“Live On Air 1972 London & Bremen” (1972) Jeff Beck Group
Jeff Beck (Guitar)
Max Middleton (Piano) Clive Chaman (Bass) Cozy Powell (Drums)
Bob Tench (Vocals)
Jeff Beck、いわゆる二期Jeff Beck Groupのライブ音源。
“Jeff Beck Group” (1971)の発表の後のラジオ番組の音源のようです。
ブートレッグで出回っていたものなのだと思いますが、リマスターされ再発。
ファンキーでソウルなロック。
黒っぽくてかつ繊細なボーカル、弾みまくるソウルなベース。
スタジオ録音諸作よりもちょっとビートが重めで、ギターはド派手で攻撃的、全部合わせてハードな感じですかね。
生の姿はやはりブリティッシュロックかあ・・・って感じもするのですが、エレピが聞こえてくるとちょっと軽快に、さらに沈んだムードになって、後の“Blow by Blow” (1975)に繋がっていく感じ。
後のアシッドジャズやブリティッシュファンクにも繋がる、なんて強弁する気はありませんが、イギリスのソウル~ファンクってどこか繊細な感じがして、それがカッコいい。
新作“Jeff Beck Group” (1971)の曲を中心に前作“Rough and Ready” (1971)からも何曲か。
“Ice Cream Cakes”で始まり、涙ちょちょ切れ “Definitely Maybe”などなど、ボーナステイクで“Situation”、“Got the Feeling”・・・、なんと懐かしい。
このバンドが長く続けばよかったのに、と思うのではありますが、ま、後にさらに軽快でファンキーな名作“Blow by Blow” (1975)があるので贅沢は言えませんか。
posted by H.A.