ一発、とまではいかないものの、シンプルでソウルなテイスト。
前々作“Beyond the Blue Horizon” (1971)に管楽器が加わる形ですが、それらはあくまで彩りとしての音。
本作の方がシンプル、ジャズではなくソフトソウルな音。
図らずとも身体が揺れる軽快に弾むビート。
そんな音に乗って疾走しまくるジャズギター。
強烈なインプロビゼーションを中心とした演奏ですが、汗が飛び散らないソフトなソウルのジャズファンク。
このあたりの一連のCTI作品、少しずつ色合いが違っていて、それが面白い。
本作は、1970年代ジャズ以上、フュージョン未満、軽快なソウル~ファンクで弾きまくるGeorge Bensonの一作。
posted by H.A.